2019年9月15日(日)大串半島球技場と芝生広場にて
「ラグビーワールドカップ開幕直前 ノーサイドイベント」が開催されました!!
日本のラグビートップリーグ選手である香川出身の片岡将さんのもとに
ラグビー初心者の親子17名と高松北高校ラグビー部20名が集合!
ボールを使ったミニゲームからタックル、ラインアウト体験、そして大串のピザ窯でやくピザランチまで!
小さいお子さんでも全身でラグビーを楽しめる1日でしたよ♪
ワークショップの様子を詳しくレポートします!
2019年9月15日、
大串半島にてラグビーワールドカップ開催直前「ノーサイドイベント」が行われました。
このイベントは、香川県出身で現在ラグビートップリーグ「日野レッドドルフィンズ」にて活躍する片岡将選手が、子どもから大人までラグビーの楽しさを知ってもらおうと企画された初心者向けのラグビーワークショップ。
ラグビーのルールもわからないまま、ワクワクしながら集合場所の球技場に行ってみると…
早くも芝生コートに屈強なオトコたちが!!!
よくよく見てみると…
片岡選手と高松北高校ラグビー部の男子たちでした〜!
高松北高校は片岡選手の出身校。
後輩であるラグビー部の男子たちがこのイベントのために手伝いに来てくれていたのでした!
続々と参加者も集合!
今回は14名の小学生と3名の大人が参加することに。
「タグラグビー」を学校で体験したことがある子どもたちもいましたが、
ほとんどの人がラグビー未経験者!
みんなで広い競技場の真ん中に集合し、
まずは目の前に広がる海を見ながら…
(日野レッドドルフィンズ 片岡将選手)
「こんな綺麗な場所、なかなかないでしょ?
日本でもここしかない風景だと思います。
最初にここに来た時に、ここでみんなとラグビーをやりたいなって思ったんです。」
と、大串半島への想いもお話しくださいました。
そんな気持ちのいいグラウンドで最初に片岡選手が提案したゲームは…
「ウォーキングしながらのグループわけゲーム」
片岡選手が叫んだ数字を聞いて、その人数でグループを素早く組むというゲーム。
できるだけ高校生が子どもたちが一緒になるように、高校生たちが声をかけながら動きます。
何度かゲームを繰り返し、最後にできた6人グループで「ラグビーゲーム」のスタート!
最初に誰かが「ラグビー!」と叫びながら手をあげる仕草をします。
隣あう人がその真似を順番にしていくという連鎖ゲーム。
右手を上げたり、両手を上げたり、ジャンプしたり。
和気藹々としたレクリエーションですが、実はこのゲームにも意味があると片岡選手。
(日野レッドドルフィンズ 片岡将選手)
「これも集中力を高めるためのゲームです。
しっかり頭を使うためにラグビーの練習でも行なっているゲームなんですよ。」
たった2つのゲームで緊張が解け、動きが良くなった子どもたち!
続けて高校生と一緒になって「ボールレース」「手つなぎ鬼」ゲーム!
どのチームも最初は何気無くこなしていた「ボールゲーム」ですが、作戦会議を挟むと動きが一段と良くなってびっくり!
「手つなぎ鬼」ではすっかり小学生に逃げられてしまった高校生に向かって片岡選手から
「人だけで捕まえようとしないで、スペースを使おう」
というアドバイスも。
ラグビーというスポーツは作戦とチームワークが常に必要だということがよくわかります。
最後はラグビーというスポーツを集約したかのような「ボールあつめゲーム」を開催!
4隅に1人ずつ立ち、中央に集められたボールを誰よりも早く自分のポジションに3個集める、というものです。
これが意外と頭を使うゲーム!
ボールだけをただ奪い続けるだけでは勝てず、全体を見て、どこのボールを奪えば自分が一番になれるかを常に意識しなくてはいけないもの。
球技場で行なったレクリエーションの中では一番白熱しました!
最終戦では現役高校生の本気が見られるシーンも!!
転がるボール! 転がる高校生!
子どもたちも大きい声でエールを送りました!!
もちろん片岡選手のプレイを見るチャンスもありました♪
ボールに強めの回転をかけて軽く投げているだけなのに、まっすぐ高校生のもとへ。
その速さと回転の速さに「すげえ!!ドリルみたいなパス!!」と子どもたちから感動の声も!!
球技場で行う1時間半のワークショップはこれで終了。
最初はがっしりした体型のお兄ちゃんたちに囲まれて緊張気味だった子どもたちも、
最後は高校生にニックネームをつけてしまうほどの仲良しになっていました〜♪
実はここにも片岡選手の思惑が…
(日野レッドドルフィンズ 片岡将選手)
「今回高校生に来てもらったのは、自分たちが主体になってラグビーを普及してほしいからです。
自分たちが地元香川からラグビーを盛り上げていくんだという気持ちになってほしい。
こうやって仲良くなった子どもたちが、自分たちを見に試合に来てくれるようになれば本当に嬉しいですよね。」
この後、上の芝生広場に移動する予定でしたが、しばらくグラウンドで練習する高校生たちを眺める子どもたちも。
お兄ちゃんたちの本気の姿に見とれているようでした。
さて、ラグビーワークショップの後半は、パノラマの瀬戸内海が一望できる大串半島の一番上「芝生広場」へ移動して行います。
芝生広場のピザ窯では、美味しそうなピザがどんどん焼けています♪
ここからはピザをつまみつつ、タックルやスクラム、ラインアウトを体験する自由時間!
