今年もシラスの季節がやってきた!!
5月後半に香川県のシラス漁が解禁。
さぬき市津田町にある「大塩水産」では、
毎日安定した量のシラスが獲れるようになってきました!
獲れたてシラスは銀色の輝き!!
ツルッと生シラスでいただくもよし。
ふわっふわの釜揚げシラスでいただくもよし。
まずは「大塩水産」の直売所へ『獲れたて生シラス』と『釜揚げシラス』を買いに行きましょう!
さぬき市津田町鶴羽の海岸沿いにやってきました。
すぐそこは東かがわ市という、さぬき市との境にあるこのエリアは昔からシラス漁が盛ん。
そのため、海岸沿いにはシラス加工場が立ち並んでいました。
いかに新鮮な状態で加工できるかが美味しいシラス加工のポイント。
そのため加工場も海岸沿い、港に近い場所に並んでいるのです。
今では片手指で足りるほどの数しかシラス加工場が残っていませんが、
毎年5月〜9月になると今でも海岸沿いが賑やかな様子を感じることができます。
そしてわずかに残る津田町鶴羽地区のシラス加工場の一つが「大塩水産」さんです。
「大塩水産」さんでは毎年5月〜10月の時期はシラスの漁・加工・販売を、
11月〜3月にかけては海苔の養殖・加工・販売を行っています。
人気商品の「獲れたて生シラス」が出来上がる様子を見せていただきました!
シラス漁が行われているのは目の前の津田沖。
加工場の方が双眼鏡で覗きながら漁の様子を伺っているのを見かけました。
毎年解禁後は量が少ないもので、今年も5月中は奮いませんでしたが…
6月2週目くらいから安定した量が獲れ始め、加工場は一気に忙しくなったそう!
午前中の「大塩水産」の加工場はどこかソワソワ。
もうすぐ船が帰ってくるとのことで、受け入れ準備を整えている様子。
日が昇る前からシラス漁に出て、網を引き上げながら3時間ほど海を巡回したら一度戻り、また出る。
この時期は1日にそのサイクルを4、5回繰り返すのだそう!
船が到着したら1秒でも早くシラスを加工しなければ味が落ちてしまう。
そのため加工場内には船からの無線が頻繁に入り、
いつシラスが到着してもいいように加工場で準備が進められているのです。
港に船が着いた、という無線があり、程なくして600m向こうにある漁港からトラックがやってきました!
その背には、キラキラと銀色に輝くものが!!!
これはもしかして!!
し、し、し、シラスだあ〜〜〜〜!!!
獲れたてピチピチとはこのことーー!
そこにいるのかいないのか。
胴体のシルバーラインがなければクリアすぎて見つけられないくらいの透明度。
今すぐ口に流し込みたい…!
という気持ちを抑えつつ…
まずは流水で洗い、洗浄と同時に大きすぎるものや他のものを取り除きます。
「獲れたて生シラス」として販売するものは冷蔵庫へ。
その他のものはすぐそばの塩茹で釜へ投入!
ぐらぐらと沸く釜からはボリュームのある湯気が。
透明なシラスがここで白くなり、姿をくっきりと現します。
茹で上がりにすぐ風を送って冷ましながらベルトコンベアへ。
そのまま流れてやってきたものが「釜揚げシラス」として直売所に並びます。
ちなみに直売所で販売されている「釜揚げシラス」は、スーパーに並ぶものよりも塩分控えめ。
運搬、保管、販売までの時間が長いスーパーだと長持ちさせるために塩を効かせますが、
直売所ではその必要がないので、食べる人にも優しい味わいになっているのです♪
そして「獲れたて生シラス」はこのようにパッケージされて直売所へ!
う〜〜ん、パックに入ってもキラキラ輝いている!!
シラスの大きさによってお値段は変わり、
大きめシラスの場合は200g300円ほど、
ちょうど良い大きさ〜小さめシラスの場合は200g500円。
「獲れたて生シラス」の販売は鮮度を維持するという大変な手間がかかりますが
「大塩水産」では一貫した流れで販売までできるため、この価格で提供できるのだとか。
「獲れたて生シラス」はその日の獲れ高によって店頭に並ぶ数が決まるので、
量が獲れなかったときや休漁時には販売されません。
直売所に並ぶ場合もファンが多く、予約で完売するときもあるのだそう!
どうしても「獲れたて生シラス」が食べたい!という方は、
10:30までに直売所にお電話(0879-42-5105)して取り置きしてから向かいましょう!
