2017年08月30日

夢を乗せて舞い上がる…「平賀源内空飛ぶランタン」実験中!@志度

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夏休み、自由研究でいろんな実験に取り組んだ思い出がある方が多いのではないでしょうか?
さぬき市志度の徳島文理大学で開催されている「平賀源内先生こども科学教室」でも、今年度中に開催されるお祭りに向けて、大人たちが日々実験を繰り返しています。

さぬき市志度出身の江戸時代の奇才 平賀源内が熱気球のしくみを応用して作った「ランタン」を飛ばす「平賀源内空飛ぶランタン祭」の実現に向けて…
2017年8月下旬には3回めの実験が行われました。

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果たして源内が考えたランタンを形にしたら…空を飛ぶのか!?
ドキドキのランタン飛行実験に密着!


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さぬき市志度にある「徳島文理大学」では、毎年さぬき市の小学校3年生以上、約40名を対象に「平賀源内先生こども科学教室」を年間7回にわたって開催。
ペットボトルロケット、ゴム動力カー、紙飛行機実験など、身近な素材でできる身近な実験に毎回子供たちが夢中になっています。


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さて、夏休みの平日。
「平賀源内先生こども科学教室」のとある企画に向けて、徳島文理大学理工学部 電子情報工学科では作業が進んでいました。

科学教室担当で理工学部電子情報工学科の森本先生や平賀源内顕正会、さぬき市地域おこし協力隊の源内PR担当 石原さん達がなにやら大きな紙や木を切って貼って、というアナログな作業。
これを四面&天井を貼りあわせて組み立てると…

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大人の等身大の大きな提灯のようなものが出来上がります!
これが、平賀源内が秋田に伝えたという「紙風船
底だけ紙が貼っていない角柱で、中に熱源を入れれば、空に浮かぶランタンになります!
(ディズニー映画「ラプンツェル」のランタン祭りの景色を思い出してくださいね♪)

「平賀源内先生こども科学教室」10周年記念として、このランタンをみんなで作って飛ばそう!というビックリ企画を考えているそう!

【平賀源内とランタン】
江戸時代、平賀源内が秋田藩h銅山の技術指導に訪れた際、熱気球の原理を応用した遊びとして「ランタン」を伝えました。
秋田ではいまでもそのランタン(高さ2〜6m!)に願い事や錦絵を描き、100個ほどを夜空に飛ばすお祭り「上桧木内の紙風船上げ」が行われているそうです。

こども科学教室でも香川での開催にむけて、秋田に訪れて紙風船のしくみや安全対策を学んだり、夏前からランタンの制作と実験を繰り返しているそうです。

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すでに2回の飛行実験を終えたランタン。
前回まで素材に和紙を使い、熱源に蝋の火を使ったところ、どうにも和紙が重くて滞空時間が短くなってしまったそう。
3回めの今回は、素材をぐんと軽くて薄いパラフィン紙にして耐火スプレーをかけることに。

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熱源は固形燃料と灯油の2パターンで実験を行います。
固形燃料は旅館の晩ごはんで見かける鍋用のもの。
こんな小さな熱源で、あの大きな紙風船が空に飛ぶのか…飛行実験が楽しみです!

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耐火スプレーの効果実験も行い、燃えにくいことが実証されました!
ただ、紙が湿気を含むと重たくなるので、スプレーの水分が乾くまでに時間がかかるのがこれまた忍耐…
ランタンづくりは午後いっぱい続きました!


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日が暮れてからいよいよ飛行実験のスタート!
広いグラウンドにて消火設備も整えて行います。
今回用意したのは、高さ2mほどのランタンと高さ1メートルほどのランタン。

まずは小さいランタンに固形燃料を括りつけて実験スタート。
全体量が重くならないように、細い針金で熱源を括りつけ、さらに細い釣り糸2本をガイド用に括りつけます。

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固形燃料の熱源だけでは熱量が足りないので、ガスバーナーの力を借りてランタン内の温度を高めていきます。

ところが!!

夏の夜の香川県の湿気を紙が吸い取ってしまっていて、思ったよりも本体が重くなってしまっていました!

源内がランタンを伝えた秋田では、毎年2月に雪の積もる中「ランタン祭り」が開催されていますが、寒くて乾燥しているからこそ高く飛ぶとも言われています。
夏の飛行実験はある意味難易度が高かった…!!!

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バーナーでは火力が足らないことがわかり、急遽灯油の熱源でフォロー。
あっという間にランタンが膨らんで来ました!

「もう手を離してもいけそう?」
「いや、まだ早い!」
といった会話をしながら、ランタンを手放す時を見定めます。

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「いけるいける!!」
という言葉を合図に離陸!

ふわり、ランタンが浮かび上がりました!!!
風に乗ってゆらゆら。
1つのランタンが暗闇に浮かぶ姿は本当に幻想的です。

ただし小さいランタンだと、それだけ熱量を貯めこむ空間が少ないため、やはり飛距離は伸びず…
続けて大きいランタンの実験をスタート!

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高さ2mもあるランタンには「竜の如く」の文字が。
こども科学教室では実際に子どもたちの名前や夢も書き込んで飛ばすようです♪

大きいランタンには灯油を染み込ませたタオルの熱源と、ガスバーナーのフォローで熱を貯めこんでいきます。
固形燃料よりも遥かに燃える灯油があっという間にランタンをパンパンに膨らませました!!

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「あっ、いけそういけそう」
「いけるいける」

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あっという間にランタンは手から離れて空へふわり!
かなり高いところまで浮かび上がりました。
まさに「竜の如く」!!

この日、3回めの実験にして、最高の飛距離をマークすることができたそうです!!

ランタンを見上げながら、その姿は本当に「夢の塊」だなあと思いました。
きっと源内も同じように、まだ叶わぬ夢をたくさん乗せて空に飛ばしていたのではないかなあ…

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確実に進化を続ける「平賀源内先生こども科学教室」ランタン実験チーム。
湿度の高い夏の実験が厳しいなどの課題はみつかりましたが、みなさんの目はキラキラ!
改良してまた実験しよう!という言葉を交わして解散となりましたー!


ランタンづくり&飛行実験は今年度中の「平賀源内先生こども科学教室」にて開催予定。
まだ日にちは未定ですが、科学教室に参加していない一般の人もランタンが飛ぶ様子を観覧することができます。
詳しい日程はまた「遊びの達人ブログ」でお伝えしますので、お楽しみに!

ランタン実験の様子は「平賀源内記念館」Facebookページでも更新中です!要チェック!
↓   ↓   ↓



【平成29年度 平賀源内先生こども科学教室】

過去の開催の様子(徳島文理大学理工学部ホームページ)→こちら
平賀源内記念館Facebookページ→こちら




posted by sanuki-asobinin at 11:00| 香川 ☁| Comment(0) | イベント・お祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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