2019年12月27日

2020年は逆打ちの年! 今こそお遍路をはじめてみませんか?@さぬき市

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2020年はあなたにとってどんな年になりそうですか?

東京オリンピックなど大きなイベントも期待されていますが、

香川県を含む四国4県では4年に1度の「逆打ちへんろの年」として、

多くのお遍路さんが四国を訪れることが予想されています。


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『逆打ち遍路をするとご利益が3倍になる』というフレーズをよく聞きますが、

お遍路をしてみると実際にはそれ以上の良いことが自分に訪れるといいます。

2020年、四国遍路を始める方にもおすすめのイベントをご紹介します!



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四国に住んでいるものなら、生まれ育った時から身近に感じる「お遍路」。

もともとは四国に生まれ育ったお大師様(弘法大師・空海)がこの地を修行の場として巡り、その際に88の寺院を選んで「四国八十八箇所霊場」を開創したと言われています。

お大師様の足跡を辿るように歩き巡ることを「お遍路」と言い、江戸時代には一つの観光としてブームにもなりました。

最近では欧米など海外からのお遍路さんが1割を占めるようになり、

スペインの世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラに続く世界的な巡礼路の一つとして、「世界遺産」登録に向けての活動も進んでいます。



逆打ちでご利益3倍?!

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ところで八十八箇所のお寺を一番から順番に巡るようになったのは江戸時代から。

当時のベストセラーである四国遍路の観光ガイドブックに「お遍路は順に打つ」と書かれていたことから、一番から始めることがメジャーとなったのです。


そんな中、「衛門三郎」というお遍路の石杖を作った人物がいました。

「御大師様に会って救われたい!」という想いから、

四国八十八箇所霊場を20回まわったものの結局お会いすることは出来ず…

「それなら逆にまわってみよう!」

と八十八番から逆にめぐってみたところ

十二番札所「焼山寺」でとうとう御大師様に出会うことが出来、救われたという話があります。

その年が「うるう年」だったとか。

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そんなエピソードに行政や旅行会社が着目し、「逆打ちをするとご利益が倍になる」と銘打ったツアーが急増。

10年以上も前は「逆打ち」という言葉もなかったそうですが、8年前から爆発的に逆打ち遍路が増加。

うるう年となる2020年も、多くのお遍路さんが元日から八十八番札所の「大窪寺」に訪れることが見込まれています。


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うるう年になると逆打ち専用の納経帳などのグッズも販売されます♪

御朱印の1ページ目が「八十八番札所」になっている特別版。


4年に一度、香川県から始まる巡礼ということもあり、

この機会に新たに「お遍路」にチャレンジしてみるのもアリです!



逆打ち遍路のいいところ、不便なところ

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実際にお遍路をしている方に『「逆打ち」をするとご利益が倍になるの?』という問いをした時の答えには個人差があると思いますが…

「逆打ち」をすることによって、新しい発見や良いことがあるのは確か。


お遍路は通常、あたたかくなる3月ごろからシーズンがスタート。

それを逆にまわると、いつもと違う季節に違うところに訪れ、食べる食事も、見る景色も、出会う人も変わります。

結果、その人にとっての新しい出会いがあるのが「逆打ちの良さ」なのです。


その逆に、順に巡らないことでの不便さもあります。

例えば「道標」は順についているため、その逆をたどらなければならなかったり、

順に廻るおへんろさん用に掲げられた看板などが見えにくいといったことも。

いろんなハプニングがあるからこそ、廻り終えて結願となった時の思いはひとしおと言われています。



2020年お遍路をするとお大師様の御朱印がもらえる!

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実は2020年は四国遍路にとって大切な年。

四国遍路を開創した空海上人が、延喜21年(921年)に醍醐天皇より「弘法大師」という名前をもらいちょうど1100年の年となるんです。

「弘法」は「弘法利生〜仏法を弘め、衆生を利する〜」に由来すると言われていて、

歴史上で天皇から大師号を下賜(かし)された高僧は25名ですが、時代や宗派の垣根を超えて親しまれて来た代表の大師が「弘法大師」だと言われています。


「弘法大師」の名前が生まれてちょうど1100年を迎える2020年、

四国八十八箇所霊場会では、「大師納経」というイベントを開催!


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各札所を参拝し、納経所でそのお寺の御朱印を頂く際に希望すれば「お大師さまのお納経(納経代300円が必要)」が頂けるとのこと!

そういえばお遍路の時は本堂を参拝した後に、必ずお大師堂にも参拝しますが、その後お大師様の御朱印がもらえるのは嬉しいもの。

これは今年だけの試みですよ〜!


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それを八十八箇所分集めて霊場会に送れば、1冊の記念納経帳を製本してくれ、

最初のページには結願の証明書もセットしてくれるそう。

これは記念に残ります!


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表紙も3タイプから選べます♪



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また、今年「瀬戸内国際芸術祭」の連携事業として開催していた「ダンボールアート pusu+pusu」も引き続き開催。

手のひらサイズのフィールド(ダンボール製)に、香川県ゆかりのものを象った小さなダンボールパーツを差し込んで行くもので、どれもよくできている上、カラフルでおしゃれ。

思わず集めたくなります!

こちらは納経所で100円お支払いすることで各お寺のパーツを1つもらうことができますよ。




4年に1度だけの逆打ち遍路をきっかけにお遍路を始める人も多いのですが、

「実際には順番関係なく始めていいのがお遍路」とおっしゃるのが志度寺副住職の十河さん。

江戸時代よりも前の四国遍路は、行きやすい近くのお寺から参拝し始めるスタイルだったそう。

順に巡ることで感じられる達成感もありますが、

気楽に始めるランダム打ちもアリですので、肩の力を抜いてお遍路を楽しんでみましょう。




まずは初詣や観光がてら、さぬき市の八十六番志度寺、八十七番長尾寺、八十八番大窪寺の上がり3か寺を巡礼!

 お寺周辺のグルメや観光も一緒に楽しんで。


【八十八番札所「大窪寺」】

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参拝後はこのエリアの郷土料理「打ち込みうどん」をどうぞ♪

大窪寺周辺の打ち込みうどんが食べられるお店はこちら

白味噌仕立ての打ち込みうどんから塩麹、カレー味まで!


甘めの味噌仕立てがクセになる!






【八十七番札所 長尾寺】

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「長尾寺」の見どころは境内にある静御前の「剃髪塚」

吉野の山で義経と別れ、長尾寺で悲しみのまま剃髪し尼となった静御前。

彼女が戦乱の中、自らの想いを閉じ込めた様子を感じられる場所でもあります。



【八十六番札所「志度寺」】

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書院から眺められる枯山水「無前庭」をぜひご覧ください!

志度寺に残る伝説「海女の玉取り物語」を表現した、素晴らしいお庭です。

ぼーっと何時間でも過ごせる気持ちのいい場所です。


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また、今年発売されたばかりの「志度寺縁起絵」の解読本的ムック本にも注目!

志度寺に残る国宝であり、志度寺が「死渡寺」だったころの風景が蘇る歴史的な絵巻物を紐解いていく楽しみがありますよ♪




四国遍路
詳しくは四国霊場会ホームページをご覧ください。こちら

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posted by sanuki-asobinin at 18:12| 香川 ☁| Comment(0) | へんろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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