(直売所は9:00からの営業。予約は電話のみ。)
また、今日「獲れたて生シラス」が並ぶかどうかの情報は、
毎日「大塩水産」のFacebookで8:30ごろから発信されていますのでお見逃しなく!
最近では安定してシラスが獲れているので、海が荒れて休漁にならない限りは毎日並んでいますよ〜!
ちなみに、香川県は比較的多くの港でシラス漁が行われていますが、
「釜揚げシラス」の方が一般的に多く手に取られています。
関東の江ノ島付近では「生シラス」がご当地グルメとして有名ですが、
香川では「生シラス丼」はあまり見ないのもその一つ。
(写真:かがわ県産品コンクールでも優秀賞を受賞した冷凍生シラス)
「大塩水産」では、生で食べるシラスも美味しいのでぜひ多くの人に食べてもらいたい!と
2014年から獲れたての生シラスに特別な冷凍処理を施した「冷凍生シラス」の販売をスタート。
その後、「冷凍より生が食べたい!」という声もあり、
昨年から水揚げしたてのものを生で売る「獲れたて生シラス」を販売。
販売後1年半で多くの方が生シラスのおいしさを体感し、
リピーターやファンが増えているのだとか!
最初はツルツルした食感に慣れなかった私も、
調味料によって味わいがどんどん変わる生シラスに驚きました!
(写真:さぬき市石田高校特製ポン酢と生姜でいただいても美味しかったです〜!)
「獲れたて生シラス」は、生姜醤油やわさび醤油で食べるのも美味しいですが、
オリーブオイルと出汁醤油の組み合わせで「生シラス丼」にしてもGood!
「釜揚げシラス」とのハイブリッド丼にして、口いっぱいにシラスを頬張るも良しです!
さぬき市に訪れたら、まずはこの時期の旬「獲れたて生シラス」を味わってみてくださいね!
「獲れたて生シラス」を持ち帰る際の注意点はこちら!
↓ ↓ ↓
・鮮度が命なので、その日のうちに食べましょう。
もし翌日に食べるなら加熱して。自家製の釜揚げシラスやかき揚げがおすすめ。
・購入希望の方は持ち帰り用の保冷バッグと保冷剤を持参していきましょう!
帰宅までの冷蔵保存が必須です。
「大塩水産」直売所はパラダイス♪
さぬき市津田町界隈に来た時には、何が何でも「大塩水産」の直売所へ!
生シラスだけでなく、釜揚げシラスやちりめんがお得なお値段で買えたり、
その日獲れたお魚やエビ、自家製佃煮もたくさんあって、ご飯のお供が一気に増えますよ〜!
加工場で茹でた釜揚げシラスを天日に干したちりめんじゃこ。
大きさによってお値段は変わりますが、好みで選べるのが嬉しい。
あったら絶対買って食べて欲しい「えびの釜揚げ」。
ビールが進みます!
密かに人気の「なまこストラップ」。
実はここで乾燥した地元のナマコのリアルストラップです。
1つ1つ形が違うのは手作りだからじゃなくて、そのままのナマコを干しているから!!
お中元も受付中!
大人気なのは「釜揚げシラス」と「荒えび釜揚げ」のセットですよ〜!
【直売所アクセスの注意点】
直売所へはgoogleマップやナビで「大塩水産」を目指して進むとOK。
海沿いの道は車1台しか通れませんので、譲り合って進みましょう〜!
大人気の「シラス丼試食コーナー」は今年はお休み。
「大塩水産」といえば、近年大人気の「シラス丼試食コーナー」ですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止となりました!
今年は直売所で買った「生シラス」と「釜揚げシラス」で「シラス丼」を作って楽しみましょう〜〜!
どうしても津田で生シラス丼が食べたい〜〜!という方は、「大塩水産」からもほど近く、国道11号線沿いにある「三宝」さんへ。
こちらでは「大塩水産」さんの生シラスを使った丼が食べられます♪
同様に、「道の駅津田の松原」にある「松原うどん」さんでも曜日限定で生しらす丼が出るようです!
詳しくはこちら→ 生しらす丼から洋食まで「三宝」でいただきました♪@津田
直販所営業時間/9:00〜17:00
定休日/無休。ただし臨時休業あり。
駐車場/あり
お問い合わせ先/0879-42-5105
☆Facebookページ
☆大塩水産のホームページ
http://www.ooshio-suisan.co.jp/(外部サイトへ移動します)
【関連記事】