高松市の「ホテルパールガーデン 」が、今年もさぬき市にある「さぬきワイナリー」とのコラボイベントを2つ開催!
そのうちの1つ、
2019年9月28日開催
「さぬきワインぶどう収穫とオリーブハマチ養殖場見学」ツアーに行って来ました!
実はオリーブハマチもワイン用ぶどうもさぬき市で生産されているって知ってましたか?
作られている現場や作っている人に出会い、
地ワインと地元食材がますます食べたくなる素敵なツアーでした!
高松市、さぬき浜街道沿いにある「ホテルパールガーデン」にやって来ました。
今年9月20日には新館がオープンし、新たに客室90室と新しいバンケットホールが誕生。
レストランでは香川県の地元食材をふんだんに使用する「讃岐うまいものダイニング」に認定されていて、季節に合わせた食材を和洋折衷で楽しめます。
そんな「ホテルパールガーデン」では一昨年から地元の「さぬきワイン」とのコラボイベントを開催しています。
香川には「さぬきワイナリー」があるということを知ってもらいたいという気持ちでスタートし、今年も昨年同様、ワイン用ぶどうの収穫ツアーとワインと地元食材のビュッフェパーティが決定!
2019年9月28日(土)には、その一つ。
「さぬきワインぶどう収穫とオリーブハマチ養殖場見学」ツアーが開催されました。
参加されたのは18名の方。
昨年に比べ、ご夫婦での参加が増えたよう。
今年の目玉はぶどうの収穫&ハマチの養殖場見学。
なぜハマチとワインなの?という疑問もちょっぴり頭をかすめますが…
さっそくバスに乗り込んでさぬき市の港へGo!!
バスに揺られて40分。
到着したのは、さぬき市鴨庄の「新開漁場」。
大串半島のふもとにあり、穏やかな鴨庄の湾が目の前に広がっています。
鴨庄漁協では山から流れ込む栄養たっぷりの水と穏やかな湾を使って、牡蠣や海苔、ハマチ、カンパチなどを養殖しています。
ここからは鴨庄漁協の漁師さんたちがオリーブハマチの養殖生簀まで案内してくれます!
4つの船に分かれて沖へ出発!
左手には五剣山、右手には大串半島が見える鴨庄の漁場。
鴨庄漁協では、春に九州、長崎、鹿児島、愛媛から1キロほどに育ったハマチを仕入れて、この場所で出荷基準になるまで育てます。
その理由は海水温。
香川の海は冬場はかなり寒くなるため、ハマチが生きられないのだとか。
海が温かくなる時期だけ、ハマチを移動させて養殖しているのです。
大串半島の先端までいかないうちに養殖漁場に到着。
ここでは白井さんという漁師さんが黒い養殖枠4つを使って
「オリーブハマチ」「プレミアハマチ」「カンパチ」をそれぞれ7000匹育てています。
こちらが白井さんの船。
この1つの生簀の中に7000匹のオリーブハマチが住んでいるそう!!
すでにハマチとしての出荷体重3キロを越していると聞いて、思わずお腹が鳴ります。
伺った時はちょうど餌やりタイム。
オリーブハマチも通常のハマチと同じ餌(イワシが主原料)を与えるのですが…
出荷10日前になると、その餌に香川県産のオリーブの葉っぱを混ぜます。
これが普通のハマチとの大きな違い!
オリーブの葉は微粉末状態で、お湯を注げばそのままオリーブ茶ができそうでした♪
ちなみに船の真ん中にある銀色のマシンは、イワシの餌とオリーブの粉末をミキシングして俵形に成形するもので、
それをポンポンと生簀に向かって飛ばすマシン(白井さんの足元右側にある青く細長いもの)が連動していてびっくり!
バッティングセンターの連打状態で生簀に餌が投げ込まれます!!!
それに負けじとハマチも食べる食べる!!!
バッシャバシャという水しぶきがエンドレス。
7000匹もいるもんだから、絶え間ない入れ食い状態なのでした〜。
「どのくらい餌をやるの?」という参加者の質問に、
(鴨庄漁協オリーブハマチ養殖の白井さん)
「食べなくなるまでやな。」
と衝撃の解答!