片岡選手が「ぜひ芝生広場でやりたい!」と言っていた「ラインアウト体験」も行われました1
ラインアウトとはラグビーのセットプレーのことで、サッカーでいうスローイン。
スローインするボールを確実に受けるために、仲間を持ち上げてキャッチするプレイはラグビーならでは!
「アップ!」という子どもの掛け声で一気に3メートル高の目線へジャンプ!
目の前には海ーーーーーー!
そこでボールをキャッチ!!
「怖かった〜〜!!」
といいつつ、次々とラインアウトに並ぶ子どもたち。
高く持ち上げられる気持ち良さを体感したみたいです。
こちらはラグビーボールを持って高校生たちに突進する「タックル」!
「低い姿勢で突き抜けて!」とアドバイスをもらってみんなでチャレンジ!
思いっきりぶつかるというタックルが気持ちよかったみたいで、女の子も果敢に向かっていました。
これぞラグビー!というスクラムも体験!
肩を組んだ後、軸足の反対側の足でボールを後ろに蹴るのが難しい〜〜〜〜!
スクラムの下ではこんなことをやってたのね!という発見!
(高松北高校ラグビー部キャプテン 川東和輝さん)
「いつも高校生だけでラグビーをやっているから、下の学年と交流ができて今日は楽しかったです。
小学生はとにかくパワフルでいい励みになりました!
11月からは全国を睨んだ大会の予選もあるから、今日子どもたちに教えたみたいに日々の練習を丁寧にやっていきたいです。」
ラグビーを存分に楽しんで、お腹が空いたら手作りのピザタイム♪
高松北高の女子高生たちがお手伝いに来てくれて、ピザ生地をうす〜くラグビーボール型に伸ばしていました!
みんな手際がよくて素晴らしい〜〜!!!
生地にはアスパラ(さぬきのめざめ)、ねぎ、山芋、トマトなどの旬の地元野菜をたっぷりと
照り焼きチキン、チーズをたっぷり乗せてピザ窯へ。
窯の火力であっという間に野菜ピザの焼きあがり〜〜!
洋風の見た目ですが、てりやきチキンのおかげであと引く甘辛味。
おいしい〜〜!!
奥にある小さいピザはデザートピザ。
餃子の皮をピザ窯で焼いたあと、手作りのレアチーズケーキと生のトマトをオン!
このコンビが不思議と合うんですよね〜〜!
野菜が苦手で普段はあまり食べないというお子さんも
「おいしい!」と食べていたのが印象的でした。
実はこのピザ、美味しいだけではなく、
管理栄養士である片岡選手の奥様 片岡晴未さんが考案した「体が強くなるピザレシピ」。
(写真左から3番目:片岡晴未さん)
「今回、香川県の地元の食材を使いたくて、さぬき市の方に聞いたり調べたりしてこのレシピができました。
野菜のピザ、デザートのピザを食べることで体に必要な5大栄養素が全て取れるようになっています。
栄養は他のものとの相乗効果で体に元気を与えてくれますので、全ての栄養素が入っているのは大事なこと。
そして地元のものを地元で食べる大切さも伝えたくて、このレシピにしました。」
晴未さんはこの日のために東京から小さいお子さんとともに来てくださっていましたが、
高松北高の高校生たちと一緒にピザ作りができたことも非常に楽しかったそう。
中には管理栄養士になりたい女子高生もいて、作業中はいろんなお話で盛り上がったようです。
芝生広場を眺めてみると、
海を見ながらピザを食べる人、
高校生と一緒にラグビーを楽しむ子、
のんびり景色を楽しみながら過ごしている見学の方など、
大串の気持ち良い休日の風景が広がっていました。
ラグビーにすっかりハマっているお子さんの保護者の方にも今日の感想をお聞きしてみると、
(参加者のお母さん)
「ドラマのノーサイドゲームを見ていたので、いいなと思って申し込みしました。
普段ラグビーを体験できる場所はないですし、トップリーグの選手に教えてもらえるのが今回の一番の楽しみでした。
怪我をするスポーツというイメージがあったけど、子どもがすごく楽しそうでした。
高校生のみんなも全員の子どもたちに気配りしてくれていて、優しかったのでいいなと思いました!」
という嬉しい声が!
子どもたち、高校生、保護者の皆さんの声を受けて、この企画を自ら立ち上げた片岡選手の感想は…
(日野レッドドルフィンズ 片岡将選手)
「今日は高松北高校のみんなが自主的に取り組んでくれたし、子どもたちも楽しんでくれたのでとても良かったです。
体験を受けてラグビーをやってくれる子ができたらなおさら嬉しいですね。
トップリーグで活動する自分しかできないことがあると、再認識もしました。
今後もこういった形でさぬき市で年に一度はラグビーをやったり、他の自治体の方とも協力してイベントやパブリックビューイングなどができたらいいなと思います。」
嬉しいことに次回開催希望の声もお聞きできました!
今回参加することができなかったあなたも、次回は片岡将選手と一緒に走って楽しんでみませんか?
まもなくラグビーワールドカップ開催となりますが、
1人で見るのも楽しいけど、みんなでやってみるともっと楽しいですよ♪
また、トップリーグで今後も活躍が期待される香川出身のトップラガーマン 片岡選手にもエールを送りましょう〜!!!
