生徒たちが実習で作る野菜や花、加工品の販売も大人気ですが、
今年は「和菓子甲子園」香川県予選2位受賞のオリジナル和菓子が登場!
肌寒い冬の入り口に『令和』の温もりを感じる雅なお菓子を求めて、あなたも足を運びませんか?
一足お先に石田高校で学園祭の準備を見せてもらい、見どころをお聞きしてきました〜!
さぬき市寒川町にある香川県立石田高等学校にやってきました。
石田高校には、生産経済科、園芸デザイン科、農業土木科、生活デザイン科の4つの学科があり、
農業、園芸、土木、家庭科などのスペシャリストを目指す生徒たちが
日々専門知識や技術を習得すべく勉強しています。
校内配置図を見ると、農場、ビニールハウス、加工場、土質試験実習室など、
学校で体験する実習の幅広さがよくわかります。
地元の人にも大人気の「石高祭」はいよいよこの週末!
11月9日(土)、10日(日)開催です!
今年のテーマは「Opening~新しい時代の幕開け〜」。
新しい元号の年に、新しい一歩を踏み出したいという石高生たちの想いが込められているそう。
そんな「石高祭」。
地元の人に愛される理由の一つは、生徒たちが実習で育てた農作物やお花を、広く地域に公開販売していること。
毎年6月に寒川町の「ザ・ビッグ」駐車場で行う「真清水市場」と、11月の「石高祭」はその代表的なイベントで、
どちらもスタート前から多くの方が行列を作ってオープンを待つんです!
さらに今年の「石高祭」では、
今年の「和菓子甲子園」で香川県予選2位を獲得した生徒オリジナルの和菓子が販売されます!
実際に作った生徒さんにお話をお聞きしてきました!
やってきたのは和菓子甲子園に参加した生活デザイン科3年生の展示ブース!
フードデザインという授業を受講している生徒たちがひとり1つずつ今年の「和菓子甲子園」に向けて作品を考えたそう。
今年のテーマは「令和」。
難しいお題のもと、いろんな作品が出揃う中、見事香川県予選で2位に選ばれたのが…
生活デザイン科3年 香川愛優菜さん、市ノ瀬恋乃さんペアの「雅な令和二層華寒天」。
ピンク色の白餡寒天と、うっすらピンク色をつけた透明な寒天の2層仕立て。
下の白餡寒天には、石田高校の加工品であるルバーブのジャムを混ぜ込んで、新時代の爽やかさを表現しているのだそう。
また、桜の塩漬けがヒラリと舞い降りた様子は万葉集の「令和」という文字が出てくる春の風景を思わせます。
(石田高校 生活デザイン科3年 香川愛優菜さん)
「授業で出された課題として考えたお菓子が香川県で2位に選ばれるとは思ってもなくて驚きました!
もともと石田高校で作っている梅のジャムを令和にちなんで使おうと思っていたのですが、ちょうどその時在庫がなくて。
代わりに使ったルバーブのジャムが少し酸味があり、令和の爽やかさを演出できるなと採用しました。
断面がとても美しいので、ぜひ眺めながら食べて欲しいです。」
(石田高校 生活デザイン科3年 市ノ瀬恋乃さん)
「和菓子甲子園では全国大会に行くと調理が必須になるので、調理メンバーとして香川さんからオファーをもらい、ペアになりました。
実際に調理することはなかったけど、県予選で2位になったため、志度の和菓子や『風月堂』さんが商品化してくれることになり、厨房で職人さんが作る様子を見せてもらうことができました。
桜の花びらを浮いているように仕上げるのは本当に難しく、和菓子は奥が深いなあと驚きました。
このお菓子は上が透き通っていて本当にキレイなので、そこに注目してもらいたいです。」
「和菓子甲子園」香川県予選2位に選ばれた『雅な令和二層華寒天」は、奥の校舎1階「3D」のカフェで販売!
1個250円ですよ〜〜!
ちなみに11月9日(土)、10日(日)に高松市「丸亀町グリーン」で開催される「かがわ菓子まつり・希少糖まつり」でも2個セット500円で限定300個が販売されますので要チェック!
「雅な令和二層華寒天」を販売する「3Dカフェ」では令和をテーマにした和菓子を出すのに合わせて「梅」の水引箸置きのプレゼントも。
1つ1つ生徒たちが手作りしたもので、カラーリングにも個性が出ています。
食べて雅、もらって雅なひとときを石高生たちからいただきましょう。
もう一つ、オリジナル和菓子を買ってくれた皆さんにお配りする「令和おみくじ」もおすすめ!
すべて石高生の手作り、手書きで、日常にあるとちょっぴり幸せになることが書かれています。
これで1日ハッピーに!
「3Dカフェ」では、和菓子甲子園のお菓子だけでなく、
石高生の新鮮な卵を使ったプリンや、モンブラン、チーズケーキなどのスイーツも揃いますので、
甘いもの好きの方は必見です!
