地元の人にはおなじみのアノ場所も、違った目線で見てみると実はパラダイス♪
そんなヒントが満載の、四国学院大学の学生編集フリーマガジン「interest(インタレスト)」
毎号思わず「くすっ」と笑ってしまう特集が多いんですが…
2017年12月に発行された「interest(インタレスト) 2017latter号」にて
さぬき市の「門入の郷」が巻頭特集されました!!!
数ある香川の公園の中から、なぜ「門入の郷」を選んで取材してくれたのか…
四国学院大学interest(インタレスト)編集部にお邪魔して、
学生のみなさんにお話をお聞きしてきました!
「interest(インタレスト)」は、四国学院大学の社会学部カルチュラルマネジメント学科に通う2〜4年の学生が選択できる授業の中で制作されているフリーマガジン。
学生が主体となって編集部を作り、地域情報を独自の視点で取材し、制作しながら「本当の情報発信とはなにか?」を学んでいきます。
特集テーマは毎号変わり、校歌、銘菓、古墳、方言、突端など、ほとんどがサブカルチャー。
テーマに関する香川の現状と、それを全国と比較したらどうなのかという客観的な視点が面白く、香川県民でも「香川って実はそうだったのか!」と毎回発見がある誌面になっています。
2017年12月某日。
interest(インタレスト)編集部にお邪魔してみると…
教室には四国学院大学の教授であり、香川のうどんブームの火付け役となった「恐るべきさぬきうどん」の著者、「麺通団」団長でもある田尾和俊さんが!
これまでタウン情報誌やさぬきうどん関連の本、サイトなどで情報発信を行ってきた田尾さんが製作総指揮として、学生編集部をプロの立場からフォローしているんです。
田尾さんのトークは「恐るべきさぬきうどん」のまんま。
数分に1回は笑いを盛り込んでくるので、授業を聞くだけでも楽しい…(笑)
そんな「interest(インタレスト)」編集部が2017年12月に発行した「2017latter号」にて、
さぬき市寒川町の「門入の郷」が登場しましたーー!
「門入の郷」が掲載されたのは巻頭特集の「跳(ちょう)!B級公園マニアックス」の一つとして。
「跳!B級公園」とは…
一般受けしないけど、跳び抜けてマニア受けしそうな「何か」を持っている公園!
まず香川県にそんな公園がいくつあるか、ネットでピックアップした時…
「門入の郷」はどれだけ調べても最新の情報が少なく、
とりあえず取材に行くしかない!とみんなで足を運んだそう。
実際に門入の郷に訪れた時の様子を、取材担当の3人の学生さんにお聞きしました!
(写真左:副編集長 溝淵さん、写真中央;助監督 谷さん、写真右:編集長 笠井さん)
「去年の3月、すごく寒い日に3人で車に乗って取材に行きました。
まず赤い橋が目に入ってきて、『山の中にこの橋、怪しいすぎる…』と。
「車から降りてまず橋(門入ブリッジ)を渡りました。
橋のつくりがすごいなと…
デザインが普通の橋じゃないし、ラピュタに出てきそうって思いました!」
「橋を渡ってたどり着いた『椿の城』は、しっかりしている建物なのに何の目的があるものかがわからなくて。
一般の人は入っちゃダメなのかと思いました。
例えば市長しか入れないとこだ…とか(笑)
なのでただぐるぐる、歩きました。
この場所が何のためにあるのか、その答えがどこかにないかなーと。
そしたら「本の部屋」なのに床が砂だらけだったり、
何もない部屋なのにコンセントがあったり、
トイレやお風呂があって怪しい〜〜〜!ってなって!!」
「建物の上もいっぱい歩いて、自然がいっぱいだな〜と。
とりあえず探検気分で歩きまわりました!」
最終的にここは日中はいいけど、曇りの日や夜はコワイし、廃墟みたいだな…と立ち去りました。
いろんな公園取材をした後、レイアウトを決めるときに副編集長が『門入の郷』を巻頭に選びました。
真ん中にこの門入ブリッジがドンと来るといいなと…」
というわけで、寒い冬の取材時、学生に不安しか与えなかったという「門入の郷」ですが、
そのインパクト大のビジュアルから見事に巻頭見開き4ページをゲット!
