2019年1月27日(日)さぬき市大川町「みろく荘(みろく自然公園内)にて
「ースパイスー 農業女子×料理研究家〜食がつなぐ出会い〜」
が開催されました!
香川県の東讃地域(高松市より東のエリア)で農業に関わる女性で結成された「東讃地域農ガール」
さぬき市からは「金江養鶏場」の金江ちひろさん、
「農業工房かべっこ」の六車亜弥さん、
「長谷ぶどう園」の長谷真里さんが参加されています。
詳しくはこちら→東讃地域農ガールプロジェクト、ただいまパワフルに活動中!
これまで農業に関わる女子ならではの悩みや新しい試みをお互いに共有したり、
イベントに出向いて農業女子のパワーを伝えたりと、積極的に活躍する彼女たちでしたが…
2019年の幕開けは料理研究家とのコラボ料理教室を開催!
「ースパイスー 農業女子×料理研究家〜食がつなぐ出会い〜」
2019年1月27日(日)
香川県を中心に活躍されているスパイスの達人 八木香里さんをお迎えして、
農ガールが作る野菜の美味しさ、美味しい食べ方、そして女性のパワーを感じてほしいと企画されました。
会場となった「みろく荘」のロビーには「東讃地域農ガール」の写真やオリジナルの作業着の展示が。
彼女たちが実際に農業と向き合う姿がイメージできます。
また、農ガールマルシェの準備も♪
菜花やブロッコリー、ネーブル、卵、もち麦…
どれも美味しそう!
ん? これはもしや…(笑)
そしてイベントのスタート!
まず最初は「みろく荘」に新しくできたキッチンで八木香里さんによる料理教室が行われました。
高松市でスパイスを巧みに使用した料理が食べられる「good food studio CARDAMON」を経営しつつ、
フードスタイリストとしても多方面で活躍されていることもお話しいただき、
改めて女性でも、女性だからこそ…こういった活動ができるんだと勉強させてもらいました。
この日作るのは4つのメニュー。
まずは八木さんの代名詞とも言えるインドカレー
「ほうれん草ペーストのスパイスカレー」
カレールーにあたる「カレーベース」をスパイス、玉ねぎ、にんにく、トマトだけで作ります。
焦がし玉ねぎの作り方にもポイントが!
カレーに使うのは農ガールの「ほうれんそう」「カリフラワー」「かぶ」
「カリフラワー」と「かぶ」は、カレーベースに牛乳とともに加え、柔らかくなるまで火を通し、
あらかじめペーストにしておいた「ほうれん草」を仕上げに加えれば完成!
牛乳ではなく水でベースを伸ばしてもいいのですが、
ほうれん草カレーと牛乳の相性が良いので牛乳にしました、と八木さん。
難しいと思っていた本格的なカレーですが、市販のカレーパウダーでできるレシピで
あっという間にベースもできてしまいました。
青菜が苦手なお子さんでも食べやすそう!
続いては「花蕾野菜のスパニッシュオムレツ」
トルティージャとも呼ばれる、スペインのバルでおなじみ厚焼きオムレツ。
「花蕾」つまりブロッコリー、菜花などを使います。
卵も「東讃地域農ガール」の「かなえ養鶏場」さんのもの。
小さいフライパンを使うことで厚みも出て、
また花蕾野菜を好きな硬さで仕上げると食感もシャキシャキ!
畑の恵みを感じられます。
こちらも時短メニューと呼べるほどすぐに完成!
3品目は「冬野菜ともち麦のサラダ、キウイドレッシング」
カリフラワーや葉物野菜に、下ゆでした「かべっこ」さんのもち麦を使用。
キウイも香川県産の「香緑」
酸味を生かしてドレッシングに仕上げます。
八木さん曰く、ドレッシングのオイルとビネガーの割合は2:1で!
また、季節の果物であるいちごや柑橘、りんごで作っても良いそう。
最後はドリンク「スパイスオレンジエード」
農ガール「長谷ぶどう園」長谷さんの畑でとれたネーブルを使います。
お湯にネーブルの皮、シナモン、クローブ、はちみつ(この日は香川県の中田養蜂さんのもの)を入れ、果汁と合わせて完成!
こちらも簡単!
シナモン、クローブの香りだけでも体がぽかぽかしてきました。
これにて4品完成!
ですが1時間ちょっとしかかかっていません!
緑豊かなプレートに仕上がりました♪
「農ガールスパイスプレート」いただきます♪
「ほうれん草のスパイスカレー」は優しい口当たりなのにしっかりとスパイスが効いていて満足!
「スパニッシュオムレツ」は花蕾野菜の食感がたまりません。
「スパイスオレンジエード」も癖のある香りのクローブを使っているのにこんなに飲みやすいとは…
私が感動したのはやはり、野菜の美味しさ。
サラダに入っていたカリフラワーは新鮮なものだったので敢えて生でスライスしたものを使用。
こんな食べ方は初めてですが、酸味のあるキウイドレッシングともち麦のプチプチとのコンビネーションが最高でした。
冬は乾燥しているので、野菜のみずみずしさがより体に染み込んでいく気がします。
「どの野菜もとても美味しい!」
「食べているうちにすごくスパイスを感じました」
「こんな短時間で、地元の野菜を使ったたくさんのメニューが作れるなんて驚きです」
みなさんも感動の試食体験となったよう♪
(八木香里さん)
「私も農ガールのみなさんの食材を使っていますが、彼女たちの活動にぜひ協力したいと思って参加しました。
この時期に採れる野菜をリサーチして、どう食べてもらった美味しいかを考えながらレシピを作ったんですが、実はお肉を一切使ってないんです。
でも、それぞれの野菜がすごく美味しいので満足度の高いメニューになったと思います。
そして簡単に作れると思ってもらえるのが一番なので、手に入りやすいスパイスを使っています。」
美味しい料理教室のあとは、「東讃地域農ガール」のことをもっと知ってもらおうタイム!
牟礼町できゅうりなどを育てている農ガール「よしよしアグリ」の三好さんによる活動発表、
農ガールの使っている道具紹介、そして◯×クイズが行われました!
「ぶどうの実は房の上と下ではどちらが甘いか〜?!」
「ひよこが卵を産み始めるのは何日後か??」
など、マニアックな問題もたくさんあったのですが、見事最後まで正解される方も!
新鮮な野菜が並ぶ農ガールマルシェも大盛況♪
最後まで手作り感溢れるあったかいイベントとなりました。
(東讃地域農ガール会長 金江ちひろさん)
「2年前の1月にできたばかりの団体ですが、女性農業者も増えていますし、
今後も女性の願いが叶う役割を担うことができたらと感じています。」
農ガールのみなさんに会うと、女性のパワーを感じるのはもちろん、
農業へのイメージも少しずつ変わっていきます。
私たちの体を作る「食べ物」の作り手のひとりである彼女たち。
一緒にいるだけで元気をもらえますので、ぜひ今後の農ガールイベントにも参加してみてくださいね!
ースパイスー 農業女子×料理研究家〜食がつなぐ出会い〜
※香川県男女共同参画における課題解決活動支援事業
開催日時/2019年1月27日(日)13:00〜16:30(12:30受付開始)
場所/みろく自然公園 みろく荘内「キッチンスタジオ COOKING369」【地図】
参加費/無料
定員/50名
お問合先、お申込み先/0879-49-1422(かなたまキッチン)、応募フォーム(https://goo.gl/forms/J8PeSzQolmOC1wRm1)
東讃地域農ガールプロジェクトfacebookページ
【農ガール関連記事】