イチジクを食べる時、世界中の人が同じようなイチジクを食べていると思い込んでいました。
ある日、さぬき市志度の「自然の休憩所〜Berry's Life(ベリーズライフ)」から
「西洋イチジクがそろそろ食べられるからぜひ!」
と声をかけて頂き、初めてイチジクにいろんな品種があるのだと知りました。
「自然の休憩所〜Berry's Life」では
9月中旬まで自家栽培の西洋イチジクを使ったランチが登場しています。
皮の色、形、食感、甘さ、香り。
全てが初めてのイチジク体験。
あなたも一度、味わってみませんか?
さぬき市志度インター前にある「自然の休憩所〜Berry's Life」は、ベリーをこよなく愛する2人の達人による自家栽培のベリーを使ったランチ、スイーツを食べることができるカフェ。
毎年6月末ごろからブルーベリーが出始め、8月のお盆前にシーズンは終了。
その後のランチには自家栽培のエアルーム野菜(ヨーロッパの原種野菜)などがお目見えします。
ちょうどこれからの時期は「西洋イチジク」がお目見え!
「西洋イチジク」と聞いて、これまで食べてきたイチジクは「何イチジク」?と、思わず品種に関する疑問がムクムク。
「自然の休憩所〜Berry's Life」のベリーの達人、御舟さんにお聞きしてみると…
(「自然の休憩所〜Berry's Life」御舟さん)
「日本でみなさんが食べているイチジクと西洋イチジクは全く違ったものです。
日本のイチジクは中国から渡ってきたものですが、西洋イチジクは中近東、地中海が原産。
出身地が違う以外に、日本のは熟すと先が割れるのに比べ、西洋イチジクは熟しても先割れしません。
また、西洋イチジクには皮ごと食べられるもの、皮の色が青いままのもの、500円玉ほどの小さいものなど、50種もの品種があると言われています。
甘さも固さも香りも、日本イチジクとは違ったものが感じられて面白いですよ」
ベリーだけではなく、まだ触ったことのない、育てたことのない野菜や果物に興味津々な御舟さん。
日本でほとんど出回っていない西洋イチジクも「こんなに種類があるし、味も香りも違う!」という好奇心から栽培をスタート。
「自然の休憩所〜Berry's Life」では20種の西洋イチジクを4年前から育てていて、3年前から少しずつランチに取り入れ始めたのだそう。
地植えして4年経った西洋イチジクの木は、毎年8月末頃に実が食べごろに。
ちょうど今、カフェのランチに少しずついろんな品種の西洋イチジクがお目見えしています。
こちらは2018年8月24日のランチから…
「いろいろ野菜のモロッコ風サラダ」
クミンとコリアンダー風味で少しエスニック仕立てのサラダで、ナス、かぼちゃ、さつまいも、梨、そして自園の西洋イチジクがごろごろ。
この日は3種類の西洋イチジクを味比べできました。
皮ごと食べられる黒いイチジク「カリフォルニアブラック」
ねっとりとした食感の「ロングドゥート」
さっくりとした実の「アーチペル」
本当に甘さも食感も全然違う!
「デザート」のフローズンヨーグルトにも西洋イチジクが。
あっさりと酸味のあるヨーグルトにもぴったり。
また、テイクアウトコーナーにも「西洋イチジクのタルト」が登場!
サクサクのサブレ生地にハーブやチョコレートを忍ばせたアーモンドクリーム。
トップには何種もの西洋イチジクの輪切りを乗せています。贅沢!
しっかり皮ごと焼いていても皮から甘みがぎゅっと染み出して美味しい!
これが西洋イチジクのパワーなんだ!と感動します!
西洋イチジクを使ったランチは今年も9月中旬まで続きますが、それを逃せば次に会えるのはまた来年の夏の終わり。
日本で西洋イチジクが食べられる場所はまだ少なく、栽培していても出荷されているものはほとんどないとのこと。
貴重な西洋イチジクを味わいに、ぜひ「自然の休憩所〜Berry's Life」へ!
今週のランチメニューは「自然の休憩所〜Berry's Life」ホームページで確認できます
次回は「西洋イチジクを育ててみよう!」の巻!
サボテンをも枯らす億劫ものの私でも「これなら育てられる!」と苗木を買って帰ってしまった、西洋イチジクの育て方のコツとは?!
〜自然の休憩所〜 Berry's Life
香川県さぬき市志度4994-2 【地図】
営業時間/9:30〜17:00(平日は16:00LO、土日祝は17:00LO)
ランチ 11:30〜14:30(予約可、なくなり次第終了)
ランチ 11:30〜14:30(予約可、なくなり次第終了)
ランチタイムは『うさぎパレット(税込み1620円)』のみの注文となります。
ランチ以外の軽食・デザート 14:30〜
定休日/毎週火曜日、第2水曜日
TEL:087-894-8701