さぬき市津田町を中心に活動する「劇団プチミュージカル」
年に2回だけの公演がいよいよこの週末に迫ってきました!
今年の演目は『私のあの消えた赤い風船』
香川県の栄光なき偉人として知られる二宮忠八をモデルに
子供の頃の夢を時代を超えて描く物語。
実は「劇団プチミュージカル」として活動を始めた25年前の公演がこの作品だったそう。
時を超えて描かれる世界観の見どころをお聞きしてきました!
「劇団プチミュージカル」はさぬき市津田を拠点に活動するミュージカル劇団。
役者さんは4歳から86歳と幅広く、スタッフを含めると合計70名の大所帯!
昨年25周年、第60回公演という記念イヤーを迎えましたが、
メンバーの中には初期から参加し、今では親子で劇団に関わるという方もいらっしゃるんです。
そんな劇団プチミュージカルの公演は、年度ごとに高松と三木町で1回ずつ行われますが
今年度の新作公演初回はいよいよこの週末、
2018年12月22日(土)
高松市レクザムホールで行われます。
今週水曜日、津田町鶴羽の「潮騒のスタジオ」(旧鶴羽小学校体育館)を覗いてみると
場面ごとの最後の稽古が行われていました。
今年の劇団プチミュージカルの作品は
「私のあの消えた赤い風船」
実はこの作品、
「プチミュージカル」が小学校のクラブ活動から劇団へと独立した時の初回公演作品!
60回、25年という節目を迎えた劇団の原点回帰として再演されます。
ストーリーは6歳の女の子「翼」が町のお祭りで赤い風船を空に放してしまったところからスタート。
偶然にもその日、パイロットである翼の父親が飛行機事故で亡くなってしまいます。
そんな悲しい思い出がありながらもCAを目指し成長していく翼。
劇中では彼女の6歳、10歳、20歳の3つの世代を表現。
友達である飛行機設計士になりたい男の子、同世代の子どもたちとの繋がりを通して、
「子供の頃に持っていた夢」の大切さを感じる時間になりそうです。
「劇団プチミュージカル」の脚本と音楽を手がける白川さんは
「25年前に自分が書いた本を改めて読み返すと、時代の流れとともに変えなくてはいけない部分が結構あって(笑)
たとえば『CA』という職業も25年前には『スチュワーデス』でしたし
そのために劇中の歌の歌詞も書き換えました」
また、25年前に20歳の翼役を演じた劇団員のお子さんが今回の劇に参加していたり、
数年前に10歳の翼役を演じた方が、今回20歳の翼役を担当していたり、
劇団の歴史の長さを物語るキャスト陣にも驚きです。
今回20歳の翼を演じる川口さんは10歳当時に10歳の翼を演じた方。
「まさか10歳の頃に憧れた『20歳の翼』を演じることになるとは、思ってもみなかったです(笑)」
そして10歳の翼とその友人たちを演じるのは小学6年生の7人。
「劇団プチミュージカル」では6年生がその年の主役級を演じることがおなじみになっています。
みんなそれぞれに励まし合い、練習をしている姿が微笑ましかったです。
そして「劇団プチミュージカル」舞台の大道具にも注目!
毎回プロ顔負けのセットを全て劇団員で作り上げるという本気度。
今回は飛行機のお話なのでプロペラやコックピットのセットが…
どれも本物のようですが、
劇中では飛行機が落ちるシーンと飛行機が落ちないシーンが
このセットの大きな見どころとなるようです!
(劇団プチミュージカル 白川さん)
「二宮忠八の、空への夢を追い続けた姿勢をテーマに描いたこの作品を見て
今の子どもたちにももっと夢を持ち続けて欲しいと思っています。
夢や憧れがあることで、自分が生きていくことをきっと助けてくれると思いますから」
現役で小学校の先生をされている白川さんならではのメッセージ。
来年春で教職を退かれるそうですが、その後は今の子どもたちに足りない「職業観」を身につけてもらいたいからと
「香川でキッザニアみたいな施設を作る」という夢があるそう!
今回の舞台が、忘れていた自分の本当の夢を思い出すきっかけにもなりそう。
ぜひ大人も子どもも「劇団プチミュージカル」で夢を再発見してみませんか?
現在チケット発売中です!
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劇団プチミュージカル第61回公演
「私のあの消えた赤い風船」
公演日時/
2018年12月23日(日)レクザムホール(大ホール) 15:00開場、15:30開演
2019年2月10日(日)三木町文化交流プラザ(メタホール) 17:00開場、17:30開演
チケット料金/全席自由、大人子ども同額 前売り1800円、当日2000円、ペア3000円(前売りのみ)
チケット発売/ローソンチケット(Lコード61859)、劇団事務局
お問い合わせ/0879-42-3567(さぬき市津田町津田公園通り中川建材店内)
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