最寄りのお茶屋さん、自性院常楽寺、平賀源内旧邸で、
毎年7月の第1日曜日に志度の街で開催されるお茶会といえば
「竹林上人 追善茶会」
今年は、7月7日(日)七夕の日に開催されます。
「竹林上人」はさぬき市生まれの偉人の一人。
13歳で出家し、こつこつと修業を重ねて布教を続けた人物です。
(写真:「自性院常楽寺」。志度寺の西隣にあります)
28歳で自性院の7代目の住職となりますが…
1年半で隠居を決め、草庵を営みながらお茶と竹を愛しました。
(写真:間川三十二勝。フジ志度店の南西方向の山の中にあります)
また、自性院から3キロはなれた山裾の間川という地域を大変気に入って
「三十二勝」という修業の場を作り、同時に茶の湯を楽しんでいたとも言われています。
情け深く、子供好きで、「さぬきの良寛さん」と呼ばれて親しまれていました。
そんな竹林上人を偲んで、命日に近い7月の上旬に「竹林上人追善茶会」が開催されるようになりました。
古くは戦前から、昭和後期には1500枚ものお茶券があっという間に売り切れ、「讃岐三大茶会」の一つと言われていた「竹林茶会」ですが…
今では学生さんやお子さん連れの家族も参加している親しみやすい会に。
お茶券(1000円)を買えば、志度の4箇所の会場を巡って楽しめます。
・「竹林上人」にちなんだ「竹林庵」でのお茶会
竹林上人が入定されるまで過ごされた「竹林庵」では献茶とお茶席が設けられます。
お抹茶と、地元の菓子店「風月堂」さんの和菓子がいただけます♪
・「自性院常楽寺」での点心席(うどん)
点心席といっても、地元のお母さんたちが振る舞ううどんなので、かしこまらずいただけます。
この日のためだけに用意された、竹の絵柄のどんぶりで振舞われ、
なんとおかわりもできるんですよ〜!
・「平賀源内旧邸」での生け花展、薬草茶のお接待
『平賀源内旧邸』 では生け花展と、お茶会の参加者に源内薬草茶のサービスがあります。
お庭の「薬草園」のお散歩も楽しんでみてくださいね。
・「平賀源内記念館」での「開館10周年記念企画展」(お茶券に入館割引がついています)
企画展では「開運!なんでも鑑定団」で1000万円と鑑定された貴重な源内焼も展示中です!
平賀源内がひろめようとしていた、独特の色合いと型押しで作る製法が特徴の焼きもの「源内焼」。
竹林茶会のチケットには「平賀源内記念館」入館割引券がついていますので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
今年は七夕の日の開催ということもあり、平賀源内記念館前では地元の小学生が書いた願い事を吊るした笹も飾られます。
また、恒例の水墨画で描かれた竹林の絵のポスターもお目見えします。
実は、地元の水墨画家の方が一枚一枚手描きしているというこちらにも注目を!
アクセスですが、「竹林庵」には駐車スペースがありません。
さぬき市役所隣「働く婦人の家」からバスが出ていますので、それを利用しましょう。
初めての方もぜひバスツアー&まちあるき気分でお茶会を体験してみてくださいね♪

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