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あそたつ、久しぶりの学校訪問〜!
さぬき市志度にある「香川県立志度高校」にやってきました。
商業科3年生が研究課題授業として、自分たちで作る街の情報誌「SHIDOTEEN」を発行しました!
一体どんな誌面になっているのか…編集部の7名に突撃〜〜!!!
※音声で聞きたい方は、上のバナーをクリックしてね♪
志度高校では商業科3年生になると選択授業のひとつとして「地域商業研究」という地域活性化をテーマにした授業があります。
これまでも志度の和菓子店「風月堂」とコラボして地域の食材を使ったお菓子を作ったり、さぬき市長尾の竹細工を習得して展示したり、毎年テーマは変わります。
2017年度は7名のメンバーによって「地域活性化のためのまちの情報誌づくり」が行われ、2017年1月に「SHIDOTEEN」という本が発行されました!
「SHIDOTEEN(シドティーン)」というタイトルは、10代の志度高生が作りました!という意味をこめて。
メンバー全員でのタイトル決めだけでも相当時間がかかったようです!
持ちやすさ、可愛らしさを重視してのA5サイズ、フルカラー。
さぬき市志度、三木町のお店、企業情報が14件入った64ページ。読み応えたっぷりです!
「SHIDOTEEN」編集チームのメンバーはこちらの7名。
昨年度の課題研究で先生の紹介本を発行した先輩がいたことをきっかけに、今年は街の本を作ってみようという話になりました。
【SHIDOTEENができるまで】
まずは街の地図や観光ガイドマップを見ながら、志度周辺を散策。
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取材する店舗、企業をピックアップ。
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自分たちで電話をかけて取材アポイントを取り、質問事項を考える。
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2人1組で取材。聞き取り&デジカメでの写真撮影。
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取材したことを記事に書き上げて、写真と文章のレイアウトを組み立て。
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みんなで校正して印刷所に入稿
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完成〜〜〜〜!
この流れ、プロの編集者やライターさんの仕事と全く同じでびっくりしました!
掲載店舗、企業は以下の14件。
- 焙煎元和樂
- 風月堂
- ベーカリーflag
- Cafe茶蔵
- Ainaふろーりあん
- 三原飴店
- Zazu plantes et cafe
- 有限会社 東讃印刷所
- 山西商店(志度桐下駄)
- 株式会社 日根(うどん)
- 株式会社 日栄産業(手袋)
- 伸興電線株式会社(ケーブル)
- 日本興業株式会社(環境資材)
- 株式会社 マルシン(お土産物)
取材した記事は個人それぞれがレイアウトを組んで文章を書くため、ページごとに個性が出ていて非常に面白い誌面に!
写真の見せ方やどんなコピーをどこに入れるか、彼らなりの工夫が見受けられます。
しっかり取材しているから、記事も濃いものが出来上がっています。
いろんな雑誌を読み、居残りしながら記事を書いたそうですが、
彼ら自身が持っている文章のセンスも素晴らしいと思いました!
本ができあがって笑顔一杯!
でも制作中はいろんな悩みや苦労があったようです。
特に大変だったこととして、取材先とのコミュニケーションをあげる人が多数!
(志度高生)
「アポイントの電話をする時から言葉遣いを怒られたりして、社会の厳しさを感じました」
「たくさん質問を用意して取材に行ったのに、思っていたよりも答えが短く、早く終わってしまって焦った〜」
「店舗と企業では考える質問も変わってくるので、すごく考えました」
「取材に行く前に取材先のことを調べていくんですが、行ってみて『調べきれてなかった!』と反省…」
「お土産物を作っている企業に訪問したときにお菓子でお接待され、どうしていいかわからなかった〜!!」
苦労があった分、冊子として完成した姿を見た時には嬉しかったそう!
(SHIDOTEEN 男子チームの感想)
「取材時のコミュニケーションは大変だったけど…志度の地域にもこんなにいいところがあるんだとわかりました!」
「7人とも良いメンバーだったので辛いことも乗り越えられました。
取材先の方に『楽しみにしてるからね』と言われて、それに応えることができて良かったです」
「アポイントをとって、放課後に取材に行くのが少しめんどくさいなと思ったこともありましたし、
取材が上手くいかなくて嫌になったこともありました。
でも人と接するのが好きなので、だんだんと楽しくなって…
あまり興味がなかった街のことを知ることができて良かったです」
(SHIDOTEEN 女子チームの感想)
「この雑誌をなんで作ることになったのかを忘れそうになるくらいだったけど、完成した時に地域の人が楽しみにしてくれていたことがわかって嬉しかったです。地域活性化になったなあと思う!」
「地元にある知っているお店も取材してみて初めてわかることがあってびっくりしました!」
「高校生としてなかなか経験できないことが出来てよかったです。社会人としての言葉遣いも学ぶことができました〜!」
「完成した雑誌をお店に持って行った時『ありがとう』と言ってもらえて、作って良かったと思いました」
取材を受けた店舗の1件、志度高近くにある「焙煎元和樂」さんでは、完成した「SHIDOTEEN」を店内で読むことが出来ます。(※配布はしていません)
(焙煎元和樂の松浦さん)
「高校生がここまでのものを作るとは思っていなくて、驚きました!
アポイントや取材で礼儀を学んで、大変だったと思うけど…
和樂の思いをしっかり形にしてくれてありがたいです。」
放送でもインタビューに答えてもらった「SHIDOTEEN」編集長の山下詩園さん(写真右)とライターの榎内悠人さん(写真左)
なかなか体験できないことがいっぱいあったので、後輩にも雑誌づくりを体験してもらいたい!とお話してくださいました。
高校生の目線での「地域再発見」がたくさん詰まった「SHIDOTEEN」
普段、取材をしている私もたくさんの発見がありました!
ぜひ見つけたら中を開いてじっくり読んでみてくださいね♪
※「SHIDOTEEN」は発行部数が少ないため一般への配布は行っていません。
取材先の店舗や志度高校校内のみの配布、展示となっています。
【SHIDOTEEN】
作成/香川県立志度高校
作成者/平成28年度志度高校商業科3年 地域商業研究U 選択者7名
お問い合わせ先/087−894−1101(志度高校)
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