JR四国の地元再発見ツアー「四国家のお宝」シリーズ
「深く知りたい、和三盆の世界 〜なぜ東讃で高級国産砂糖がつくられた?〜」
密着レポート、その2!!!
集合場所のJR志度駅で、さぬき市のマスコットキャラクター「さっきー」の歓迎を受けた参加者のみなさん。
最初に向かうは、香川に砂糖づくりのきっかけをもたらしたと言われる地元の偉人「平賀源内」にまつわるスポット、
平賀源内旧邸(生家)と平賀源内記念館!
平賀源内と香川の砂糖づくりに一体どんな関係が?!
JR四国の旅行商品「四国家のお宝」シリーズは、その土地にある資源や名物の歴史をたどる新しいツアー。
その7つめにあたる、香川初のツアーが…
「深く知りたい和三盆の世界 〜なぜ東讃で高級国産砂糖がつくられた?〜」!
香川県さぬき市生まれの偉人「平賀源内」が香川での砂糖づくりに深い関係があることや、
東かがわ市に砂糖じめを模した灯籠がある神社が存在することを知り、歴史を辿る旅程を企画。
このツアーに同行し、さぬき市の砂糖にまつわるものを見にいってきました!
JR志度駅に集合し、バスに乗り込んだ後、参加者のみなさんがまず向かったのは…
志度駅北側、車ですぐのところにある「平賀源内旧邸」
牡蠣焼きや志度桐下駄の工房がある志度の港通りの一本南すじ沿いにある、
平賀源内の生家を活用したスポットです。
源内の銅像や薬草園、源内焼の窯がある「平賀源内旧邸」
雨の降る寒い朝、まずは皆さんを温かい「源内健康茶」でお接待。
平賀源内記念館の砂山館長がみなさんに平賀源内と砂糖の関係をとてもわかり易く説明くださいました。
(平賀源内記念館 砂山館長:写真右)
「1727年、八代将軍 徳川吉宗はお米以外のものも日本の中で作れるものは作りなさい、という御触れを出しました。
香川県でも1748年には博物学好きの高松藩5代藩主 松平頼恭が現在の栗林公園の場所に藩の薬草園を移転。
そこで甘藷(サトウキビ)の栽培を命じたと言われています。
松平頼恭は、13歳の頃から本草学に興味を持ち、積極的に学びを進めていた源内を呼び寄せ、藩の薬草園の世話がかりに任命。甘藷の栽培相談を持ちかけていたのではないかと思われます」
(平賀源内記念館 砂山館長)
「一方、源内は早くから砂糖づくりの研究を始めていました。
江戸に渡り日本で初めての『東都薬品会』という物産展を開催し、その後『物類品隲』という本にその内容をまとめ、第6巻には甘藷(サトウキビ)の栽培方法を記述しました。
牛を使って甘藷を絞る方法から、
どうやれば白砂糖ができるか、
氷砂糖をつくるにはどうするか。
また、砂糖をつくるためにははまぐりの貝の粉を入れるとも書いてあります。
東讃地域で砂糖が作られ始めたのはその50〜60年後。
源内が書いた本を読んだ人がいるかどうかはわかりませんが、
1つ1つ試しながら砂糖を精製していたのではないかと。
いずれにせよ、香川で砂糖をつくるきっかけを作ったのは源内だと思われます」
たしかに砂糖も原料は植物!
植物の研究にも長けていた源内だからこそ、香川の砂糖のはじまりに貢献したと言えるのですね!
様々な植物に興味を持ち、研究をしていた平賀源内。
参加者のみなさんは、源内ゆかりの薬草が植わった旧邸奥の「薬草園」も見学されました。
春になるとこの薬草園はぽかぽかひだまりの庭。
お散歩がとっても楽しいのです〜♪
よく知る草花はもちろん、漢方でおなじみの植物もあちこちに!
源内にちなんだ椿「源内黒(げんないこく)」は初めて見ることができました!
満開で美しい!
旧邸のお隣に立つ源内さんの銅像にもご挨拶したら、
ここから東に10分ほど歩いたところにある…
平賀源内記念館へ移動します!
源内の一生がわかるビデオの視聴や、源内が多才であることがわかる展示品がたくさん。
砂糖の作り方が書かれてある「物類品隲」6巻も展示されています。
大人でも夢中になってしまう「エレキテル」体験コーナー。
ぐるぐると取っ手を回すと、蛍光灯がピカっ!
楽しみながら平賀源内の素晴らしさを体験できる時間となりました!
さぬき市生まれの偉人、平賀源内が讃岐の砂糖づくりのきっかけになったのを学んだあとは…
実際に現代も続く砂糖づくりの現場へ出発!
さぬき市ではもう1軒しか残っていないという白下糖をつくる達人
津田町の「山田製糖」さんへ向かいます!
参加者の皆さんが味見をして「懐かしい!」と叫んだ白下糖の味。
続きはまた次の記事でチェック!!!
【バスツアーレポ その1はこちら】
↓
JR四国「四国家のお宝」日帰りバスツアー
深く知りたい和三盆の世界 〜なぜ東讃で高級国産砂糖がつくられた?〜※終了
出発日/2018年3月20日、23日、27日
旅程/JR志度駅ー平賀源内記念館、平賀源内旧邸ー山田製糖ー料理 先ー誉田八幡宮ーばいこう堂ーJR志度駅
お問合せ先/JR四国 「四国家のお宝」087−825−1618
平賀源内記念館、平賀源内旧邸
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