春めいた暖かい日が続くと、外に出て探検&発見の旅をしたくなる!
そこで思いついたのが…先日ご紹介した「多和マップ」

さぬき市多和(天体望遠鏡博物館〜大窪寺近辺)の歴史や風景の見どころがギュッと詰まっていて
じっくり停まってみてみたいものがたくさん紹介されています。
マップを制作したさぬき市地域おこし協力隊の吉川さんと一緒に、「多和マップ」で気になったスポットを巡ってみました!
ほ、ほんとにあるんだ〜〜〜!と感動の連続!
まずは源平合戦の名残、弁慶が持ち上げた「力石」を見に行きますよー!
「多和マップ」は、多和に住むみなさんとさぬき市地域おこし協力隊多和担当の吉川さんが一緒に作った多和のまち歩きマップ。
地元の方から多和の歴史、風習を聞き取り、吉川さん手書きのイラストや旧多和小学校の児童が描いた絵を盛り込んだイラストマップ。
多和といえば、世界初の「天体望遠鏡博物館」やどぶろく&野菜の直売所「結願の郷」、大窪寺といったイメージがありますが、それ以外何があるのかはなかなか知られていません。
このマップを見ていると、なにかと気になるスポットがちらほら。
弁慶の石、謎の巨人の足跡、カウントダウンされる石…
居ても立ってもいられなくなり、
地域おこし協力隊の吉川さんにガイドをお願いして多和マップ片手に多和探検してみました!
集合場所は多和の中心地「結願の郷」!!
まずは、源平合戦時に弁慶が兵士の士気を高めるために持ち上げたと言われる重さ約800kgの丸い岩…
「力石」を目指します!
↓ ↓ ↓
「力石」は「結願の郷」手前の信号交差点から377号線を徳島、塩江方面へ走ります。
山中ですが、徳島に行く方がたくさん利用するため、意外と交通量があり、さぬき市のコミュニティバスも走っています。
徳島方面に向かって左手の車窓からは「護摩山」が。
弘法大師が大窪寺を建てる時、場所を決めた山だと言われています。
標高433mですが、多和がすでに標高300mあるので、頂上がすぐそこに見えます!
山中には琴平町の金刀比羅神社と同じ神霊を祀る「金刀比羅神社」が。
道なりには地元の自動車屋さんや住宅。
そしてコミュニティバスのバス停がぽつぽつ。
「馬草(まくさ)」って面白い名前ですね〜とお話すると、
(さぬき市地域おこし協力隊 吉川さん)
「源平合戦時に源氏の兵士たちがこの道を通ったという歴史が残っていて、その時ここで馬に草を食べさせて休憩させたということからこの名前が残っています」
この他にも「馬場」「矢所」といった源平合戦の名残が地名に残っているのが多和なのだそう!
「馬草」のバス停をすぎ、少し走ったところに車止めのような広いスペースが。
(さぬき市地域おこし協力隊 吉川さん)
「ここが『力石』です!」
ぼーん、とただ岩が置いてあるだけかと思っていたら…
ちゃんと奉られていて記念碑まで立ってるー!!!
地元の方にちゃんと大切にされていることがひと目でわかります。
石のベンチまであり、ちょっとした休憩所として使用できそう。
と、その向こうの石碑に見覚えのある絵が…!!!
こ、これ! この絵マップで見たーーー!(笑)
このイメージがずっと頭の中にあっただけに、同じものを見つけるとテンションが上がります!
では実際の「力石」は…
ぼーん! かなりの大きさー!
これはかなり重そう!!!
しかも割れ目が出来、苔が生えてきていて年季を感じます。
石が乗っている台も苔むしていて、眺めていると癒やされました…
辺りにもどんぐりがいっぱい。
お子さんと来るとどんぐり拾いで遊べそう♪
実際に持ち上げられる人間は武蔵坊弁慶だけと悟りましたので
吉川さんに遠近法で持ち上げてもらいましたー!よいしょー!
「馬草」や「力石」といったものを見ることで、源平合戦のロマンも感じることができ、いきなり熱量の上がる多和探検その1でした!!!
ちなみに、この辺りにはかつて茶碗を作るための「石」を採掘していて、その跡地である洞窟があったのだとか!
現在60〜70代のお父さんたちは、子供の頃、そこで遊んでいたんだそうです!
新事実発見ー!!
気になる事が続々と出てくる多和探検。
その2は、多和から大窪寺まで「カウントダウンされる石」を探しにレッツゴー!!!
手作りの温かさが溢れ出る「多和マップ」は
結願の郷、天体望遠鏡博物館、さぬき市役所、八十八庵、黒川商店などで配布中です。
「おいでま〜い多和」(まち歩きマップ)
料金/無料
配布場所/結願の郷、天体望遠鏡博物館、さぬき市役所、八十八庵、黒川商店などで配布中。
発行/結願の里 多和の会編集部
問い合わせ先/087-894-1112(さぬき市政策課)