2019年8月3日(土)
今年も津田の松原にて「津田石清水神社夏越祭」が執り行われました。
茅の輪くぐりに、夏の厄払い。
そしてここだけの特徴でもある「バリ、ジャワ舞踊奉納」も!
今年の見どころはなんと言っても
2年ぶりの「バリの獅子舞バロン」!
70キロを越す重さの獅子を男性2名で担ぎ舞う、迫力ある演舞!
日本の獅子舞との共通点もあり、子どもたちも獅子に夢中に!
今年の「津田石清水神社夏越祭」の様子をご紹介します。
2019年8月3日、夕方6時ごろ。
さぬき市の海水浴スポットでもある津田の松原にやってきました。
この時間になるとさすがに水着姿の方は見当たらず…
その代わりに松原の中には茅の輪が登場していました。
この日は津田の松原内にある「津田石清水神社」の「夏越祭」。
今年の半分が終わったところで、半年の厄を落とすために行われる恒例のお祭りです。
茅の輪を左右決まった順にくぐることで厄落としをしようと、
たくさんの方が松原に訪れていました。
津田の松原は国立公園としてもお馴染みですが、「津田石清水神社」にとっては神様が通る参道であり、秋祭りの時には神様がお休みになる「御旅所」がある場所。
海水浴場に面した御旅所では、宮司の本澤さんがお祓いをしてくださっていました。
冷えた甘酒のお接待や、短冊に願いを書くのも夏越のお馴染み。
今年も美味しく甘酒を頂きながら、無事にこの一年を過ごせるようお祈りしてきました♪
19時ごろになると案内所の隣にある東屋から、耳馴染みのない音が。
「津田石清水神社夏越祭」の見どころでもある
「バリ舞踊、ジャワ舞踊奉納」のスタートです!
(写真:津田を中心に夫婦でバリ舞踊、ガムラン演奏活動を行う大眉鉄平さん)
「津田石清水神社」でバリ舞踊やジャワ舞踊が奉納されることになったのは、
バリで本格的にバリの踊りと音楽を学んだ大眉さんご夫妻がいたから。
香川県ではまだまだ馴染みの少ないバリ舞踊を広めたいと津田でバリ舞踊教室を開校。
その会場として「津田石清水神社」の参集所を使っているのですが、
『バリ舞踊が神様に向けて奉納するものなら、神様をお祀りする日本のお祭りで奉納してみたら』と、
宮司さんならではの発想から奉納舞踊がスタート。
現在では日本全国からガムラン演奏者と踊り手、ジャワ舞踊の踊り手も津田に集まり、
毎年の夏越祭になんとも贅沢な奉納舞踊のステージが行われるようになったのです。
「夏越祭」の奉納舞踊はガムラン演奏『バパンスリシル』からスタート。
これらのガムランの楽器も実は大眉さんがバリから持ち帰ったもの。
独特な音階とエキゾチックな音は、聞いているうちに頭の中でループして心地よくなってきます。
続いてバリでも歓迎の舞としてお馴染みの『パニャンブラマ』の奉納。
通称『花撒きの踊り」と呼ばれるこの舞踊では、最後に観客に向けて花びらが撒かれます。
踊り手は小学生の頃から大眉さんのバリ舞踊教室に通っていた高校生の女の子たちや、バリ人の女の子など。
オープニングにふさわしい華やかな踊りを見せてくれます。
続いては女性三人で踊る宮廷舞踊『レゴンラッサム』
扇などの小物も使い、巧みに絡み合う3人の踊りから目が離せません!
衣装も先ほどの踊りに比べて大人っぽく、つい見とれてしまいます。
その後に披露されたのがジャワ舞踊!
こちらは津田でジャワ舞踊教室を開校している大石さんが中心となり、
毎年この舞台で披露されています。
「バリ舞踊とは火と水くらい違う」と言われるジャワ舞踊ですが
どっしりとした重めの音に乗せてゆっくりとすり足で動く様子は
確かにバリ舞踊とは全く違った熱を感じます。
そしてラストはバリの獅子舞『バロン』の登場!
日本の獅子舞よりも遥かに大きく、獅子頭は金と赤に装飾され、全身は毛むくじゃら。
もちろんガムランの生演奏に乗せて演舞が行われます。
大人の男性2名で動かす70kgもの獅子。
ゆっくりと歩くので精一杯かと思ったら…
激しく身震いしたり、
昼寝してみたり、伸びてみたり(笑)
伏せて休む様子は日本の獅子舞にも見受けられる仕草。
国は違えど、共通点はあるものなんですね~。
そんなバロンに夢中になっているのが子どもたち。
ギョロっとした目に大きな体が怖いのか、
少し距離をとって手を振っています。(かわいい)
それをみて駆け寄ってくるバロン!
蜘蛛の子を散らすように子どもたちは一斉に逃げてしまいます〜!
演舞中はそんな駆け引きを何度も繰り返していたバロンと子どもたちなのでした(笑)
最後はステージにてご挨拶がありましたが、
一列に並んだ姿を見るとやはり圧巻!
衣装や楽器、演舞・演奏する人たちの光景はまさに夏の夜の夢のよう。
こんなステージがさぬき市で見られるなんて、
香川に生まれてよかった〜!
(バリ舞踊踊り手 大眉さん、ジャワ舞踊踊り手 大石さん)
「今夜は本当に暑くて、途中倒れるかと思いましたが、
最後までやりきれて良かったです!」
熱帯夜の中、全身を布で覆い踊るだけに、踊り手さんの暑さは半端なかったみたい。
そんな中ですが、昨年比べて気に来てくれる人も少し増えて嬉しかった~と大眉さん。
津田の夏のお馴染みの光景になりつつある奉納舞踊。
四国、西日本でもこれだけのものはなかなか見られないと思いますので
今年来られなかった方は来年こそ楽しみに足を運んでみてくださいね。
また、津田でのバリ舞踊教室、ジャワ舞踊教室も開催中です!
踊りの所作の美しさはもちろん、ダイエットや姿勢矯正にもなりますのでオススメですよ~!
津田石清水八幡宮 夏越祭
開催日程/2019年8月3日(土)18:00〜22:00(バリ舞踊は19:00〜)
開催場所/津田の松原内 石清水神社参道、御旅所 [地図]
問い合わせ先/0879-42-2422 津田石清水神社
バリ舞踊についてのお問い合わせ/
バリ舞踊スクール「サヌキサリ」
開催場所/津田石清水神社 参集所
mail sanukisari@gmail.com
詳しくはサヌキサリのブログをチェック→http://balisanuki.ashita-sanuki.jp/e777928.html
バリ舞踊スクール「サヌキサリ」
開催場所/津田石清水神社 参集所
mail sanukisari@gmail.com
詳しくはサヌキサリのブログをチェック→http://balisanuki.ashita-sanuki.jp/e777928.html
ジャワ舞踊教室「うぃどさり」/
開催場所/さぬき市津田町内
開催日時/毎週土曜日19:00〜21:00
お問合せ、申し込み/090−1144−4701(大石さん)
「うぃどさりブログ」→http://widasari.exblog.jp
※その他、丸亀市でのジャワ舞踊教室、インドネシア語レッスンもあります。詳しくはお問合せください。
開催場所/さぬき市津田町内
開催日時/毎週土曜日19:00〜21:00
お問合せ、申し込み/090−1144−4701(大石さん)
「うぃどさりブログ」→http://widasari.exblog.jp
※その他、丸亀市でのジャワ舞踊教室、インドネシア語レッスンもあります。詳しくはお問合せください。
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