2017年1月19日(木)、さぬき市志度の平賀源内記念館にて
源内先生の日本遺産登録を目指す勉強会
「日本遺産の可能性と期待 〜平賀源内先生と日本遺産〜」
が行われました!
源内先生を日本遺産に!?
(公社)日本観光振興協会・総合研究所特別研究員の丁野 朗さんをお招きし、
その可能性を探ってみました!
日本遺産というのは文化庁が認定するもので、平成28年度までに37件が認定されています。
日本遺産について【文化庁HPへジャンプ】
まずは丁野 朗さんの日本遺産の後援から会はスタートしました。
丁野さんは日本遺産の審査委員会の委員もつとめられている方で
日本の観光について第一線で活躍をされています。
なんとハッピーマンデーの提唱者でもあるんだとか!
日本遺産を簡単に説明すると、
地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語るストーリーがある文化財群のこと。
建物のような有形文化財、お祭りのような無形文化財…日本にはその地域にしかない文化財がたくさんあります。
そんな文化財とそれを育んできた地域との関わり方を魅力的に見せ、
世界の人たちに
観光に来ていただけるような活用ができる発信力、
そして、日本遺産を生かした地域づくりの将来像と
それを実現させるための具体的な方策が
とられているものだけが認定を受けることができます。
海外からの観光客が年々増えつつある日本で、
日本らしくて世界から魅力的にうつる観光資源を増やしていきたいという狙いもあるんです。
日本遺産と聞くと、世界遺産のことを思い出しがちですが
世界遺産は文化財を「保全」するために認定するもので
日本遺産は文化財を「活用」するために認定するもの
という大きな違いがあるんですよ。
また人物でも日本遺産になれるの?と思われた方もいるかもしれませんが、
今までも織田信長や推古天皇、伊達政宗など人物に光を当てた日本遺産はすでに認定されています。
日本遺産認定になるうえでまず大切なことは「物語」を描けるかどうかだと丁野さんは話します。
観光は物語消費であり、物語ようなバックグラウンドがないと人は観光地へ来てくれません。
では、源内先生ならどんな目線から観光資源を生かした物語が作れるか?
講演後、今回の会を主催した源内の改革プロジェクト歴伝奉行のメンバーと意見を出し合いました。
熱の入った意見が次々と出てきて、皆さんの日本遺産への本気度がビシバシと伝わってきました。
最後に丁野さんにお話しをお聞きました。
今日のお話しされて皆さんと意見を言い合いました。丁野さんは今日のそんな様子をどのように感じましたか。
「源内先生にお詳しい方ばかりということもあって皆さん本当によく勉強されていらっしゃる、そんな皆さんのアイデアを形にしていく、制約もあるなかで実現させていくというステップにつながっていけばとおもいました」
丁野さんから見て、平賀源内先生が日本遺産になれる可能性を感じることできましたか?
「どういう切り取り方をするか、戦略的なことも含めて考えることが必要だなと思います。源内先生は色々な事業に関わっていて、それをどう物語として編集していくかが大切ですね。
ただ、今までの日本遺産で源内先生のような切り口のようなものはないので、もし実現できれば斬新なものになると感じました。人物を主体にした日本遺産を参考にしつつ、日本遺産として人物像をどう描いているか学んでいただければいいのかなと思います」
平賀源内先生が日本遺産されれば、さぬき市がもっと面白いことになりそうですよね!
今後の展開が楽しみです!
さぬき市 源内の改革プロジェクト