2018年03月29日

東讃の砂糖の歴史をたどるバスツアー!レポその3「白下糖づくりと料理 先の和三盆ランチ」@津田、大川

JR四国の地元再発見ツアー「四国家のお宝」シリーズ

「深く知りたい、和三盆の世界 〜なぜ東讃で高級国産砂糖がつくられた?〜

密着レポート、最終回〜!!

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「讃岐三白」のひとつ、「砂糖」の歴史を紐解くヒントを巡るJR四国さんのバスツアーのさぬき市エリアレポートもいよいよ最後。

JR志度駅を出発し、さぬき市の偉人 平賀源内と砂糖づくりの関わりを勉強したのち、バスは津田町方面へ。

向かったのはさぬき市で現代も続く「白下糖」づくりの達人「山田製糖」さん。
そして「料理 先」さんの和三盆ランチに舌鼓!


懐かしく美味しい白下糖に参加者のみなさんもほっこり♪



JR四国の旅行商品「四国家のお宝」シリーズは、その土地にある資源や名物の歴史をたどる新しいツアー。

その7つめにあたる、香川初のツアーが…

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「深く知りたい和三盆の世界 〜なぜ東讃で高級国産砂糖がつくられた?〜」!

さぬき市生まれの偉人「平賀源内」が香川での砂糖づくりに深い関係があることや、
東かがわ市に砂糖じめを模した灯籠がある神社が存在することを知り、
JR四国さんが砂糖の歴史を辿る東讃エリアツアーを企画。

3月20日(火)に開催されたこのツアーに同行し、
さぬき市の砂糖にまつわるものを見にいってきました!

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平賀源内記念館を出発したバスは国道11号線を東へ。
さぬき市津田町に向かいます。

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到着したのは国道11号線から少し南側に入った住宅と田んぼの入り交じるエリア、
その中の1軒のおうち。

さぬき市で1軒しか残っていない白下糖づくりの達人
「山田製糖」さんです。

5代目の山田泰三さんがみなさんをお出迎え。

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(山田製糖5代目 山田泰三さん)
「この辺りは砂地で、かつ塩がさすような土地。
 つまり稲作ができるような場所ではないんです。

 さらにどこをほっても水が出る水脈のある土地だったため、
 広まったのが『サトウキビ作り』

 さらに津田町には港があって京阪神への販路もある。
 そこから砂糖づくりが急に盛んになったと言われています」

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この周辺で育てられるサトウキビを刈り取り、工房内の搾汁機で汁を絞ります。
年季の入った機械にみなさん注目!

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絞り汁に牡蠣バイ(牡蠣の殻を焼いたもの)を入れて中和させたら、
工房奥にある3つの木桶に入れて煮詰めていきます。

桶の下にはガスバーナー式の窯があり、登り窯なので右から左にかけて温度は高くなります。
それを利用して、煮詰まるごとに桶の液体を移動し、ベストなタイミングで…

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こちらの素焼き瓶に注ぎ、結晶化させます。
ほどよく空気を通す素焼き瓶だからこそ結晶化するもので、
缶などに注ぐと不思議と結晶化せず和三盆にもならないそう。

この瓶は高松市の職人さんが手焼きしたものですが、
作れる職人さんがいなくなってしまったため、壊れてしまったら同じものを調達することができません。

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窯も桶も壊れてしまうと同じものが用意できないため、
白下糖づくりはサトウキビと道具を守るのが一番大事!と山田さんはおっしゃっていました。



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後継者問題と道具の老朽化に、持ちうる技術で対抗しながら毎年作られている「白下糖」
参加者のみなさんにも味見が登場!

シャリシャリとした、蜜を含んだ状態の黒っぽいお砂糖。
その味わいは?

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「昔のお砂糖の味! これをよく味見して怒られてました」
「黒糖みたいにコクがあるのにアクは感じないから美味しい!」
「実はこれをパンに塗って食べるのが好きなんです」

様々な感想が飛び出しました!
意外と「昔食べたことがある!」という方もたくさんいらっしゃってびっくり!

