2019年12月1日(日)さぬき市志度、志度寺周辺で
「さぬきワイン新酒まつり」が開催されました。
思わぬ暖かい晴れのお天気の中、お昼から気持ちよくさぬきワインを飲んだり、
ワークショップを楽しむ人で会場は賑やかに。
日が落ちてからは志度寺門前の「源内通り」にランタンが灯り、新しい風景が広がりました。
「さぬきワイン新酒まつり」の1日をレポートします!
「さぬきワイン新酒まつり」は、さぬき市大串半島にある「さぬきワイナリー」の新酒をまずは地元で楽しもう!と企画された初めてのイベント。
志度寺周辺にあるゲストハウス「民泊對馬」と古民家「旧さのや呉服店」で、ワインの販売やグルメマルシェ、ワークショップ、ライブなどを開催。
夕方には初の試みである「源内ランタン」を志度駅から会場までつなぐ「ランタン通り」も開催されるとあって、新しい志度寺門前通りの表情が期待されていました!
というわけで、12月1日(日)。
メイン会場の一つ「民泊對馬」にやってきました〜〜!
イベントは15:00〜20:00の開催。
待ちきれず、午前中やお昼過ぎに「まだ飲めんのな?」と覗き込む地元の方、おつまみ持参でやってくる方も(笑)。
準備される様子を見て、地域のみなさんもソワソワされていたみたい。
「民泊對馬」の駐車場スペースに展開した「グルメマルシェ」では、
さぬきワインのボトル販売ブース、グラス販売ブース、
そして香川県内で活躍する飲食店があわせて10店舗がオープン!
「さぬきワイナリー」ブースでは、普段最寄りのスーパーや酒販店には並んでいないワインも登場!
クリスマスや忘年会にぴったりのスパークリングや、
樽仕込みと新酒をブレンドした「さぬきRED R-1」ワインなど、
初めて出会うさぬきワインを見て迷う方も。
気になったワインは200円〜300円という価格でグラスで飲めるのも嬉しいところ。
これなら何種類もお味見できちゃいます♪
それに合わせるおつまみとして、各出店ブースも工夫ある逸品を販売。
さぬき市をはじめ、香川の東讃地域で活躍する農業女子グループ「東讃地域農ガール」ブースでは、彼女たちの育てる農産物や卵、もち麦を使ったお惣菜おつまみセットを販売!
もち麦の赤ワインドレッシングサラダやカプレーゼスティックなど、野菜が不足しがちな飲みの席ではありがたいものばかり!
こちらは三木町のイタリアンレストラン「まんじゃーれ」さんの敷地内に間も無くオープンする「IDOMALL」さんのおつまみセット。
和食、イタリアン、ドイツのマイスターのおつまみがギュギュッと入って、赤ワインに合いそう〜〜!!
こちらはスペイン人のチャリさんが作る大鍋パエリヤ!
ムール貝とエビも入って豪快に!
高松市の「イノウエベーカリー」さんでは、おつまみにぴったりのパンから明日の朝食べたい食パンまで。
スライスして赤ワインにあわせたい「シュトーレン」もありました。
パン屋さんが少ない志度のまち。最初から大人気でしたよ〜!
アツアツのおでん、小豆島のオリーブの新漬けや、シメに食べたくなる豚汁、お車の方に優しいノンアルサングリアも!
このサングリアは八百屋さんが作ることもあって、県産のみかんが輪切りでイン!
果肉を潰しながらいただくと、とってもフルーティでホッとするお味に。
ワインじゃないけど人気だったのが、東かがわ市水主でクラフトビールをつくる「福繁食品」さん!
さぬき市の「長谷ぶどう園」さんのピオーネを使って作る「ピオーネビール」がよく出たそう。
地元産で作るビール、しかもピオーネ?!というところで興味をそそられた方が多いみたいです。
桃農園でおなじみ「飯田農園」さんは体の芯から温まる生姜入りの「ほっとモモジュース」を。
自家製の白桃シロップがこれまた香りが良いのです〜!
シメにコーヒーが飲みたいという方が喜ぶ「ぱんだコーヒー」さんは綾川町からの出店!
その場でドリップしてくれる炭焼きコーヒーの香りがとても良かったです。
グルメマルシェで買ったものはイートインテントで食べられるようになっていました〜!
さらに「民泊對馬」の和室が賑やかなので覗いてみると、
こちらでは「さぬきワインのフリーマリアージュ体験」が開催されていました!
さぬきワインの新酒「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」と白ワイン「甲州」に、
地元食材の「骨付鳥、だし巻き卵、しょうゆ豆、オリーブブリ」を合わせてみよう!という地産地消の組み合わせ。
「さぬきワイナリー」の竹中工場長も新酒の説明に来られていました。
マリアージュを楽しみに来られていたお客さんからは、
「さぬきワインってこんなに飲みやすいんですね! 美味しい!」
という感想も!
