子どもが生まれるとほとんどの時間は子育てに割り当てられて自分の時間がない…
でも子どもと一緒にいるのは楽しい。
そんな子育て真っ只中の親御さんたちに嬉しい試みをされていると聞いて、
2019年春に開園した認定こども園「長尾学舎」内の
「子育て支援センター にじいろ」さんへ行って来ました!
お子さんがおもちゃに夢中になっているうちに、
地元の達人たちがママのための短時間講習会を開講!
大人気だという「パン講習」を私も体験させてもらいました!
さぬき市には現在5つの「こども園」がありますが、
そのうち2019年春に新しく開園したのは「津田こども園」と「長尾学舎」の2園。
そのうちの1つ「長尾学舎」内の子育て支援センターに、
ママたちに大人気の講座があるとお聞きして行って来ました。
「長尾学舎」は障害者支援施設、デイサービス、グループホームなどを運営する「社会福祉法人 長尾福祉会」が2019年春にオープンした認定こども園。
のどかな田園地区の真ん中にあり、静かな場所にありますが…
入り口は自動ドア。
登園状況もICでチェックと最先端!
園内は子どもの動線や成長を考えて作られていて、壁が少なく開放的!
壁や廊下だけでなく、ゲートや椅子も木製にこだわり、とても柔らかい雰囲気。
ホールもこの通り。天井が高く、ステージも広い!
大きく動く運動も発表会もここでできちゃいます!
園内には「子育て支援センター にじいろ」もあり、未就園児のお子さんがいらっしゃる親御さんがたくさん遊びに来られるのだとか。
支援センターの前には絨毯を敷き詰めた図書スペース。
こども園と支援センターをあえて仕切っていないこともあり、
遊びに来た子どもたちも大好きな絵本をくつろいで読めそうです。
そして支援センターに入ってみると…
おもちゃスペースには小さいお子さんがころころっと遊んでいました〜!
可愛い〜〜!
近くの子育て支援センターやグルメスポットの紹介もたくさんあり、ここに来ると欲しかった情報が一度に手に入ります!
支援センターだけど、ソファもあり、明るく綺麗なお部屋。
現代のお母さんたちに合わせたカフェのような雰囲気に仕上げて、
しっかりとくつろいでもらえるようにしているのだとか。
担当の先生も2人いらっしゃいますが、以前も子どもたちに関わる仕事をされていたので
お子さんも見てもらいながら子育ての相談にもしっかり乗ってくださるそう。
そして「子育て支援センター にじいろ」の人気の秘密がもう1つ。
お母さんのための「講習」。
カメラマンやパン教室の先生などの地域で活躍する達人を招いて、
短い時間ですぐに活用できることを学べる講座を毎月開催しています。
訪れた日はさぬき市末で「パンとお菓子の教室 メイプル」をされている行安さんが、
米粉パンの講座を行なっていました。
普段は子どもと向き合っているお母さんも、この時ばかりは解放されて一人の時間。
真剣にレシピや先生の手の動きを見ています。
時折お母さんが恋しくなった子どもたちもやってきて一緒に参加!
同じ部屋の中で開催しているので、お子さんもお母さんも安心ですね。
また、ポイントは「子どもたちが遊びに飽きないうちに終わる」こと。
普通のパン教室なら、手ごねから発酵、成形、焼きあげまでして2〜3時間というところですが、
今回の米粉パン講習は、捏ねの実演後に発酵したものが出て来て、さらに焼成したものも出て来て、
味見して〜と、驚きの30分で終了!
「どれ飲む?」と先生が声をかけてくれて、嬉しいお茶タイム付き。
最後にしっかりお茶しながらパンの試食もでき、お母さんたちも満足そう♪
(1歳7ヶ月のお子さんがいるお母さん)
「パン教室は初めてだったのですが、子どもの体にいい食材を教えてくれるし、美味しくてよかったです。
ここに来ると先生も優しいし、子ども連れで参加できるイベントも多くてよく通っています。」
(6ヶ月のお子さんがいるお母さん)
「米粉パンは作ったことがなかったのですが、意外と簡単にできるとわかり驚きました!
今は1日が子育てであっという間に終わってしまうので、落ち着いて来たら作りたいですね。」
子育てしながらパン作りの時間を作るのはなかなか大変。
でも今日教えてくれた米粉パンは発酵は1回のみで時間も短め。
あんぱんやピザへの応用も効くので、これは嬉しいレシピでした!
(「パンとお菓子の教室 メイプル」行安先生)
「長尾学舎で行うパン講習は2回目ですが、いかに簡単に、お子さんが飽きない時間で伝えられるかを考えています。
そしてパン作りが難しいと感じないように、興味を持ってもらえるような内容にしています。
私自身、大人向けのパン教室をやっていますが、米粉パンは必要な人に届けたいと思い、レシピを習得しました。
市販の米粉パンが美味しくなくて困っているという人も、このレシピならアレルギーのお子さんがいても毎日簡単に作れて美味しいのでオススメしたかったんです。」
確かに米粉パンは固い!というイメージがありましたが、行安先生の作ったものは時間が経ってもモッチリ柔らかい!
お米の香ばしい香りもして、サンドイッチやピザにしても美味しいだろうな〜と思いました♪
参加費も500円という手軽さが子育て家族には嬉しい!
こう言った米粉パン講習以外にも、
季節に合わせた「親子工作教室」や「お母さん講座」「お誕生日会」「身体測定」などが、
平日の午前中に行われていますので、お昼寝やお昼ご飯までの時間をここで楽しく過ごすお母さんも多いそう。
お昼ご飯を持参すれば、支援センターが閉まる14:00までゆっくり過ごすこともできます。
(写真右:「認定こども園 長尾学舎」森田未歩さん)
「『にじいろ』では子育て中の人が悩み相談をしたり、イベントに参加して息抜きができる場所にしてもらえたらと考えています。
逆に特技のあるお母さんなら先生になることもできます!
一人なら大変だけど、この場所ならみんなと一緒にできることもあるので、ぜひ立候補してください!
また、ここに通うことで『長尾学舎』の雰囲気もわかってもらえるので、そのまま入園してくださると嬉しいです。
今後もお母さんたちの意見を聞いて、『本当に癒される場所とはなんだろう?』という課題を追求していきたいなと思います。」
子育てする場所は家の中だけではない、
地域で、いろんな人と考えながら一緒にしていくのでいいんだよ、
と声をかけてくれる優しい場所。
新しい居場所を見つけに、まずは『長尾学舎』内の「子育て支援センターにじいろ」へ行ってみませんか?

↓
長尾学舎内 子育て支援センター「にじいろ」
場所/香川県さぬき市長尾西1601-1【地図】
開放日/月〜金 9:00〜14:00(食事はできません)
園庭開放 9:30〜11:30
育児相談 月〜金 9:00〜16:00(電話、来園にて受付。無料、秘密厳守)
対象者/未就園児のお子さんと保護者(マタニティママも利用可)
お問い合わせ先/0879-52-1597