当たり前のように生活の中で使われている「電気」
その発展に貢献し、歴史的に記念とされるモノ、こと、人、場所を顕彰する
「でんきの礎」に、エレキテルと平賀源内が選ばれました。
今、さぬき市志度にある「平賀源内記念館」のエレキテルの隣には
電気学会から送られた賞状とレリーフが展示されています。
エレキテルというモノ、平賀源内という人。
どの部分が「でんきの礎」にふさわしいと選ばれたのか、改めてご紹介します!
さぬき市志度生まれ、江戸時代の奇才と言われた平賀源内。
源内のイメージは?と聞くと、ほとんどの方が「エレキテル」と答えます。
そんなエレキテルと平賀源内が
「第11回 でんきの礎(いしずえ)」の一つに認定されました。
「でんきの礎」とは、一般社団法人 電気協会が平成20年に創設した制度で
社会の発展に貢献し、電気の歴史に残る「モノ」「こと」「人」「場所」を顕彰するもの。
平賀源内は昨年も「でんきの礎」に推薦されましたが
あまりにも多才で多方面に長けた人物であったため
「電気」という括りでは認定されなかったという経緯がありました。
しかし2018年にエレキテルと平賀源内のコンビで「でんきの礎」と認定!
エレキテルは電気の元になるものであり、それを復元した源内はまさに礎。
そして発明家の側面はおなじみですが、
「電気の人」として源内が顕彰されるのは初めてのこと。
電気の歴史に必要不可欠であったと言われる「エレキテル」は、
現在2台のみしか現存しないと言われ、
そのうちの1台がさぬき市志度の「平賀源内記念館」
もう1台が東京都の郵政博物館に保管されています。
「平賀源内記念館」では両方のエレキテルの仕組みや
その雰囲気を見ることができますが、
写真右手の木目のエレキテルは、さぬき市志度の平賀家に伝わるもので
隣にある唐草模様のものとは中身の構造が違うのだとか。
手前にある丸い小さなものが絶縁台。
これを碁盤の足に敷き、その上に人が座り通電すれば
人の体と碁盤が帯電して電気が溜まり…
その人に別の物が当たれば、
このように火花が「チカッ」と出る仕組みになっています。
こちらの展示品に触ることはできませんが
「平賀源内記念館」では実際に大中小の
エレキテルを回して電気が蓄電する様子を楽しむことができます!
平賀源内もエレキテルも名前はよーく知っているけど
実際にどんなものか触って見たい方は
ぜひ「平賀源内記念館」に足を運んで見てくださいね♪

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8月19日(日)には源内が提案した独特な色彩の焼き物「源内焼」の絵付けも体験できますよ〜♪
(材料費1000円、事前予約必要)
開催日時/2018年6月24日(日)〜全7回。毎回13:30〜15:30の開催。
場所/平賀源内記念館
お問い合わせ/平賀源内記念館(TEL:087-894-1684)