9月の休日、さぬき市内を車で走っていると、稲刈りの風景と同時に獅子の鐘が聞こえてくることがしばしば。
さぬき市で一番早い秋祭りが行われる造田神社の周辺では、9月22日、23日に開催される秋祭りに向けて、獅子が各家庭を廻る「笠揃え」が始まっています。
残暑厳しい中、獅子組のみなさんは家庭を巡り、獅子で厄払いを行います。
造田の「中組獅子保存会」は今年、獅子の油単と屋台をリニューアルして気持ち新たに出発!
「笠揃え」の様子と新しい油単を見せて頂きました♪
さぬき市造田神社に奉納される是弘地区の獅子「中組」
背中に「中組」と書かれたTシャツに、黒いタオルを頭に巻いた黒い出で立ちこそが「中組スタイル」です。
2017年9月3日(日)も残暑厳しい中、朝から夕方まで屋台を押して自治会内の「笠揃え」を行っていました。
「笠揃え」では玄関を開け、家庭の方も外から獅子を見守ります。
こうやって顔を突っ込んで、獅子が家の厄を祓ってくれるんですね〜〜!!
子供の頃には中に入ってくる獅子が怖くて、よく泣いたものです…(笑)
玄関先で太鼓と鐘の屋台が音を鳴らすのにあわせて「中組」の獅子が勇壮に舞います!
造田地区では獅子の舞い方にも「平獅子」と「牡丹くずし」の2種類あり、中組はまるで生きているかのように獅子を自由に躍らせる「牡丹くずし」のスタイル。
サラサラのブロンドヘアを振り乱す姿、秋の青空に美しく映えます!!
「中組」にはベテランの美容師さんがいらっしゃるので、毛のお手入れはバッチリ☆
雨の後は人間以上に丁寧なケアが必要なのだとか。
雨の後は人間以上に丁寧なケアが必要なのだとか。
今年は獅子の油単もリニューアル!
讃岐の獅子ならではの和柄から…(写真は以前の油単)
↓ ↓ ↓
首元から美しい金の鬣を持つ美しい姿に!
讃岐ならではの武者絵やシンプルな和柄でも良かったのだけど、より獅子が生きているように見えるデザインに変えたい!という気持ちを伝え、この柄が出来上がったそうです。
白い綿毛のようなマークが所々にありますが、こちらは古来からお馴染みの「獅子毛」という模様。
新しい身体を携えて、例年よりも激しく、躍動感を感じられる獅子に生まれ変わった「中組」の獅子。
ぜひ9月22日、23日に開催される「造田神社秋季例大祭」でご覧になってみてくださいね!
この二日間は、造田エリアの様々な獅子を楽しむことができますよ〜!
本殿前の階段に座ると、各獅子組の全体が眺められるのでおすすめです!
今年もさぬき市の秋祭りで、いろんな獅子を楽しみましょう♪
【造田エリア 関連記事】