2020年06月24日

コロナも厄も投げて退散! 「長尾寺」の『厄よけだま』登場@長尾

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新型コロナウイルスの影響で、四国遍路を廻るおへんろさんの数が例年よりもかなり少なくなっています。

こんな時だからこそ、近隣に住む方が「遍路再発見」するチャンス!

自家用車でじっくりとご近所の札所からお遍路を始めてみませんか?


さぬき市には結願へと続く八十六番、八十七番、八十八番札所があるため

「上がり三ヶ寺のまち」と言われていますが…

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「八十七番札所 長尾寺」で

ちょっと珍しい厄除けアイテム

『厄よけだま』を発見!!

書いて・投げて・割るだけ!!!

これで厄もコロナも退散でしちゃいましょう!




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さぬき市長尾、ことでん「長尾駅」から歩いてすぐのところにある

四国霊場八十八箇所のお寺、八十七番札所「長尾寺」にやってきました。


普段は平日でも国内外から来られた多くのお遍路さんがお参りに訪れますが

今年は新型コロナウイルスの影響でその姿も少なく、境内は少し寂しげ…


緊急事態宣言解除後に各札所の納経所も再開しましたが、

例年の数には全く届かない参拝客なのだそう。


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そんな中、「長尾寺」さんでは新しい厄除けグッズを発売し始めたと聞いて納経所へ…


お遍路参拝グッズが立ち並ぶ中、カウンターの端に山のように積まれていたのがそのグッズ、


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『厄よけだま』〜〜〜(パラララッパラ〜〜♪)!!!!


見た目はつるんとまあるい陶器ですが、

よくよく見ると「厄」の彫り文字。

そして穴が空いています。


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見れば見るほど不思議な玉…


長尾寺さんにお聞きしてみると、

この玉の表面に自分の災厄を書き込んだり、

穴に向かって気を吹き込み、

思い切って土に向かって投げることで、厄払いができるのだそう!!!


自分の手で厄を払えるなんて、気持ち良さそう!

早速わたしも『厄よけだま』を購入し、厄払いを決行することにしました!



『厄よけだま』は1個200円、3個で500円(3個で買うとオトク)。

まずは1つの『厄よけだま』に払いたい厄を書き込みます。


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書き込む厄の種類は人それぞれ。

例えば、金運、仕事運、恋愛運、災厄、健康運、縁切りなどなど。



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とりあえず今はこれしかない!!

「コ・ロ・ナ」と鉛筆で書き込み、

玉の穴に向かって「コロナ退散!!! コロナ退散!!!!」と気合いを吹き込みました!



準備はOK!

玉を持って納経所隣の「天神宮」へ向かいます。


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学問の神様 菅原道真公を祀った「長尾天神宮」。

受験シーズンには学生さんが多く祈願に訪れます。


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敷地内には珍しい「筆塚」も。

書道や勉学で使用した筆や鉛筆を納めにくる方もいるのだとか。



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その敷地内に、なんと『厄よけだま』専用の「おはらい所」が用意されていました!

しめ縄で囲っている中に玉を投げつけ、割ります。

囲っているのが土俵になっているのは、

長尾寺お正月の風景「力餅運搬競技大会」にちなんでだとか。



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では!!!

気合いを入れて!!!

退散!!!!



えいやっ


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パリーン!!


いとも簡単に『厄よけだま』が割れたああああーーーーー!!

スッキリーーーーーー!!


投げて気づきましたが、「厄を割る」という行為はなんとも気持ちのいいもの。

物を割るのは気が引けますが、厄ならなんぼでも強く割れるなあと思いました。(笑)



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こうやって割れた『厄よけだま』は放置していると土に戻っていくのだそう。


今年は新型コロナウイルスのおかげで冬〜春にかけて誰しもが「我慢」を強いられました。

長尾寺の『厄よけだま』で心に溜まったものを少しでも吐き出してスッキリできますように〜〜!!



『厄よけだま』は長尾寺納経所で販売中!

天神宮の「おはらい所」以外にも、お家の庭などの土の上に投げるのもOK。

ぜひ家族や友人と災厄を払ってみましょう!




厄除けもいいけどおへんろもね♪

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新型コロナウイルス感染拡大の影響でおへんろさんも減少してしまった今年の春。

今後は観光バスの乗車制限もあり、例年の参拝数に戻る可能性は低いと言われています。


こんな今だからこそ、「地元の人の自家用車ぶらり四国遍路するのがおすすめ」と長尾寺さん。


自家用車なら時間を気にせず参拝でき、

ツアーではじっくり見られないお寺ごとの良さや

周辺のグルメ・観光・お土産スポットを一緒に楽しめます。



しかも今年は閏年の逆打ち年

逆打ち遍路(八十八番札所から巡る)をすることで、順打ち(一番札所から巡る)の倍のご利益があると言われています!



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また、今年2020年は四国遍路にとって大切な年。

四国遍路を開創した空海上人が、

延喜21年(921年)に醍醐天皇より「弘法大師」という名前をもらい

ちょうど1100年の年となるんです。



歴史上で天皇から大師号を下賜(かし)された高僧は25名ですが、

時代や宗派の垣根を超えて親しまれて来た代表の大師が「弘法大師」だと言われています。


2020年は「弘法大師」の名前が生まれてちょうど1100年を迎えるとあって、

四国八十八箇所では「大師納経」というイベントを開催!


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各札所の納経所で「お大師さまのお納経(納経代300円が必要)」が頂けるとのこと!

これは2020年だけの試みですよ〜!

八十八箇所分集めれば、1冊の記念納経帳に製本してもらうこともできます。

今こそ四国遍路にチャレンジしてみませんか?



長尾寺の見どころ


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ゆっくり長尾寺に訪れる時間があれば、境内にある見どころに注目して見てくださいね。

剃髪塚…長尾寺は源義経と別れた後に静御前が訪れて尼となったお寺。その際に切った髪を納めたと言われている塚。

・大楠…境内に立つ樹齢800年の立派な楠。

・長尾寺本坊善処…美しく手入れされた庭を眺めながら手作りの点心料理をいただけます。今年は8月下旬からのご案内。




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・土日祝限定の「甘納豆おはぎ」…あんこではなく甘納豆を混ぜ込んだほんのり優しい甘さのおはぎ。冬には「黒豆おはぎ」も登場します。


「長尾寺」「長尾寺本坊膳所」の最新情報はInstagramで!→https://www.instagram.com/nagaoji87/?hl=ja





長尾寺
香川県さぬき市長尾西653 【地図
お問い合わせ先/0879-52-2041
ホームページ https://nagaoji.com

長尾寺本坊膳所(点心料理) ※8月下旬より案内予定
香川県さぬき市長尾西653 長尾寺内 【地図
時間/入室11:30〜/お食事12:00〜
料金/お一人3500円(税込)お抹茶付き
長尾寺本坊膳所ホームページ/http://nagaoji.com/?page_id=50
ご予約、お問合せ/0879-52-5251 


【周辺スポット】

posted by sanuki-asobinin at 09:07| 香川 ☀| Comment(0) | へんろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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