さぬき市の冬の味覚の一つ「自然薯」。
今年も自然薯が特産の大川町南川エリアで、立派な自然薯が採れ始めました!
2019年11月27日(水)からは
「南川自然の家」にて恒例の自然薯販売がスタート!
朝早くから多くの方が自然薯を買いに来られていましたよ〜!!
気になる販売所の様子を覗いてきました♪
さぬき市の冬の味覚「自然薯」は、南部山間エリア・大川町南川の特産品。
県道10号線から「南川自然の家」の案内に沿って南に車を走らせると、
綺麗な山の紅葉とその間を縫って流れる川に出会います。
そんな風景の中で両脇の田んぼを見てみると…独特な形の背の高いアーチが!
これが「自然薯」の畑なのです!
でもなぜ「南川」で自然薯が上手に育つのか?
その理由は、山ならではの寒暖の差の激しい気候と水はけの良い土地。
写真のような黄色いツルが絡みつくアーチの下に種芋(自然薯の子ども)を入れたパイプを入れて待つこと2年。
すくすくとまっすぐに育った色白な自然薯が誕生するのです!
と言っても綺麗にまっすぐ伸びているかどうかは掘ってみるまでわかりません。
気候や土などいろんな条件がうまく相まって、美しい自然薯ができるのだとか。
そんな南川の自然薯が11月27日(水)から「さぬき市南川自然の家」で販売スタートしました!
さっそく朝8:30に足を運んでみると、毎年恒例の風景。
駐車場に車がいっぱい!!!
中を覗くともっと大変!
自然薯を吟味する人、お歳暮のための宅配手配をする人、自然薯の箱を10〜20ほど抱えてレジを待つ人!
みなさん、おらが町の美味しいものを大切な人に贈ってあげたいという気持ちであふれています〜〜!
お一人でこんなにたくさん購入し、お歳暮にしたり、近所の友人や家族に配る方もたくさんいらっしゃるんです!
販売所の中でお会計や発送の手配をされているのは、
南川で自然薯を育てる農家さんの集まり「南川自然薯研究会」のみなさん。
かつては何十件とあった自然薯農家も、高齢化に伴い12件まで減ってしまいました。
そんな中、数年前から20代の若手農業者さんが2件加わって、毎年イノシシや天気と戦いつつ、頑張っています。
これからの南川を支える希望の光ー!
では今年の自然薯の出来はどうなのか、
「南川自然薯研究会」会長のこの方にお聞きしてみました!
(南川自然薯研究会 頼富さん)
「今年は気候の変動もあり、いつもより細くはなりましたが、風味も粘りも上々なものができました!
体力もかかるし、それに比例した収入が得られるわけではないのが自然薯農家。
畑作りや台風、イノシシやサルと戦いながら、今年の自然薯ができました!
ぜひ南川の自然薯を今年もよろしくお願いします!」
いつもより細いんです…と言われていましたが、
それでも綺麗でしっかりと成長した自然薯がたくさん並んでいました!
気になるお値段は、真っすぐ伸びた色の良い傷のないものから順に等級がつけられていて、
「秀(1kg/3200円)」
「優(1kg/2800円)」
「2級(1kg/2200円)」
「等外(1kg/1500円)」
一番人気なのは「秀」や「優」の1.5kg〜2kgの箱。
このままお歳暮の熨斗をつけて発送できるのも魅力です♪
出始めの頃は午前中に秀品、優品の箱が完売しますので、
良いものをゲットしたい方は早めにお出かけしましょう!
こちらは高松市から来られていたお客さんの車の中。
毎年自然薯販売の初日に南川買いに来られていて、家族や子どもたちに送ってあげるそうで
これ以外にもたくさん箱ものを買ったのだとか!
「香川では普通に食べてるものだと思いながら食べてきたから、
自然薯を食べ始めたきっかけが思い出せないなあ」
とおっしゃっていて、すでに自然薯が日常の食材になっていることがわかります。
ちなみにこの方は、すりおろして山かけにしてご飯にかけて食べるのが定番メニュー!
好みでお醤油をかけたり、生卵を乗せたり…と、
話を聞いているだけでもお腹がすいてきました!
箱の横を見ると「自然薯」の「じ」が、ちゃんと地中を這う自然薯のイラストになっているのです〜〜!
なんと秀逸!!!
ここもぜひ自慢したいポイント!!
自宅用には「秀」や「優」品を500gずつの小分けにした「丸得(1200円〜1500円)」、「等外1kg(1500円)」もおすすめです♪
等外でもこんな感じです。
多少凸凹はしていますが、長くて使いやすそう♪
たまに「規格外(1kg/700円)」が出ることも!
こちらは自宅用にぴったり。
少し形がいびつだったり、短いものがありますが、皮と実の間に栄養がたっぷり含まれているので、皮ごとどうぞ。
「南川自然薯研究会」のおかあさんたちも、自宅用には軽くたわしでこすって、皮ごとすりおろして使っているみたいですよ♪
おすすめの調理法は、すりおろして丸くまとめて、三杯酢をかけた「酢の物」や「鍋の団子」!
こちらは「南川自然薯研究会」のお母さんたちのおすすめレシピです!

お好み焼きやホットケーキなどに練り込むと美味しい「自然薯の粉」や、好きな人にはたまらない「むかご」もありました!
「むかご」は自然薯の種芋ですが、塩茹でにしたり、フライドむかごにしたり、むかごの炊き込みご飯にするとホクホク美味ですよ〜!
南川での自然薯販売は農家さんの在庫が無くなれば終了。
昨年は12月11日頃に完売したそうですが、今年は12月15日頃まではあるかな??とのこと。(予想です)
どうしても欲しいものがある場合は毎朝8:30からの販売に間に合うよう足を運ぶか、
お電話で取置きをお願いするのがベター。
その場で全国発送してくれますので、送り先のご住所なども忘れずに!
毎年恒例の「南川じねんじょ収穫祭」を待って自然薯を買っていたという方は、
今年もお祭りがありませんのでご注意くださいね〜。
これから忙しい年末や受験シーズンがやってきます。
こんな時こそ、粘り強い自然薯を食べてパワーをゲットしましょう!
自然薯には滋養強壮の栄養素がたくさん含まれていますので、きっとあなたの体の元気の素になってくれますよ♪