2020年07月31日

【さぬき市海あそび情報】海遊びの時はコレに注意!@さぬき市

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梅雨が明け、子どもたちには例年より少し遅い夏休みがやってきました。

海に遊びに行ったり海釣りに行く方も増えてくる時期ですが、

意外と知らないのがキケンな生き物たちが身近にいること。


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そこで、里海イベントで香川県内の海辺をいくつも渡り歩くガイドさんに

海辺で遊ぶときに気をつけてほしいことや

触ってはいけない危険な生物を教えてもらいました!

さぬき市の海岸でも発見できるものが多々ありますので、

海遊びに行く前にチェックしてくださいね〜!





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さぬき市の北側は瀬戸内海に面しているため、砂浜で遊べる場所がいくつもあります。

夏になると国立公園指定の「津田の松原海水浴場」をはじめ、

「興津海水浴場」「青木海岸」などのビーチに

海水浴、マリンレジャー、海釣りを楽しむ方が多く訪れます。


ただ、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、

多くの海水浴場が海開きをしていません。


海の家や仮設トイレ、シャワーがないだけでなく、

ボランティアのライフセーバーさんもいませんので、

海遊びの時は自分自身で十分に気をつけつつ楽しむという認識が必要です。



さらに、海には思わぬところに「キケンなアレコレ」があるのを知っていますか?

波打ち際に…

海水浴で足を着いた海底に…

釣りで釣ったアレに…

意外と身近なところに気をつけなくてはいけない生物がいるのだそう!



今日は「海遊びのときに気をつけたいキケンなアレコレ」を、

海あそびの達人に教えてもらいました!


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お話をお聞きしたのは、「一般社団法人 香川ガイド協会」事務局の谷さん。

香川県環境管理課のイベントである「海ごみ研究室」や

かがわ里海大学の「海ごみ講座」に講師として参加し、

子どもたちに海での拾得物をレクチャーするほか

プライベートでは海釣りを楽しまれています。


多くの海を見てきた谷さんに、さぬき市の海岸の特徴をお聞きしてみました!

(谷さん)

「さぬき市の海岸は湾内にあるところが多く、瀬戸内海の中でも穏やかだと思います。

 大きな『津田の松原』もあれば、プライベートっぽい『興津海岸』もある。

 アウトドア好きな方ならシャワーが完備されていなくても水を持って行って

 海水浴を楽しんだり、釣りをしたりして楽しめると思います。


「ただし、意外と身近なところに刺されると痛い生き物や、

 毒を持つ生き物がいますので、知っておくといいと思いますよ」




谷さんに教えてもらった「海あそびで気をつけたいキケンなもの」

■海の生き物篇

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「アカクラゲ」

夏場になると船の上や防波堤、漁港、海水浴場でも見かけるクラゲですが、赤いヤツには要注意!

触手に強い毒を持っていて、刺されると赤い斑点ができ、火傷に似た痛みが走ります。

絶対に触らないようにしましょう。

たまに打ち上げられているものもありますが、触手に毒が残っているのでつついたりしないように。



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「ウミケムシ」。

ナマコのような体に3〜4センチほどの白い毛がたくさん生えているウミケムシ。

釣りで釣れたり、海岸に打ち上げられているのを発見することもあります。

(先日青木海岸でもたくさん打ち上がっているのを見ました)


ウミケムシに刺されると痒くなり、赤く腫れて化膿することもあるのでしっかりと消毒を!

陸の上に住んでいる毛虫と同様の危険性がありますので注意しましょう。




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(写真:ハオコゼ。写真のように手に乗せるのは絶対にしないように!)

「ハオコゼ」などのオコゼ。

岩場に多く住んでいて、釣りで釣れることもあります。

ハオコゼは金魚のように赤く可愛いのですが、絶対に触らないようにしましょう。


背びれに毒を持っていて、刺されると筋肉の脱力や筋肉痛、息切れなどの症状も見られ、

最悪死に至ることもあります。

刺された場合はすぐに病院へ!


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「アカエイ」。

海の底に住んでいるのでなかなか気がつかない「アカエイ」ですが、

海水浴やマリンレジャー、水中に入る釣り人の方はうっかり踏んでしまうこともあるそう。


運悪く強い毒を持つ尻尾の先端と付け根の棘に刺された場合は

毒を搾り取り、患部を水かお湯で洗い流してすぐに病院へ行きましょう!


自ら攻撃してくることはありませんが、

砂場に潜んでいる場合が多いのでご注意を。

死んでいるものも棘には毒が残っていますので触らないようにしてくださいね。



そのほかにも、


・フグ

 釣りでよく釣れる。

 表皮に毒はないが、噛み切る力が強いので口に気をつけて。


・ヒョウモンダコ

 紫の派手な斑点模様のタコ。

 瀬戸内でも釣れることがあるが

 フグ毒と同じかなり強い毒を持つのでむやみに触らないこと!


・ゴンズイ

 ナマズのような格好をした小型の魚で、釣りで釣れることもある。

 背ビレと胸ビレに棘があり、刺されると激しく痛み、赤く晴れて、

 時間とともに痺れや麻痺、吐き気の症状、

 棘が抜けた後に大量の出血になることもありますので要注意。


・ガンガゼ

 見た目はムラサキウニのよう。

 長い針には毒があり、簡単に皮膚を突き破るのでご注意を。

 岩場に生息しているので、岩に着地する場合や岩を掴むときに気をつけましょう!


とりあえず磯遊びや釣りで怪しい魚を見つけたら、

素手で触らないようにしましょう〜!!



■ビーチコーミング篇

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続いて砂浜に落ちているキケンなものをご紹介!

・ガラスの破片

・医療系のゴミ(特に注射器、注射針)

・釣り針

谷さんが海ごみの活動を行なっているときによく発見されるこの3点。

素手で触ると危ないものばかりですので注意しましょう!






目的別に最適な海岸を見つけられる

『海辺のおでかけマップ』を利用しよう!

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キケンなものを知った後は、いよいよ遊び場となる海岸の選択!

谷さんがオススメしてくださったのは、

香川県環境管理課のホームページにある「海辺のおでかけマップ」。


それぞれの海岸でできること、施設、駐車場情報はもちろん、

観察できる生き物や漂着物の種類なども網羅されているので

目的別に海あそびのスポットを見つけやすくなっています。


さぬき市では、津田の松原、興津海水浴場、青木海岸、曽根海岸、釜居谷海岸が掲載!

ぜひチェックを!

 ↓





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(谷さん)

「海には不思議で面白い生き物がたくさんいます。

 さぬき市ではヒトデやタコ、アメフラシなどを発見できます!

 海水が引くほどたくさん見つけられますので、

 ぜひ干潮の時間を狙って遊びに行ってみてくださいね。

 夢中になりすぎると熱中症になりやすいので、休憩や水分補給も忘れずに!



思わぬキケンもあるけれど、じっくり時間をかけて見つめることで

その時々で新しい発見があるのが海辺の良さ。

今年の夏は近場の海でいろんな発見を楽しみましょう!






posted by sanuki-asobinin at 07:00| 香川 ☁| Comment(0) | レジャー・アート・写真 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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