今日はさぬき市おでかけ情報番外編!
地元に住む方から教えていただいたおすすめスポット
大川町「富田神社の大楠」です!
推定樹齢600年ほどの「大楠」は視界に入りきらないほどの大きさ。
その周辺には森にいるかのような気持ちいい空気が流れています。
7月31日には今年前半の厄を祓う「夏越祭」も行われますので
あわせて大楠に会いに行ってみませんか?
さぬき市大川町の「富田神社」にやってきました。
すぐ北側は雨滝山。
その麓にあり、秋祭りには長い参道をこれまた長い時間かけてお練りを行うことでおなじみの神社です。
祭神は品陀和気命(ほむだわけのみこと)
帯仲彦命(たらしなかつひこのみこと)
息長足日売命(おきながたらしひめのみこと)
の八幡神社の3柱で、
神奈川県の寒川神社の分霊を勧請したことから「寒川神社」とも称され、
そこからこの周辺が「寒川郡」と呼ばれていたとも言われています。
そんな「富田神社」の長い参道を通り抜けると随身門に到着。
入ってすぐ右側には神馬が。
その上に広がるのが「大楠」です。
この「大楠」は大川町の天然記念物であり、香川県の保存木に指定されていて
樹齢は推定で600年ほど。
高さは24m、根周り16m。
目の高さの幹回りは9.1mで、東讃最大の大楠と言われています。
枝ぶりも立派で、くねくねと躍動しながら八方に広がり、
その枝を支える処置を施している箇所もありました。
立派な幹にはかつて大穴が開いていたそうで、
その中を子どもたちが潜って遊んでいたとか。
今ではその穴も塞がっていて、どこに穴があったのかもわからないほどです。
また、地元の小学生が写生のために集まることもありましたが
現在では子どもたちが大楠で触れ合う風景は減ってしまいました。
そのかわり秋祭りには地元の獅子組が楠の下でご飯を食べたり
さぬき市内外から立派な楠を拝もうとわざわざやってくる人もいるのだとか。
苔むしてすっかり緑色に染まった幹や、
枝の途中から伸びる新しい枝をみていると
人間の一生がとても小さく感じられ、
日常の悩みや疲れを大楠が受け止めてくれる気がしました。
森ではないのに、森にいるかのような静けさと暖かさ。
いつまで〜も居られるとは、こういうことなんだなあと思いました。
さて、もう一つ富田神社には「香川県の保存木」があります。
石段を上がってすぐ左手にある「大杉」。
こちらは標高20m、地面ぎわの幹周りは4.6m。
見上げると首が痛くなるほどの大きさに圧倒されます!
「富田神社」に来ると森に似た印象を持つのは
この大杉と大楠があるからかも!?
そんな大楠と大杉を眺めて社殿にお参りをしていると
横の広場では7月31日の「夏越祭」の準備をしている禰宜の六車さんにお会いしました。
長い茅(かや)を紐で括っていますが、
これはこの日の午前中に1人で近所まで取りに行ったものだそう。
横に並べた茅を紐で括った束をいくつか作り、
茅の輪くぐりの芯に括り付ければ、緑色の茅の輪の出来上がり。
7月31日のお昼頃には社殿の横にある広場に立てられるそうです。
(過去の様子)
7月31日の「夏越祭」では、18:00〜の神事に合わせて
茅の輪くぐりをすることができます。
「左・右・左」の順番で茅の輪をくぐり、
その後社殿へお参りしましょう。
8月1日のお昼頃まで茅の輪は立てられていますので、
朔日参りも兼ねてお参りするのもアリです。
「夏越祭」は今年の前半の厄を祓うもの。
新型コロナウイルスで上半期は予期せぬ日々を過ごした方も多いと思います。
ぜひ厄を祓い、大楠に癒しをもらいに足を運んでみてくださいね。
■富田神社 夏越祭
時間/18:00〜
お問い合わせ先/富田神社 TEL:0879-43-3963
さぬき市の夏越祭情報
富田神社以外にも7月31日(金)には各町の神社で夏越祭が開催されます。
2020年前半の厄&新型コロナウイルス退散祈願に行きましょう♪
■多和神社 夏越祭
■石田神社 夏越祭
時間/18:00〜
お問い合わせ先/石田神社 TEL:0879-43-6103
■造田神社 夏越祭
時間/18:00〜
お問い合わせ先/造田神社 TEL:0879-52-3751
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