平昌オリンピック&パラリンピックを見て、
ただただ夢に向かう人のパワーは素晴らしいものだなと感じる今日このごろ。
実はさぬき市にも、世界で一番有名な自転車レース「ツール・ド・フランス」を目指し、
日々奮闘している中学生がいるんです!
それが…
さぬき市津田町出身・在住の竹内成くん!
この春、さぬき南中学校を卒業する15歳!
テレビで見て感動した「ツール・ド・フランス」を目指して自転車を始めて数年…
国内やフランスのロードレースですでに優勝を経験している実力派!
まさに「有言実行」タイプな竹内成くんのことをご紹介します!
香川県さぬき市津田町出身の竹内成(なる)くんは2002年生まれ、現在15歳。
さぬき南中学校に通う中学3年生ですが…
国内の実業団チーム「BONNE CHANCE(ボンシャンス)」に所属し、
国内外のロードレースに参加しているジュニアロードレーサーなんです!!
ご自宅には成くんが国内やフランスのレースで優勝した時のトロフィーがズラリ。
中には「平成28年度香川県スポーツ栄光賞」の盾も!
幼い頃から運動神経がとてもよく、走るのが早かったり、小学校3年生でスイミングの育成選手になったことも。
そんな成くんが自転車に目覚めたのは小学校6年生の時。
テレビで「ツール・ド・フランス」を見て、「これに出たい!!!」と思ったのがきっかけだったそう。
もともとお兄さんが自転車に乗っていたことや、自転車に乗ることも好きだったこともあり、
調べに調べ、国内メーカーの自転車をコツコツと貯めてきたお小遣いを全て投資して購入!
家に自転車が来た時には「自分のが一番カッコいい!」と幸せだったそう…
その後は高松市サイクルスポーツ少年団に入団して練習を行ったり、
香川出身の元オリンピック選手である真鍋さんの練習会に参加。
練習会のご縁を通じて、実業団である「BONNE CHANCE」に「フランスで戦いたい!」という意向を伝えてもらった所…
なかなか入ることの出来ないチームなのに、受け入れてくれたそう!!
そこから成くんの目指す舞台、フランスへの海外遠征がスタート!
(成くんの自転車はBONNE CHANCEからの支給品。日本語と英語で名前が入っています)
3、4日に1回は公道でのロードレースが行われているフランス。
景色も街も本当に美しくて走っていても楽しいし、
日本とは戦い方が違うので勉強になったのだとか。
そんな中、フランスでは初戦で見事に逃げ切って予想外の優勝!
その後はしっかりマークされてなかなか前に行かせてもらえないレースも増えたのだとか。
(竹内成くん)
「フランスでは自転車を通じて海外の友人も出来ました。
いろんな国のお人柄が見えてくるのも面白いし(笑)
オフの時は趣味の話で盛り上がったりするけど、レースになるとお互い『敵だ!』ってちゃんと切り替わるんです」

スピードの世界で生きるロードレーサー成くん。
その性格は「頑固一徹」で「勝負師」(お母様いわく)
言い出したら聞かない成くんを見て、
お母さんもヒヤヒヤしながらレースを見守っているそう。
自転車を始めた時も自分より速く走る人を目標にたてたり、
練習でもできるだけ大人と走ることで「自分の走り」を磨くようにしているのだとか。
「自分が一番速いから、数日後には必ず抜いて僕が一番になる」
それが彼の大きな核になり、結果となって現れ…
中学2年生の時には「全日本選手権」で見事優勝!
先頭集団の中で耐えながら最後のチャンスが回ってくるのをひたすら待ち続け、
一番になった瞬間の感想は…キツイ!の一言だったそう!
また、本来のロードレースはチーム戦。
一人のエースのためにチームメンバーが風よけになったり、道を開けたり、ドリンクを運んだりする世界。
いつも「自分が一番速い!」と思って走っている成くんですが、
目指すはチームのエースではなく「最高のアシスト」!
(竹内成くん)
「アシストになって、誰かを助けて、その結果喜んでくれる姿が見たいんです。
そして自分の長所は残り500mのスプリントなので、最後まで残っていて決着がつかなければ僕の出番。
持久力がないので、途中だけ耐え切れたら僕の時間がやってきます!」
スパートをかける成くんの姿、早くツール・ド・フランスで見たいものです!

(ハンドルには胸に貼り付けた装置と連動している機械が。距離や時速と同時に心拍数などもひと目でわかるそう。)
普段の練習ではさぬき市や東かがわ市など香川県内の幹線道路を県内のロードレーサーたちと走ったり、
土曜日に高松市サイクルスポーツ少年団の練習に混じって高松競輪場で走っているそう。
その距離は30km〜150km。
この日も取材前にさぬき市津田町〜イオン綾川まで走って帰ってきたそう(85kmほど)
普通にサイクリングしてたらお尻の皮が剥ける距離ですよ…
その他、毎日腹筋や体幹を鍛えるための運動、水泳などを行いつつ、
レースのあとはしっかりと身体を休ませるそう。
中学生にしてプロのスポーツ選手並みに自らの身体を理解して調整できていることにも驚きました。

練習で走るコースの一つ、津田町鶴羽の埋立地にて…
あっという間に…
通り過ぎ…
風と音だけが耳に残る一瞬。
早っ!!!!!
風のよう〜〜〜!!!
それもそのはず、ロードレースでは平坦な場所でも最高で時速50〜55km、下りなら最高時速70kmはでるのだとか!
しかも成くんの自転車はジュニア用にギアが制限されているので、それが最高速度だそう。
衝撃的…
(竹内成くん)
「香川県はとても練習しやすい場所です。
さぬき市は風が強くて煽られるから、それがまた練習になります。
鶴羽からベッセルおおちに向かう海岸線や大串、小田もよく走りますよ!」

3月にさぬき南中学校を卒業した後は、3月11日開催の「西日本チャレンジサイクルロードレース(広島開催)」に出場。
全日本選手権への出場権もかかった大事な一戦!
春からは高松中央高校通信制に通いながらフランスのレースへチャレンジ。
6月頃には全日本選手権にもチャレンジする予定です。
そして22歳までには夢の「ツール・ド・フランス」に出場!
この年齢で始めないと、ツール・ド・フランス出場者の誰もが狙う『4つの特別賞ジャージ』を全て獲得出来ないから…という、またまた大きな夢を聞かせてもらいました!
※ツール・ド・フランスには25歳以下の新人賞、山岳賞、ポイント賞、エースのみがもらえる総合優勝者「マイヨジョーヌ」賞の4つのジャージがあり、選手はこのジャージを獲得すべく戦っています。
(竹内成くん)
「これからも夢に向かってコツコツと練習していくので、応援よろしくお願いします!」
さぬき市から未来のツール・ド・フランス優勝者が出るのも遠くない!
そう思える、光り輝く自転車の若き達人 竹内成くん。
みんなでどんどん応援していきましょう!!!

FM香川「JOY-U CLUB」でもこの日の取材時にインタビューを行い、2018年3月8日(木)にオンエアされました。
そのトークがラジオアプリ「radiko」で聴くことができます!
(3月15日までの限定配信。香川県内の方は無料、県外の方は有料になります)
↓
http://radiko.jp/#!/live/FMKAGAWA (radikoサイトに飛びます)

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