昨日ご紹介した、さぬき市多和「八十八庵」のシャクナゲ園。
そこと一緒に楽しんでもらいたいのが、
「大窪寺」の藤棚。
ちょうど今、見頃を迎えています。
「大窪寺」の藤は白と紫。
大師堂を挟むように空を覆う藤の写真で、
癒しを感じてもらえたらと思います。
四国霊場八十八ヶ所の結願寺となる「大窪寺」
春になると訪れるお遍路さんの数が増え、ゴールデンウィークには観光客の方も多くみられる場所。
新緑も美しく、森林浴も兼ねて気持ちの良い休日が過ごせます。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、
連休中に四国遍路のお寺は納経所を閉めていたこともあり、
非常に静かな5月の始まりとなったようです。
納経所の閉鎖は5月10日までとなっていますので、訪れる方はご注意ください。
(11日以降の対応は霊場会公式SNSで発信されます→こちら)
そんな「大窪寺」、この時期は大師堂前の藤棚が見頃を迎えます。
連休明けに訪れてみると、白と紫の2つの藤棚がちょうど満開に。
いつもの春の景色に心が落ち着きます。
そして、よくよく眺めると藤にも2種類あるのだとわかります。
花びらの大きく、房自体がまあるくなるもの。
そして小さい花がたくさん付き、つららのように長く垂れ下がるもの。
1つの棚に2種類の藤が咲いているので、一度に楽しめるのが嬉しいところです。
同時に見頃を迎える藤棚下の牡丹は散り始め。
今年も立派な大輪を咲かせていました。
一番美しい時期をたくさんの方に見ていただけなかったのは残念ですが、
来年また見られるようにと今はただ祈るばかり。
境内には参拝のお遍路さんもほとんどおらず、
「八十八庵」でうどんを食べた後の方が疫病退散祈願がてら
藤棚の下でゆっくりと過ごす姿が時折みられるほどでした。
藤の花言葉は「優しさ」。
まだまだ外出自粛や対策が必要な時期が続きますが、
家族や周りの人を思いやりながら、乗り越えていけたらいいなと思いました。
「大窪寺」門前のお店は5月7日から営業を再開しています。
お近くの方はぜひお立ち寄りください。
遠方の方は、いましばらく我慢いただき、
新型コロナウイルスの脅威が去った後にはまた訪れていただきたいと思います。
門前の「野田屋」さんで買ったおやつの「大師せんべい」。
人気のお土産で、甘い鶏卵せんべいにざらめが混ぜ込まれていて、クセになる美味しさでした!