空も田んぼも広〜いさぬき市鴨部地区。
ここですくすくと育った今年の「新もち麦」が登場しています!
栄養もたっぷり、いろんなレシピにも使える万能食材として、年々ファンが増えています。
鴨部の米麦農家「かべっこ」さんに、
今年のもち麦づくりのお話しと
残暑のおすすめレシピを教えてもらいました!
おすすめメニューはもち麦のぷちぷちとした食感がたまらない、
夏に食べ過ぎた人にも、夏の疲れで食欲がない人にも作ってもらいたいメニューですよ♪
さぬき市鴨部地区にやってきました。
国道11号線沿い、志度から津田に抜ける間にある田園風景は鴨部ならではの景色。
伸びた稲穂の上を車が走って見えるくらい、パノラマの田んぼと空が広がっています。
そんな鴨部地区の田んぼで育てられているのはお米と麦。
今はちょうど稲が空に向かって伸びていますが、春頃は…
黄金の麦畑が一面に広がっているんです♪
その中でも…
このように紫色の穂の麦を発見したら、それは「もち麦」!
麦の中でも「大麦」で、もち性の大麦のことを「もち麦」と呼び、
小麦と比べても食物繊維が非常に多く、栄養価が高いのが特徴です。
お米と混ぜて炊くと、プチプチとした食感がたまらない食材としてもおなじみ。
(写真左から:「農業工房かべっこ」六車拓哉さん、六車亜弥さん)
そして鴨部でもち麦といえば、もち麦の達人である「農業工房かべっこ」さん。
鴨部を中心にお米、小麦、もち麦を育て、イベントでもち麦を使ったおにぎりやスイーツを販売しています。
今年も5、6月にもち麦を収穫し、7月から『新もち麦』を発売開始されています!
では、今年のもち麦栽培はどうだったのでしょうか?
(農業工房かべっこ 六車拓哉さん)
「かべっこではうどん用小麦の『さぬきの夢』と『ダイシモチ』というもち麦の2種の麦を育てていますが、小麦より作りにくいのが『ダイシモチ』。
水に弱く、雨のせいで発芽せずに終わる年もありましたが、今年は雨が少なかったのも救いになりました。
排水調整を行ったり、新芽を食べてしまうカモを入れないようにロープを張るなどの工夫もしたおかげで、
今年は例年よりも多い10トンのもち麦が収穫できました。
栽培面積を増やしたこともあり、たくさんできたのでたっぷり食べて欲しいです!」
ちなみに普段の『もち麦』と『新もち麦』の違いも聞いてみましたが、
『新もち麦』の方が収穫したてなので紫色が濃いのだそう。
また、半押ししているもち麦もありますが、丸いままが美味しいという声もあり、丸せい麦の状態で販売。
コロコロと丸いビジュアルが可愛いのもいいなと思いました。
年間通して販売されている「もち麦」ですが、
食べ続けることでコレステロール値、血糖値が下がったという声もあり、リピーターも増えているのだとか。
夏の疲れを癒したい方も、夏に食べ過ぎちゃった方も、
『新もち麦』をきっかけに毎日のメニューに取り入れてみてはいかがでしょうか?
「農業工房かべっこ」の『もち麦』は、500gと1kgの2バージョンが販売中。
新物にはパッケージに『新もち麦』シールがついていますので、ぜひチェックして買ってみてくださいね♪
【香川県下の販売箇所】
・かなたまキッチン(さぬき市大川町)
・harusora(さぬき市志度)
・溝口食糧(高松市多賀町)
・八百屋ひとみデリカ&キッチン(高松市田町商店街内)
・Sanukis(高松市今新町)
・フィンズヨガスタジオ(高松市楠上町、多肥下町)

普段のご飯(白米)に混ぜ込むなら、1合につき大さじ1のもち麦をいれてみてくださいね。
普段通りに洗米・給水して炊くと、プチプチ食感のたまらないご飯が出来上がります。
また、あらかじめたっぷりのお水に入れ、20分ほど茹でて水気を切り、タッパーなどに保存しておくのもおすすめ!(3〜4日はもちます)
サラダに混ぜたりやスープと煮込んだり。
ちょい足ししてもち麦メニューを簡単につくることができます♪
(農業工房かべっこ 六車亜弥さん)
「茹で上がったもち麦の表面のぬめりには、水溶性の食物繊維が含まれているので、さっと洗う程度にしておくと良いですよ。
さらに、夏野菜もたっぷりとれるもち麦のレシピをご紹介します!」
↓ ↓ ↓ ↓
「もち麦と夏野菜の『だし』のせ冷やっこ」
茹でたもち麦、トマト、きゅうり、大葉などの夏野菜、ちりめんじゃこと、
だし醤油、オリーブオイル、お酢を2:1:1の割合で混ぜ合わせ、
冷ややっこに乗せるだけ!
さっぱりとした夏野菜と冷えたお豆腐の喉越しも良く、
途中、ぷちぷちとしたもち麦の食感が楽しいメニューです。
もち麦は栄養価も高く、しっかり噛むので少しの量を混ぜるだけでもお腹が満足。
もち麦にたくさん含まれている水溶性食物繊維は、腸内環境を改善してくれて、免疫力もアップ!
夏の終わりの滋養&ダイエットメニューとしても取り入れたいものです。

「農業工房かべっこ」の六車亜弥さんは、もち麦メニュー考案の達人!
もち麦を使ったおはぎやおにぎり、わらび餅、クッキーなどをイベントで販売中です。
今後は以下のイベントに出店予定!
ぜひ足を運んでみて、味わってみてくださいね。
・八百屋ひとみデリカ&キッチン 出張ランチ(月1回)
・10月13日(土)、14日(日)おしろのまちの市 秋の市 vol.3(香川県丸亀市)
詳しくは「農業工房かべっこFacebookページ」でチェック!

野菜ソムリエの池田ひとみさんが主宰の「地讃知shok」とコラボで行っている「かべっこの田植え、稲刈りイベント」が今年も開催。
上の写真は6月にイベントにて昔の田植え道具で植えたお米の様子。
すくすくと育ち、10月には稲刈りイベントが行われる予定です。
自分でカマと稲穂を握って行う稲刈りは子どもたちも夢中に!
未体験の方はぜひ参加を!(またブログサイドバーでご紹介します!)
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