仕上がった文章は学生たちが取材したままの『門入の郷』が面白く描かれていましたが
同時にこの場所がアート、建築物として非常に貴重なものだというコメントも含まれていました。
ちなみにここを取材することになったきっかけは田尾さんの一言もあったようです。
(四国学院大学カルチュラルマネジメント学科教授 田尾和俊さん)
「基本的にInterest(インタレスト)の企画は普通の学生が作るフリーマガジンではなくて、ライバルは『タモリ倶楽部』と『みうらじゅん』です。その視点で香川の公園を眺めて見ると、一番最初に頭に浮かんだのがこの『門入の郷』でした」
『門入の郷』は完成した時から知っていたけど、『瀬戸内国際芸術祭』の波にも乗ることがなく、あまりにも無視されてしまっていて。アート県香川の一つのコンテンツとして紹介されてもいい処なのに…。
今回は門入にもっと光を…という門入LOVEの気持ちを込めて取材候補に推しました」
たしかに、この場所をディレクションされた建築家の多田善昭さんと「門入の郷」を歩いた時、
「さぬき市にこんなに素晴らしいアートスポットがあるなんて!」
と感動したものの、それに気づいてくれる人はなかなか増えず…
どうすれば「門入の郷」ファンが増えるだろうか?と考えたこともありました!
今後、門入にたくさん人が来てくれるようになるにはどんなふうにすればいいか?
取材した3人のアイデアもお聞きしてみました!
(「Interest(インタレスト)」編集部 写真左:編集長 笠井さん、写真中央:副編集長 溝淵さん、写真右:助監督 谷さん)
「建物としてはそのまま活かせるので、この中で小さいイベントをやればそれをきっかけに人が来るようになると思います。
何のためにあるのかわからないし、「ご自由にどうぞ」と書かれてもきっと入りにくいので、きっかけは必要だなと。
トイレもあるし、屋上や山側も綺麗に整備して、誰がきても安全に楽しめるようにして…
コンセントがあるので、灯りをつけてライトアップしたり、イルミネーションしてみるのもいいと思います!」
ちなみに副編集長の溝淵さんは門入の郷のある寒川町の寒川高校に通っていたのに、門入に来たのは初めてだったそう。
この取材をきっかけに、今度はカメリア温泉にも行きたい!と言っていました。
「Interest(インタレスト)2017latter号」は「門入の郷」を何度も訪れたことがある私にとっても新鮮に感じる内容。
これまで「門入の郷」に行ったことがある人もない人も
「Interest(インタレスト)」の特集を読んで、改めて門入の郷に足を運んでみてほしいなあと思いました!
interest(インタレスト)は…
香川県内有名うどん店(山越、がもう、なかむら(飯山)、一福、清水屋、上戸など)
さぬき市商工観光課、浜カフェ(津田町)、門入の郷カメリア温泉(寒川町、近日配布開始)で配布中!
発送も可能ですので、詳しくは四国学院大学のこちらのページ(http://www.sg-u.ac.jp/interest/)を御覧ください。
【はみだし門入の郷】

ぬるっとした保湿保温性のある、冬にこそおすすめのお湯でリピーター多し!
フロント前の産直野菜コーナーや猪そば、猪生姜焼き定食などが食べられる食堂も要チェック!
カメリア温泉の年末年始営業は
2017年12月30日、31日はお休み。
2018年1月1日から営業です。
interest(インタレスト)
制作、発行/四国学院大学カルチュラルマネジメント学科 年2回発行(6月1日、12月1日)
お問合せ先/0877-62-2111(四国学院大学 代表番号)
門入の郷
香川県さぬき市寒川町石田東門入【地図】TEL:0879-43-2511
門入カメリア温泉
香川県さぬき市寒川町石田東甲2988-1 【地図】
温泉営業時間/平日10:00〜21:00、土日祝10:00〜22:00
食堂営業時間/11:00〜20:00(19:40LO)
2017年12月30日、31日はお休み。
2018年1月1日から営業。
定休日/木曜日
駐車場/あり
TEL:0879-43-2566