中にはさぬき市でワインの原料となるぶどう「香大農R-1」を育てる若手農家の津村さんも参加されていました。
感想をお聞きしてみると…
(さぬき市のぶどう農家 津村さん)
「とてもこれからの可能性を感じるワークショップでした。
自分達の作ったぶどうがワインや地場産品と一緒楽しめて、説明もして頂けるので、とても有意義でした。
ワインを作ることの大変さも詳しく伝えて頂けるとよりワインも引き立つのではないかなと思います。
また、ワインぶどうの圃場の見学会や作業のワークショップも増やしていくのも良いかなとも思いました。
是非継続して行って頂き、一緒に盛り上げて行きたいと思います。」
たしかにぶどうを作っている人が飲んでいる人の顔を見られる機会もなかなかなく、また伝える機会もないなと改めて思いました。
さぬきワインのファンを増やすために、農家さんも積極的に考えてくださっているのが嬉しかったです!
そしてもう一つのメイン会場「旧さのや呉服店」にも行ってみると…
こちらではワークショップやマッサージが開催されていました!
お子さんに大人気だったスノードーム作りはさぬき市神前でドイツのフィギュア「シュライヒ」のライセンシーをもつ会社が開催。
スノードームの中の水は特殊なもので、雪やラメがゆっくりと舞うようになっているそう。
たしかに滞空時間が長くて、思わずゆったりほっこり見つめてしまいます。
同時に木でできたドイツのクリスマスカードやオーストリア・ウィーンのスノードームも展示。
このスノーボールの中のフィギュアも全て手作り手書きなのだとか!
これだけの種類が揃うのはこの会場が初めてということで、貴重なものを見せてもらいました!
他にもハーブボールのマッサージやバスボム作り、バルーンアートのワークショップ、癒されるアロマのハンドマッサージもありました。
「旧さのや呉服店」で開催されるマルシェではおなじみ、地元のお母さんたちが作る「おりいぶカンカン寿司」の販売も♪
そして夕方17:00からは店頭のランタンにあかりが灯ります。
これは志度出身の平賀源内が秋田を訪問した時に現地で遊んだという「紙風船(ランタン)」をモチーフに制作した灯り。
角柱で天井があり、和紙でできているのが特徴です。
こちらは「志度寺」すぐ南側にある、大イチョウの紅葉が美しい「普門院」さん。
絵柄は、志度寺門前通りで明治時代に配布されたと言われる日本最初のチラシ「引札」。
浮世絵のような絵柄とカラーリングがとてもランタンに合う〜♪
秋田には今でも「紙風船まつり」というランタンを飛ばすお祭りが残っていますが、その際にはランタンに夢や希望を書くということで…
小型のランタンにお好きな文字や絵を描くワークショップ「源内ミニランタンづくり」も開催されました。
1枚の和紙を折って切って貼って作る、とてもシンプルな構造。
みなさんどんなものを描いたのか見せてもらうと…
可愛い文字やイラストが満載〜!
ヤドン県のヤドンもいます〜!
こんな素敵なランタンも店頭に飾られていました♪
こちらは「己書(おのれしょ)」といって、心のままに絵を描くように筆を動かして描くもの。
味のある文字が書けるとあって、これに挑戦する方もたくさんいらっしゃいました!
18:00になると「民泊對馬」会場では、民族楽器のライブもスタート。
外が少し寒くなったきたこともあり、和室がコンサート会場に。
間近で聞く民族楽器の音色は、不思議と耳馴染みがあって落ち着きます。
ライブが終わった後も楽器に興味があり、近くで見せてもらうお客さんもいらっしゃいました。
夜も少し冷え込んできましたが、最後までワインを楽しむ方も。
ランタンの灯りもいい雰囲気で、よい夜だなあと思いました。
そんな「さぬきワイン新酒まつり」に合わせて、飴湯のお接待をされていたのが「三浦でんぼや」さん。
かつて老舗のお菓子屋さんでしたが、現在では「竹林糖」という黒糖生姜のお菓子を注文製造するのみとなりましたが、
この通りでイベントをするならなにかだそう!とお接待してくださることになったのだそう。
なかなかお店が開いている日に出会えない「でんぼや」さんに灯りが点いている!とお店に入る人も。
ランタンの灯りはもちろん、地元の人が掲げてくれる灯りがこんなふうに今後も増えていくといいなと思うのでした。
志度門前通りでは今年に入ってマルシェが行われるなど、賑わいのある風景も増えてきました。
今後も「志度・源内通り」の動きにご注目を!
さぬきワイン新酒まつり
アクセス/最寄駅はJR志度駅、琴電志度駅。それぞれから「さのや」会場までは徒歩8分、「民泊對馬」会場までは徒歩12分。「さのや」「民泊對馬」間は徒歩5分ほど。
駐車場/志度寺駐車場【地図】、かね荘駐車場、さぬき市役所駐車場をご利用ください。
18:00〜20:00の間は、志度寺門前〜JR志度駅北口を無料ジャンボタクシーが走ります。
※飲酒運転、未成年者の飲酒は法律で禁止されています。
飲酒される方は公共交通機関をご利用ください。
駐車場/志度寺駐車場【地図】、かね荘駐車場、さぬき市役所駐車場をご利用ください。
18:00〜20:00の間は、志度寺門前〜JR志度駅北口を無料ジャンボタクシーが走ります。
※飲酒運転、未成年者の飲酒は法律で禁止されています。
飲酒される方は公共交通機関をご利用ください。