第2、第4日曜日、日の出時刻から津田のふるさと海岸前にお店が並ぶ「讃岐朝市」
日によって出店者は変わりますが、
2018年の春から新しく参加されて注目を集めているのが「ナミテテ商店」
店主の田村美津子さんが、アフリカにある「マラウイ共和国」から持ち帰った
独特なデザインの布や布小物を販売しています。
店名の「ナミテテ」は、田村さんがマラウイに滞在していた村の名前だそう。
このポーチは現地で田村さんが指導した手芸グループに所属する
15人のお母さんたちが手作りしたもの。
ほかにも現地のお母さんが手作りしている鍋敷きもあり、
その中にはペットボトルの蓋が入っています!
様々なテキスタイルの布地だけでも販売しており
「これ、どこの布? 変わった柄!」
と会話が始まります。
テーブルクロスや暖簾、腰巻にしても使えます♪
また、「クルミボタンワークショップ」をワンコインで行なっていて
アフリカの好きな布を使って髪留めやバッチにすることができます。
田村さんのご友人がシリア支援をしているのをバックアップしたくて行なっているそう。
こちらはい草のようなものでできたアフリカほうき。
マラウイでよく売っているものなのだとか。
「このほうき、使いやすそう!」
と、朝市のお客さんには一番人気の商品です。
これだけカラフルな布地に囲まれて生活するマラウイの人々は
さぞかし豊かなんだろうなあと思ったら…
(ナミテテ商店 田村美津子さん)
「布は周辺のアフリカの国からマラウイが輸入したものです。
マラウイには資源がないから産業が発展しない世界の中でもかなりの貧国で
90%以上の方が自給自足で暮らし、現代も鍬とジョウロで田を開墾しています」
そんなマラウイへ何度も通ってしまうという田村美津子さんは
東かがわ市三本松の出身、在住。
8年前に青年海外協力隊でマラウイ共和国に2年半滞在し、幼稚園の先生として幼児教育に携わり
その後もJICAの青年シニア部門短期ボランティアとして10ヶ月間マラウイへ。
地元の養蜂グループの支援を行うため、
香川県の養蜂家さんに教えてもらったノウハウを現地に伝える役割を担ったそう。
ボランティアが終わった今でも、度々マラウイに訪れているという田村さん。
その理由は家族のような存在が向こうにできたから。
(「ナミテテ商店」田村美津子さん)
「青年海外協力隊の第1希望はアジアやシリアだったんですが、マラウイに決まった聞いたとたん
『それは一体どこ?』ってなりました。笑
まさかアフリカに行くことになるとは…と思っていたけど、
マラウイに行って本当にハマったんです。
向こうの人の笑顔と優しさ、楽しい国、
ずっと怖いなあと思っていた黒人のイメージも変わりました。
まさに『ウォーム・ハート・オブ・アメリカ』と言わる国で、
なにもないんですけど、マラウイは人が財産の国ですね」
観光地としては日本人の旅行先の候補に上がりにくいアフリカにそんな国があるとは。
田村さんのお話を聞いていると、マラウイに行きたくなってしまいます!
さて、田村さんがマラウイの雑貨を販売することになったのにも
今後の夢が関わっているそうで、、、
「実際に現地では幼稚園の先生をしていたんですが
現在そのセンターでの活動が休止になってしまい
活動を再開して10年は続けられるようにと資金援助をしているんです。
そのために出店をしていますが、自分がまたマラウイに行きたいので、そのためにやっている活動ですね。
出店することでマラウイという国を知ってもらえるきっかけにもなっていると思います」
マラウイの雑貨を触り、田村さんの話を聞くことで
「マラウイ」がどんどん近くなってくる…
朝一番の空気を吸いながら感じるアフリカ。
あなたも体験してみませんか?
「ナミテテ商店」さんは、毎月第2、第4日曜開催の「讃岐朝市」に出店中。
次回は2018年6月24日(日)に出店予定です♪
朝市が臨時のお休みの場合や、お店が出店しない日もありますので
詳しくは「讃岐朝市Facebook」でチェック!
↓
https://www.facebook.com/sanukiasaichi/
【讃岐朝市 最新情報】
2018年6月24日の「讃岐朝市」のラインナップに旬の釜揚げシラスが登場します!
津田沖で獲れた新鮮なシラスをどうぞ〜!!
【讃岐朝市】
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