なんと餌やりだけで午前中まるまる潰れるということで、養殖って大変なのだな…と改めて感じました。
船を降りてから、香川県水産課の石田さんからもオリーブハマチのお話が!
(香川県水産課 石田さん)
「香川県は日本における海での養殖初成功の地ですが、2007年にここだけのものが作れないかと考え、地元産のオリーブの葉を食べさせた『オリーブハマ」チ』が誕生しました。
オリーブの葉を食べさせることで、「さっぱりとした味わい」「魚の臭みがない」「見た目もキレイ」という効果があり、さらに近年では「食べた人にリラックス効果をもたらす」というメリットも解明されました。
現在、引田、庵治、直島、鴨庄の10件の漁師さんが養殖していて、今年は27万尾の出荷を見込んでいます。
今年は9月21日に解禁していますが、ハマチと一緒にお酒を楽しんでほしいという意味で、今年はオリーブハマチ×さぬきワインのマリアージュを推して行こうと思っています!
さあ、オリーブハマチとさぬきワインのマリアージュはどうなのか?!
ワクワクしながら続いてやってきたのは、先ほどの養殖漁場から見える山の上。
大串半島の「さぬきワイナリー」です。
まずは竹中工場長による、1時間の工場見学ツアーが行われました。
現在「さぬきワイナリー」で作っているワインの種類、使用ぶどう品種を聞いたり、ラベル貼りのマシンや瓶詰めの部屋などを見て回ります。
コルクの上に貼るシールも筒状で並んでいるのを発見すると感動!
こちらはラベルマシンにセットされたシール。
この日は稼働していませんでしたが、10月に入ると新酒の瓶詰めやラベル貼りで忙しくなります。
ワインに興味がある方が多いのか、竹中工場長への質問が止まりません!
「甘口ワインと辛口ワインの違いは?」
「酵母は赤ワインと白ワインじゃ違うの?」
など、素朴な疑問ですが、解答を聞くとなるほど!というものばかり!
工場見学後はワイナリー隣の「さぬき市物産センター」でお買い物&昼食タイム♪
土日は大串ドライブに来たり、近くのキャンプ場「シーサイドコリドール」を利用している方もよく立ち寄る場所です。
赤ワイン、白ワイン、ロゼワインの他に、地元のイチゴで作るイチゴワイン「美珀」や、ブランデーがあることに驚く方も。
そしてバスツアーなので試飲が進みます♪
こちらはこの後収穫しに行くワイン用ぶどう「香大農R-1」で作った昨年の新酒「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」。
他の赤ワインに比べて色が濃い〜〜!
でもすっきりと飲みやすいのが不思議!
ほろ酔い気分で物産センターの2階に上がると、「ホテルパールガーデン」の板前さんが!!
なんと、今朝届いたばかりのオリーブハマチを捌いて、お刺身を作ってくださっていたそう〜〜〜〜!!!
キラキラ、美味しそう〜〜〜!
早速オリーブハマチの試食スタート!
先ほど生簀で飛び跳ねているのを見ているだけに、食べたくて仕方なかった〜という方も。
わたしもオリーブハマチのお刺身、いただきました!!
届きたて&捌きたてということもあり、身の弾力がしっかり!
まろやか〜なのに意外にさっぱりの味わいで、何枚でも食べられそう♪
また、食べているうちにホンワカしてくるのは、例のリラックス効果?!
と同時に本日の昼食「ホテルパールガーデン 」さん特製『さぬき彩弁当』をいただきました。
ここにもオリーブハマチのオランダ煮が入っていましたよ♪
ホクホクしていて、お刺身とは違った味わいが美味。
ほかにもオリーブ牛のローストビーフやオリーブ地鶏の鍬焼き、鯛のあられ揚げなどの贅沢な一品を少しずついただけ、
季節のきのこの炊き込みご飯や煮物の優しさにほっこりできる大満足のお弁当でした。
この『さぬき彩弁当』は、「ホテルパールガーデン 」さんでも販売中です♪
(2段重ねで2300円。季節限定、2日前の昼12時までにご予約を)
お腹がいっぱいになったところで、、、労働タイム!!!
