もうすぐひなまつり。
今年は県内のひなまつりイベントが新型コロナウイルス感染の影響を受けて中止が決まってしまい、楽しみにされているみなさんにとっては寂しいシーズンに…
そんな中、さぬき市多和の大窪寺門前にある
「八十八庵」さんでは今年も昭和の雛飾りが展示されています。
昭和30年代と50年代のおひなさま。
その周辺には小さなお雛さんがたくさん。
温かい打ち込みうどんを食べ、雛飾りを楽しみにいきませんか?
四国霊場八十八箇所の結願となる「大窪寺」
今年は4年に一度の「逆打ち」の年ということで、お正月から多くのお遍路さんで賑わっていました。
2月に入ると新型コロナウイルスの影響で外国人の団体さんがぐっと減ったそうですが、
地元のお客さん、日本人のお遍路さんは変わらずお参りに来られているのだとか。
そんな「大窪寺」門前にあるうどん・お土産物店「八十八庵」さんでは、早春を告げる雛人形が登場しています。
「八十八庵」では10年ほど前から3月3日桃の節句にあわせてお雛様を展示していて、
いまでは毎年恒例の行事の一つとなってきました。
雛飾りがあるのは食事をする場所から外に出た所にあるこちらのお部屋。
窓越しに左右大きなお雛様が飾られています。
右側は昭和30年代のお雛様、左側の階段状のものは昭和50年代のお雛様。
昭和30年代のお雛様はご近所の方が譲ってくださったものを展示しているそう。
平安時代の宮のようで、柱や飾りがとても豪華。
その周りには小さなウサギ雛や貝雛なども飾られていて、ひとつひとつしっかりと手作りされたものだとわかります。
小柄なお雛様も可愛いなあと見とれてしまう時間。
こちらの昭和50年代の雛飾りは「八十八庵」をされている井川さんの娘さんが生まれた時に整えたもの。
県外で働く娘さんを想うように、10年ほど前からこの時期になると展示し、披露しているのだそう。
金の屏風にぼんぼり。
目鼻立ちくっきりのお雛様は、昭和のお家に当たり前のようにあった段組みのもの。
我が家も飾っていたけど、どこに行ってしまったのかな?と自分の記憶が蘇って懐かしく感じます。
お部屋に飾られた暖簾やちょっとしたお雛飾りも可愛く、ひな祭りの華やかさと雛飾りの良さを改めて感じる時間となりました。
お雛飾りは桃の節句ごろまでの展示となりますので、ぜひ近々足を運んで楽しんでみてくださいね。
そして「八十八庵」に来れば忘れちゃいけないのが「打ち込みうどん」!!
ベーシックな白味噌ベースのものから、塩麹入り、カレーなども登場。
さらに大窪寺という結願寺に訪れたお遍路さんへのお祝いの気持ちを込めたいなり寿司「結願いなり(赤飯)」もぜひ。
願いが結ばれるという名がついているので、受験生や春から新生活を送る人にもおすすめですよ♪
こちらはイートインもお持ち帰りもできます。
3月20日(金)には大窪寺で柴燈大護摩供養が行われ、火渡りが体験できますし、
3月末には駐車場の枝垂れ桜も開花。
これからの多和は一気に華やかになります。
お天気の良い日は大窪寺、八十八庵までドライブに出かけてみてくださいね!
八十八庵
香川県さぬき市多和兼割93-1 【地図】