2017年1月15日、小正月。
さぬき市鴨部の米麦農家「農業工房かべっこ」で
新春の餅つき大会が行われました。
自家栽培のもち米を子供から大人までがぺったんぺったん。
もち麦入りのお餅に、さぬきの白味噌餡餅雑煮、いちご大福、善哉にみかん餅?!
小正月ならではの「餅花」も作って新春の祈願。
大寒波の中、農業者との温かい時間を過ごしてきました。
さぬき市鴨部にある「農業工房かべっこ」さんはお米や麦を育てる農家さん。
(先日はもち麦の芽の成長取材もさせてもらいました)
米麦の生産だけでなく、春と秋には野菜ソムリエの須賀ひとみさんと一緒に
消費者である我々を対象にした田植え、稲刈り体験も開催されています。
2017年はかべっこにて初の「餅つき大会」を開催。
かべっこが作ったもち米11kgをみんなでお餅にするべく、ついてついてつきまくります!!
蒸したもち米が冷えないうちに一家の大黒柱が代わる代わるペッタンペッタン。
いい感じに仕上がってきたら〜
子供たちの出番です!
子供用の小さな杵でぺたんぺたん。
初めて杵を持つ子供たちも大人が見守る中、餅つきの感触を楽しんでいました。
かべっこイベントでお馴染みの野菜ソムリエ須賀ひとみさんも2017年初つき!
さすがの力強さ!
出来上がったお餅はすぐにみんなで丸めます。
あんこを入れたりいちごを入れたりしてアレンジ♪
子供たちに大人気だったのはあんこ&いちごを入れた「いちご大福」!
香川県産の新鮮なさぬきひめをくるんで…すぐ口にぱくっ!と入れる子供たち。
できたてホカホカ、「美味しい〜〜!」があちこちで聞こえてきました。
かべっこさんが用意してくださったお雑煮と善哉でつきたて餅を食べることもできました。
大人に人気だったのは讃岐のお正月の味「白味噌餡餅雑煮」
さぬき市の多くの家でも白味噌仕立て、大根、人参を入れたお汁に丸餡餅をいれて頂きます。
この日はさぬき市造田にある「松原商店」の白味噌。
こんな大きな白味噌を初めて見ました〜!
できたての餡餅を白味噌汁に入れて…
これこれ!この味〜〜〜! あま・しょっぱの繰り返し!
いくらでも餡餅が食べられて危険すぎます!!
ふた臼目からはもち麦をありえないほど入れた「もち麦餅」!!!
かなり入っていますが、力強くつくからか、プチプチ感はごはんに混ぜて炊くほどはなく、柔らかい状態。
食物繊維の多いもち麦だから、お餅と一緒に食べると消化が良くなりそう♪
もち麦餅×さぬき市津田の「白下糖」!
これはさぬき市津田町のみなさんがおすすめするつきたて餅の食べ方。
精製する前の砂糖であり、サトウキビの絞り汁を煮詰めただけの純粋なお砂糖「白下糖」
黒糖ほどのエッジはなく、柔らかくてコクがあり、お餅にもあうあう〜〜!!!
白下糖×醤油の「砂糖醤油餅」は特に人気でした!
どんどん続く、かべっこ餅つき大会の「おもしろ餅」〜!
次はオレンジ色だあ〜〜〜〜!!!ナニコレ〜〜〜!!!
こちらは乾燥させたミカンを混ぜ込んだ「みかん餅」
柑橘の爽やか〜な香りと、綺麗なオレンジ色で食欲復活!!
あんこを入れて、グリルで焼いた「焼きみかん餡餅」も美味でした。
意外にミカンにあんこ、合うのね……
続いては讃岐ののし餅でもおなじみの「海老餅」!
綺麗なピンク色で縁起よし。
この海老餅を丸める頃にはみんなのお腹も海老のようにまあるくなりにけり(笑)
お腹がいっぱいになった子供たちに「かべっこ」の六車さんが用意してくださったのが「餅花」
小正月にヤナギなどの木に小さく丸めた餅や団子をさして飾るもので、一年の五穀豊穣を祈願するものとされています。
最近見なくなった「餅花」をとあるところで飾ってあるのを見つけ、この日のためにと木を準備されていました。
みんなの願いがこもった紅白の餅花が咲いた「かべっこ」
ことしも美味しいお米、美味しい麦がたくさんできますように♪
最後は若手農業者3者による餅つき&野菜ソムリエ須賀さんの杵とり。
普段からしっかり繋がっている仲間だからこそ、4人の息もピッタリ!
なんともおめでたい一年のスタートです♪
数年に一度の大寒波と言われる日、雪も少しちらつきましたが
みんな元気に餅つきができ、お腹も心もぽっかぽかになりました。
今年も「かべっこ」にたくさんの笑顔が集まる予感!
また1年、追いかけて行きたいと思いま〜す!