「さぬきワイナリー」の自社圃場へ向かいます。
大串半島を離れ、さぬき市志度の天野峠南側にある山へ。
こちらの斜面では、長年ぶどうを栽培していた方から引き継いで「さぬきワイナリー」がワイン用のブドウなどを育てています。
圃場では多くのスタッフが2日後の仕込み日に合わせて急ピッチで収穫中。
その中の一部を参加者のために用意してくれていました。
こちらが収穫するワイン用ぶどう「香大農R-1」。
デラウェアに近い小さな粒ですが、実のなり方がパワフルで、1房がずっしりと重たいのがポイント。
さらに皮の色が濃いのがこのぶどうの特徴。
通常のワイン用ぶどうの2〜3倍のポリフェノールを含んでいるのです!
また、香川大学が開発したさぬきワイン用のブドウのため、苗の持ち出しができず、香川でしか育てていないというのも大きな特徴です。
30分間の収穫タイムのスタート!
剪定ばさみで次々と房を切り、コンテナに積み込みます。
ぶどう棚は中腰でちょうどいい高さ。
意外と腰にくる姿勢なのですが、それにも負けずどんどんと収穫が進みます!
房の中でも白っぽく病気に見えるものやカビっぽいものは、できるだけハサミで取り除きます。
見慣れていないだけに判断が難しいものも。
しばし房を眺めて考える参加者さんも。
30分経つと4列あった収穫用の棚もあっという間に葉っぱだけに。
最終的にはコンテナ22箱分が収穫できました!
この日収穫した「香大農R-1」は、2019年11月22日「ソヴァジョーヌ・サブルーズ(720ml、2200円税込)」として解禁されます!
これにて「さぬきワインぶどう収穫とオリーブは街養殖場見学」は終了!
雨予報とは真逆の蒸し暑い日になりましたが、最後までみなさん笑顔で過ごされていたのが印象的でした。
「オリーブハマチの姿を見ただけにお刺身が美味しかった!」
「ワイン用ぶどうを見るのも、ぶどうの収穫も初めてで楽しかったです。」
「生産者さんに出会うことで、これからも安心して食材を買うことができます。」
など、生産の現場をみる喜びを感じられるツアーになったようです。
(同行されたホテルパールガーデンのシニアソムリエ櫻井さん)
「今日はお天気が心配でしたが、晴れて良いツアーになりました。
今回のツアー同様、11月のワインビュッフェでもさぬきワインとオリーブハマチの組み合わせをおススメしていきますので、次回はじっくりとワインとのマリアージュを楽しんでもらいたいです。」
櫻井さんもおすすめのさぬきワイン10種&さぬき食材を楽しむビュッフェパーティ「さぬきワインヌーボー祭」は、2019年11月23日(土)に高松市「ホテルパールガーデン」さんにて開催されます!
昨年に続く贅沢なワイン会!
地元の「オリーブハマチ」とのマリアージュはもちろん、恒例の「鯛の塩釜焼き〜ブドウの葉包み」も登場!
もちろんブドウの葉は「さぬきワイナリー」のブドウ畑からいただいたものです♪
ソムリエさんによるワインクイズやゲームもありますので、ワイン好きの方と一緒に遊びに行きませんか?
【さぬきワインヌーボー祭り】
開催日時/2019年11月23日(土・祝)18:30開始
会場/ホテルパールガーデン 新館バンケット
料金/6500円(税・サービス料込)
詳細、お申し込みは「ホテルパールガーデン」まで!
↓
http://hotel-pearlgarden.jp/event/3527/(外部ページに飛びます)
また、この収穫ツアーで摘み取られた「香大農R-1」がワインになるべく仕込まれる様子はこちらをチェック!
↓
【さぬきワインブドウ収穫とオリーブハマチ養殖場見学】※終了
開催日時/2019年9月28日(土)8:00〜16:00
会費/3000円(税込)
【さぬきワインヌーボー祭】※予約受付中!
開催日時/2019年11月23日(土・祝)18:00受付、18:30開宴
場所/ホテルパールガーデン(高松市福岡町2−2−1)【地図】
料金/6500円(税、サ込。定員50名)
お問合先/0120−77−5015(ホテルパールガーデン)
さぬきワイナリー
住所/香川県さぬき市小田2671-13 【地図】
見学時間/9:00〜17:00
facebookページ・https://www.facebook.com/sanuki.winery