さぬき市の冬の特産品といえば、海は「牡蠣」山は「自然薯」!!!
自然薯生産地のさぬき市大川町南川では
なが〜く、ねば〜く、おいしい自然薯が今年も採れてまーーす♪
南川自然薯研究会のお父さんに聞く2016年の自然薯のお味と
2016年12月4日(日)開催の「じねんじょ収獲感謝祭」をご紹介します♪
さぬき市大川町の山側エリア「南川」では、冬の特産品「自然薯」を生産しています。
道の両はたに茶黄色のツルの屋根を見かけたら…それは自然薯田。
自然薯は日本古来の地芋で、育てるのは難しいとされてきましたが
南川では昭和62年から寒暖の差が激しく、水はけのよい土地の特性を活かして毎年美味しい自然薯を生産しています。
種芋を植えて2年。
待ち遠しい初掘りが2016年11月22日に近藤文雄さんの自然薯田で開催されました。
南川の自然薯農家の「南川自然薯研究会」の皆さんも全員集合!
今年は栽培農家15名による11000本の作付を行いましたが
夏の間に雨がふらず、9月になって一気に雨が降ったことで肥料が効き過ぎるという現象が。
野菜の不作もあり、自然薯の生育も心配されていました。
南川ではパイプに赤土を入れ、その中に種芋を入れて2年育てます。
なので自然薯掘りはまずパイプを掘り出すことからスタート。
こうやってパイプをめくって、まっすぐのびる自然薯が見えた時はホッと一安心。
うまくいかないと、ヘビがとぐろを巻いたようなウネウネの自然薯ができてしまいます。
自然薯は重さ、表面の美しさで等級が決まります。
近藤さんの自然薯は重さもしっかりあり、表面にでこぼこがなく最高等級!
初掘りの後は南川自然薯研究会のみんなでお昼ごはん。
南川自然薯研究会のお母さんたちが自然薯を使ったいろんな料理を披露してくださいました。
・むかごの炊き込みご飯
・自然薯の酢の物
・自然薯のピリ辛炒め
・自然薯のいがぐり揚げ
生だと粘りけがあり、甘い味わい。
火を通すとほっくり美味しくなる自然薯。
特に「自然薯のいがぐり揚げ」は香川県産の野菜、じゃこ、そうめんを使ったアイデア料理!
自然薯を茹でてつぶし、じゃこや野菜を混ぜて丸め、素麺をまぶして揚げただけ。
おもてなし料理にもピッタリです♪
この日は若手の農家さんもベテラン農家さんと一緒にごはんを食べ、お酒を飲みます。
南川自然薯研究会のホープ、20代の若手農家お二人もいらっしゃいました!
写真は自然薯が斜めにパイプに入って植わってるんだよ〜のジェスチャー(笑)
(自然薯農家の半田さん:写真右)
「自然薯栽培はやっぱり大変ですし、イノシシとの戦いです。
昨年はイノシシにほとんどやられてしまって、農家のみなさんに種芋を分けてもらいましたが
その分植える時期も遅くなって、難しい一年になりました。
やっぱり30年間作り続ける先輩の立派な自然薯は素晴らしいです!」
(自然薯農家の小倉さん:写真左)
「今年植えた200本のうち、150本をイノシシに食べられてしまったんです!
稲刈りで気を抜いていたら…あっという間に(泣)
悔しいので狩猟免許をとりましたよ!!」
食べると一瞬ですが、育てるのは本当に大変…
今年もじっくり味わっていただこうと思いました!!
南川自然薯研究会のみなさんが収穫された自然薯は12月中旬ごろまで、南川自然の家にて販売中。
むかごもありますので、お好きな方はご一緒にぜひどうぞ♪
もちろん全国発送もしてくれます。
2016年12月4日(日)には南川自然の家で「じねんじょ収穫感謝祭」が開催!
自然薯、むかごがいつもよりオトクに購入できるほか、地元の人たちが作るむかごめし、自然薯うどん(自然薯を輪切りにしたものを添えたうどん)
大判焼き、餅、珈琲、焼きそばなどが販売されますよ♪
毎年お会いする南川のお父さん、お母さんたちですが、いつも元気いっぱい風邪知らず。
南川のパワーの源「自然薯」で今年の冬を元気に乗り切りましょう!
【関連記事】