2018年07月02日

エレキテルと平賀源内が「でんきの礎(いしずえ)」に選ばれました@志度


当たり前のように生活の中で使われている「電気」

その発展に貢献し、歴史的に記念とされるモノ、こと、人、場所を顕彰する

「でんきの礎」に、エレキテルと平賀源内が選ばれました。

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今、さぬき市志度にある「平賀源内記念館」のエレキテルの隣には

電気学会から送られた賞状とレリーフが展示されています。


エレキテルというモノ、平賀源内という人。

どの部分が「でんきの礎」にふさわしいと選ばれたのか、改めてご紹介します!


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さぬき市志度生まれ、江戸時代の奇才と言われた平賀源内。

源内のイメージは?と聞くと、ほとんどの方が「エレキテル」と答えます。



そんなエレキテルと平賀源内が

「第11回 でんきの礎(いしずえ)」の一つに認定されました。


「でんきの礎」とは、一般社団法人 電気協会が平成20年に創設した制度で

社会の発展に貢献し、電気の歴史に残る「モノ」「こと」「人」「場所」を顕彰するもの。



平賀源内は昨年も「でんきの礎」に推薦されましたが

あまりにも多才で多方面に長けた人物であったため

「電気」という括りでは認定されなかったという経緯がありました。


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しかし2018年にエレキテルと平賀源内のコンビで「でんきの礎」と認定!

エレキテルは電気の元になるものであり、それを復元した源内はまさに礎。


そして発明家の側面はおなじみですが、

「電気の人」として源内が顕彰されるのは初めてのこと。


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電気の歴史に必要不可欠であったと言われる「エレキテル」は、

現在2台のみしか現存しないと言われ、

そのうちの1台がさぬき市志度の「平賀源内記念館」

もう1台が東京都の郵政博物館に保管されています。


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「平賀源内記念館」では両方のエレキテルの仕組みや

その雰囲気を見ることができますが、


写真右手の木目のエレキテルは、さぬき市志度の平賀家に伝わるもので

隣にある唐草模様のものとは中身の構造が違うのだとか。



手前にある丸い小さなものが絶縁台。

これを碁盤の足に敷き、その上に人が座り通電すれば

人の体と碁盤が帯電して電気が溜まり…


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その人に別の物が当たれば、

このように火花が「チカッ」と出る仕組みになっています。


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こちらの展示品に触ることはできませんが

「平賀源内記念館」では実際に大中小の

エレキテルを回して電気が蓄電する様子を楽しむことができます!


平賀源内もエレキテルも名前はよーく知っているけど

実際にどんなものか触って見たい方は

ぜひ「平賀源内記念館」に足を運んで見てくださいね♪


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場所/平賀源内記念館
お問い合わせ/平賀源内記念館(TEL:087-894-1684)



平賀源内記念館、平賀源内旧邸
香川県さぬき市志度587−1地図】 
開館時間/9:00〜17:00
休館日/月曜日(祝日、振替休日の場合はその翌日)
入館料/大人500円、大学高校生400円、小中学生250円
TEL.&FAX:087-894-1684

ひらめき平賀源内記念館ホームページはこちら
posted by sanuki-asobinin at 10:00| 香川 ☁| Comment(0) | 歴史・文化財 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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