秋といえば「新〇〇」の美味しい季節。
さぬき市は香川で唯一の「新酒ワイン」が続々と生まれる季節!
2018年10月9日(火)
連休明けの「さぬきワイナリー」では
今年の新酒赤ワインの瓶詰めが行われていました。
部屋中がいい香り♪
おや、このラベルは…見たことない新ラベル!!??
さぬき市大串半島にある「さぬきワイナリー」にやってきました。
背後はパノラマの瀬戸内海。
空が高い秋になると、爽やかな風を浴びることができます♪
気持ちいい〜!と思わず言ってしまう場所!
お盆から今年の香川県産ぶどうを使ったワインの仕込みが行われてきた「さぬきワイナリー」も、いよいよ新酒リリースの時期。
2018年10月9日に訪れると、新酒赤ワインの瓶詰めが行われていました!
部屋の中に入らせてもらうと、、、
赤ワインのいい香り…
これだけで酔ってしまいそう♪
綺麗に洗浄された瓶を瓶詰め機に差し込むと、
上から規定量の温かいワインが注がれ、
自動的にコルク栓をしてくれます。
この時点で瓶はワインで濡れているため、綺麗に洗って冷やされます。
しっかり落ち着いたら、ラベルを貼りますが…
いつも機械貼りなのに、今回は手貼り!
しかも新しいラベル!?
これこそ「さぬきワイナリー30周年記念ラベル」!
今年の新酒からの解禁です〜!!
シャトーの風景がイラスト風に描かれて、なんともレア。
これを2000本分全部手貼りとは!
たまに限定ラベルやオーダーラベルの場合は手貼りを行うそうですが、これは大変な作業。
2018年10月17日には、30周年記念ラベルをつけた
「新酒白ワイン」「新酒赤ワイン」各1000本ずつが
香川県下の酒販店、スーパーなどで販売されます。
いずれも1本720ml入り、1620円(税込)
「新酒白ワイン」は香川県産デラウエア100%使用。
甘くフルーティな香りに反して、味わいは辛口。
昨年よりは酸が少し和らかくなるように仕上げられていて
海鮮系はもちろん、普段の食事にも添えられる味わいです。
しっかり冷やしてどうぞ〜!
「新酒赤ワイン」は香川県産マスカットべりーAを100%使用した辛口。
今年はぶどうの色づきがとても良く、色合いがしっかりと出ています!
ということは…例年よりポリフェノールをたっぷり含んでいるということ。
また、山梨など気温の低い産地に比べ、温かい気候で育つ香川のベリーAは、
赤ワインにするとフルボディほどの強さはなく、飲みやすい仕上がりに。
その分、お肉はもちろん、お魚にも合わせやすい味わいになりました。
赤ワインは冷やしすぎると香りが閉じるので、常温〜18度くらいの温度で味わってみてくださいね。
ところで、白ワインの酸を毎年変えているという話を「さぬきワイナリー」の竹中工場長からお聞きして…
「どうやって酸を調整しているんですか?」とご質問させてもらったら…
今年作りたい白ワインの酸のイメージによって、デラウェアの収穫時期を調整するのだそうです!
早摘みすればその分酸は残り、完熟して摘めば酸は少なく仕上がるのだとか。
ただし、異なる生産者さんから原料を仕入れるため、栽培方法によって完熟具合が違ってくることも。
そこはpH値を測定しながら、仕上げたい味になるように調整するというプロの技が生きてくるそうです。
「なるべくしてなる」味わいではないのだな、と改めて感動する白ワインの酸調整話でした〜〜!
そんな竹中工場長に30周年を迎えてのお気持ちをお聞きしました!
(「さぬきワイナリー」竹中工場長)
「30周年と言っても、ワインは1年に1度しか仕込まないので、まだ30回しか作っていないことになりますね。
そう考えると、まだまだだなあと。
これからもより良いものを作れるように、みんなで勉強しながら頑張っていきたいです」
香川にワイナリーがあること、ぶどう収穫の喜びを感じられる「新酒シーズン」
ぜひあなたも地元農産物のパワーとワイナリーの達人たちの手仕事を「新酒ワイン」で味わってみてくださいね!
「新酒白ワイン」「新酒赤ワイン」の発売は10月17日ですが、
11月22日には香川大学農学部が開発したワイン用ぶどう「香大農R-1」で仕込む新酒「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」が解禁になります。
こちらもお楽しみに〜〜!
さぬきワイナリー
住所/香川県さぬき市小田2671-13 【地図】
見学時間/9:00〜17:00
facebookページ・https://www.facebook.com/sanuki.winery
さぬき市物産センター(さぬきワイナリー隣)
住所/香川県さぬき市小田2671-13 【地図】
見学時間/9:00〜17:00