いよいよ明日からゴールデンウィーク前半がスタート!
アウトドアもいいけれど、香川の伝統、文化に触れられるこんな体験はいかが?
2017年4月29日(土)、30日(日)
高松市玉藻公園内披雲閣にて
『第三回 あ・うんの数寄 若人茶会と讃岐もの』が開催されます。
中條文化振興財団主催の、若い世代のしつらえるお茶席と香川の伝統文化、日本の伝統文化が楽しめるイベント。
さぬき市からは神前小学校の子供たちによるお茶席も登場します!
さらに、昭和21年創業のさぬき市長尾の漆器店「川口屋漆器店」が
珍しい漆塗りの鉛筆研ぎワークショップを行います♪
どんな体験ができるのか、「川口屋漆器店」佐々木敏晴さんに教えて頂きました!
さぬき市長尾西にある「川口屋漆器店」は昭和21年から続くさぬき市唯一の漆器工房。
伝統的な漆器から、現代の食卓に並べたいモダンな色漆の漆器まで、ベテランの職人さんが様々なアイテムを手がけています。
『かがわ県産品コンクール』を受賞した作品もいくつかあるんですよ♪
この週末は、高松市玉藻公園披雲閣で開催される「第三回あ・うんの数寄 若人茶会と讃岐もの」に出店(4月30日のみ)。
伝統工芸である漆を手軽に体験してもらおうと、「漆塗り鉛筆の研ぎ」ワークショップが行われます。
今回は赤漆を塗り重ねた「後藤塗」の鉛筆を使います。
鉛筆に漆を塗るには行程がいくつかあって、上の写真右から左にかけて、漆を重ね塗りしたものを研いでいきます。
一番右から、木地のままの鉛筆、下地を塗ったもの、赤漆を塗ったもの、「消合(しゅわい)」という漆を塗ったもの。
塗った漆は乾いているのでかぶれることはないそうですが、気になる方には手袋も用意してくださいます。
研ぐ道具は「木炭」と「紙やすり」。
木炭はバーベキューなどで使うものとは全く違う、油桐の木。
繊維が細かくて柔らかい漆専用の炭で、全国の漆職人さんが使用しているものと同じです。
鉛筆の平らな面に指をあて、でこぼこしているところを研ぎます。
力は程よく入れて。
時折炭や鉛筆を水で濡らしながら作業すると表面がよく見えるのだそう。
下に塗った漆の色がちらっとみえてきました!
特に角に赤が浮き出やすく、なんとも上品な鉛筆が完成。
表面をランダムに研いで、着物の絣のような模様をつけてオリジナルの鉛筆を作るのもOKです!
私も体験させてもらいましたが、力の入れ具合がとても難しかったです。
ただ、下に塗った色が出てきた時にはテンションアップ!
自分の手で、伝統工芸品を作ってる!という嬉しさがこみ上げてきますよー!
研ぎ終われば一度工房に持ち帰り、ツヤ出し用の漆を塗って、キャップをつけ、参加した方のもとへ配送してくれます。
販売するとなると1本1500円はしちゃうという「漆の鉛筆」
ワークショップは参加費材料費込み1000円、10分ほどで体験できますのでオトクで手軽ですよ〜。
(川口屋漆器店 佐々木敏晴さん)
「今年初めてこのイベントに参加しますが、目新しい素材の行程を体験して、自分好みの柄を作って欲しいと思います。
コツは表面に浮き出たでこぼこを見つけて削ること。
ぜひ楽しんでください。」
当日は川口屋漆器店の漆器販売もあり。
また、他の伝統工芸品のワークショップ(盆栽づくり、布ぞうり作り、鬼瓦色付け、張り子虎の絵付けなど)
小中高生によるお茶席もあります。
いろいろ廻って楽しみましょう♪
↑ クリックするとpdfが開きます。
【第三回 あ・うんの数寄 若人茶会と讃岐もの】
開催日/2017年4月29日(土)、30日(日)
開催時間/9:00〜15:00(受付終了)
場所/玉藻公園 披雲閣【地図】
参加費/茶会参加会費 一般2000円、高校生以下1000円(チケットは各日1枚ずつ必要、ワークショップは別料金)
お問合せ先/087−826−3355(公益財団法人 中條文化振興財団)
詳しくは中條文化振興財団のホームページで!→こちら
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【川口屋漆器店 今後のイベント参加スケジュール】
- 2017年5月3日〜9日 高松市「栗林公園 栗林庵」にて特設コーナーでの販売
- 2017年5月19日〜 高松市サンメッセ「香川県 漆器と家具の販売会」