まず案内したのは、第86番札所の志度寺。
まず足を止めたのは、志度寺仁王門でした。
こちらには立派な仁王像がどーんと存在感を示しています。
堀尾さん「この仁王像は運慶の習作だという説もあるんです」
運慶といえば東大寺南大門の金剛力士像を作った彫刻師として有名ですね!
「戦国時代、長宗我部軍が志度寺を焼き討ちしようとやってきましたが、
この仁王像から後光がさしていて、それに驚いて馬が足を止めてしまったとういう逸話が残っています。
それくらい立派に見えたんでしょうね」
ちなみに長宗我部元親は志度寺焼き討ちをやめ、そのまま志度寺が気に入ってしまい、
志度寺にあった仏像を高知にもってかえってしまったそうです(笑)
つづいて訪れたのが閻魔堂と奪衣婆堂です。
志度寺はかつてはあの世にもっとも近い場所と考えられ、
この世とあの世を渡る場所『死渡寺』と呼ばれていました。
ですので、このように死後の世界を現した施設が多いんです。
閻魔堂には閻魔様の像が、奪衣婆堂には奪衣婆の像が飾られています。
閻魔像は志度寺の本尊・十一面観音と同じく十一面の顔がついていました。
閻魔様といえば怖いイメージがありますが、思った以上に優しい顔で安心しました。
奪衣婆堂の奪衣婆像ものぞき込んで見てみましたが、そちらはすごく怖い顔でした(笑)
一説では奪衣婆は閻魔の妻と言われているそうです…きっと鬼嫁だったんだろうな。。
本堂のお参りをすましたあと、訪れたのは海女の墓。
志度寺の有名な伝説、『海女の玉取伝説』に登場する海女を弔ったとされるお墓です。
(上の写真は海女と子供の房前を熱演するFM高知の谷本さんと、FM香川の市川さん)
海女と藤原不比等の悲恋、そして母の子を思う気持ち…
詩人でもある吉田さんにはとてもそのストーリーが響いたようでした。つづいて訪れたのは第87番札所の長尾寺です。
こちらの長尾寺にも、海女の玉取伝説に負けない悲恋のストーリーがあった場所。
長尾寺は源義経の妾であった静御前が出家をし、尼になった場所とされています。
境内には今も静御前剃髪塚が残っています。
義経と義経との子を殺され、失意のうちに長尾寺にやってきた静御前。
彼女の気持ちに思いを馳せる私たちなのでした‥・。
さて、ここまでが先週までの話!
今週の放送は、さぬき市編の最終回が予定されています!
訪れたのはここ!平賀源内記念館です!
平賀源内記念館の館長である砂山さんと、平賀源内先生について語り合います。
エレキテル体験をする吉田さん。
平賀源内先生の生き方に触れて、吉田さんが感じた語録(MESSAGE)とは…。
この語録が素晴らしかったので、皆さんに是非とも聞いていただきたいです!!
FM香川では2月26日(日)18:30〜18:55平賀源内記念館編、放送予定!
是非お聞きしてください!
その他の放送日程は
『吉田類の類語録』公式ブログをご参照ください。
過去の放送も聞くことができますよ!
長尾寺
香川県さぬき市長尾西653【地図】
平賀源内記念館
香川県さぬき市志度587-1【地図】