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参加者さんからの質問タイムでは、

Q:白下糖の需要はあるの?
A:「瓦せんべい」がメインですね。そのおかげで現代まで残っていると言ってもいいくらいです。
 でも普通のお砂糖の代わりになんでも使えますよ。

Q:桶は何の木で作られているんですか?
A:杉の木でできていて戦前から使用している100年ものです。
 しかも釘は一本も使っていません。
 お砂糖を炊くとどうしても木が痩せてバラバラになるので、
 3週間くらい水につけてふやかしてから再度組み立てて使っているんです。

など、質問が後から後から飛び出してきました!
みなさん桶を覗きこんだり、搾汁機を眺めたり、とても熱心に観察をされていましたよ〜!

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この懐かしいまるい味わいをもっと楽しみたいと、自宅用に白下糖を購入される方もたくさんいらっしゃいました。

本来なら毎年12月中旬に仕込みが始まり、12月〜年始にかけて「道の駅津田の松原」と「山田製糖」さんのみで販売されています。

一度食べてみたい!という方は、「山田製糖」さんにお問合せしてみてくださいね!(0879-42-3384)



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さて、「山田製糖」さんを後にしたツアーのみなさんはお楽しみのお昼ごはんタイム♪
津田町から雨滝山を越え、大川町へ。

知る人ぞ知る料理店「料理 先」でランチです。

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「料理 先」さんは古民家をリノベーションした料理店。
ランチと夜の食事を頂くことができますが、完全予約制。

お店に足を踏み入れると、上品なお出汁の香りにお腹が鳴ります。

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参加者さんのランチは、「お昼の月替り膳」
写真の小鉢膳にお刺身、天ぷら、お吸い物、茶碗蒸し、ご飯、デザートが付いています。
通常の日も予約をすれば1500円で頂く事ができます。

「料理 先」さんについてはコチラをチェック!


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さらに今回の砂糖ツアーに合わせて、和三盆を使用したメニューが特別に用意されていました!

1つは「金時人参のカステラ」
和三盆で甘みをつけた金時人参の一品。

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そしてデザートの「和三盆ブリュレ風プリン」
プリンの表面に和三盆をちらし、バーナーで炙ってブリュレ風に仕上げています。

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職人の仕事が隅々まで生きた料理に舌鼓♪
参加者のみなさんも笑顔いっぱい♪

感想をお聞きしてみると…

「さぬき市には牡蠣焼きにはよく行くのに、すぐそばに平賀源内旧邸や記念館があるのだと初めて知りました」
「高松から参加したんですが、こんなに近い場所なのに初めて行く場所が多かったです」
「観光地に行くのもいいけど、近場を深く巡るこんなツアーもいいなと思いました」

さぬき市やお砂糖に関するいろんな再発見ができたようで、嬉しい限りです!
次回はまたお友達を連れて、遊びに来てくださいね〜〜!


【その後のバスツアー】
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「料理 先」さんでのランチを終えた後、近くの「道の駅みろく」で道中スイーツの一つ、「和三盆ドーナツ」が参加者のみなさんにプレゼントされました。
しっとり、そして和三盆のおかげで優しい味わいのドーナッツ。

これを手に向かうのは東かがわのお砂糖歴史エリア。
引田港近くにある「誉田八幡宮」で砂糖にまつわる灯籠などを見学したり、「ばいこう堂」さんで和三盆づくりを見学。
東かがわのパティスリー「レトロヴァイユ」さんで和三盆ケイクを頂き、解散場所のJR志度駅へ。

日帰りのバスツアーでしたが、中味はかなり濃厚!
さぬき市を「砂糖」という切り口で見ることが出来た楽しい企画でした。


あなたもレポートを参考に、各スポットを巡って讃岐のお砂糖づくりの歴史を体感してみてはいかがでしょうか??




その2:



JR四国「四国家のお宝」日帰りバスツアー
深く知りたい和三盆の世界 〜なぜ東讃で高級国産砂糖がつくられた?〜※終了
出発日/2018年3月20日、23日、27日
旅程/JR志度駅ー平賀源内記念館、平賀源内旧邸ー山田製糖ー料理 先ー誉田八幡宮ーばいこう堂ーJR志度駅
お問合せ先/JR四国 「四国家のお宝」087−825−1618

山田製糖
住所/香川県さぬき市津田町津田2279【地図
TEL:0879-42-3384

posted by sanuki-asobinin at 12:00| 香川 | Comment(0) | イベント・お祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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