テイクアウトだけでなく、石高生のお点前とともにオリジナル和菓子をいただくこともできますよ♪
こちらは茶道部のお茶室。
お茶室さながらの茶釜も用意してのお茶席が行われます。
1席350円で「雅な令和二層華寒天」とお抹茶をいただけますので、ぜひじっくり味わってみてくださいね。
生徒たちが活けたお花が出迎えてくれます。
ちなみに和菓子甲子園に参加した生活デザイン科の生徒たちは、
希望により進学コース、食物コース、服飾コースに分かれてより深く勉強を進めていきますが
服飾コースを選択した生徒の中には、こんなドレスを作ってしまう子も!
本格的なデザイン画も外部から先生が教えに来てくれるため、将来の夢が広がります。
食物コースになると、90分間でテーマに沿った5品のコース料理を作る検定を受けるという難関も。
受験前は時間とメニューとの戦いで、みんなかなり苦労したそう。
「石高祭」では、そんな検定でどんな料理を作ったのかの写真展示もありますので、つい興味深く見てしまいますが、
この献立を90分で作っちゃう石高生、凄い!!
こちらはスイーツカフェのお隣、「3E」クラスのバザー!
元気一杯、農業土木科の3年生が「たこ焼きそば」「カレーパン」「もちもちチーズ」を販売!
石田高校のキャラクター「稲穂くん」の看板も手書きです!!
農業土木科では土木関係の実習が多く、測量なども行うそうですが、
農業土木科の展示室ではペットボトルロケットを発射して遊ぶことができます!
測量実習で腕を磨いた農業土木の生徒たちがミリ単位まで飛距離を測ってくれますよ〜♪
園芸デザイン科では、ハウスで栽培している花や畑の野菜を販売。
花はシクラメン、ポインセチア、寄せ植え、ビオラ、パンジー、ハボタン、
野菜は白菜、キャベツ、ブロッコリー、果樹はみかんや柿などが揃います。
教室では四季を通して育てているお花の説明もありますので、
ぜひこちらにもご注目を!
ちなみに石田高校のシクラメンは先日10月末に開催された「県民花まつり」で「教育委員会教育長賞」を受賞!
そのお花も校舎入ってすぐのところに展示されています!
生産経済科が作る加工品も大人気!
安納芋やパンプキン、イチジクジャムに、ゆずコショウ、そして売切必至の焼肉のタレ!
今年はポップコーンの種も販売!
一袋100円というお値段が嬉しい〜!
これでアツアツ出来立てのポップコーンがおうちでも楽しめます!
校舎の外を歩いていると、「動物園」なる看板発見!
行ってみると…
実習室に烏骨鶏、比内鶏、ハリネズミ、チンチラ、モルモットなどの小さな動物たちの楽園が!
この「真清水動物園」の動物たちは、生徒たちが牛や豚を実習で育てるのと同時に飼育している子たち。
「石高祭」の日は動物園と題して、一般の方に見てもらえるようにしています。
いつもはのびのびとした場所で過ごしている彼らも、「石高祭」の日はゲージに入れられて少し窮屈そう〜。
他にも、自分たちで収穫したオリーブのアク抜き展示や、
箱庭作品など、ちょっとした展示も面白い「石高祭」。
こちらは見慣れぬ缶詰!?と近づいてみると、
実は今年9月に行われた「北方四島交流事業」に参加した石田高校の生徒さんと先生のお土産でした。
実際に北方領土の国後島で購入したロシアの缶詰だとか!
これは必見〜!!
そして豪華賞品が当たるかも?な「スタンプラリー」も開催!
台紙は正門横の受付にて配布されますので、それを手にスタンプを全て揃えて、抽選会場の中庭へ。
9日は13:30〜、10日は12:30〜より抽選会が開催されますが、この時間に間に合うように校内を回りましょう。
各科より豪華な賞品が揃っていますよ〜!
まだ「石高祭」を体験したことがない方も、ワクワクの1日を楽しみに足を運んでみてくださいね!

石高祭の日は校舎内に駐車場がありません。
車の方は、石田高校すぐ南にある「ザ・ビッグ寒川店」の駐車場を利用しましょう。
朝から正門前には長い列ができますので、お早めに!
石高祭(石田高校文化祭)
開催日程/2019年11月9日(土) 11:30〜14:30
2019年11月10日(日) 9:30〜14:00
開催場所/香川県立石田高等学校【地図】
問い合わせ先/香川県立石田高等学校(TEL:0879-43-2530)
開催日程/2019年11月9日(土) 11:30〜14:30
2019年11月10日(日) 9:30〜14:00
開催場所/香川県立石田高等学校【地図】
問い合わせ先/香川県立石田高等学校(TEL:0879-43-2530)
【関連記事】