うだるような暑さになると見られるようになる夏の花「カンナ」。
さぬき市長尾にある槙野グラウンドのカンナも
今まさに見頃を迎えています!
20年前に植え始めたカンナも年々増え、年々背が伸び
空に届きそうな勢いに。
暑さに負けずに開くカンナからパワーをもらいに行きましょう♪
カンナが咲く「槙野グラウンド」は、さぬき市長尾「県立亀鶴公園」の近く。
山の上にあるグラウンドに約4000株が植えられています。
場所が少しわかりにくいので、
「県立亀鶴公園」を起点に道順を説明すると…
まず「県立亀鶴公園」前の道を東に進みます。
すると道の右手(南)側にこのような看板を発見!
誘われるように右折します。
そのまま道なりにどんどん進んで行くと…
道の右側にオレンジ色のカンナが咲く分かれ道が。
ここをカンナ側に右折。
すると太陽光パネルの並ぶグラウンドに到着します。
手前のスペースに車を停めるべく、前進すると…
奥に色とりどりのカンナが空高く伸びる姿が目に入ってきます!
これは圧巻!!!!
車を降りて散策してみました。
ちょうど歩いて楽しめるように道ができていて、
その両側にカンナが咲いています。
その高さは1m〜2mで、
線路沿いや道端に生えているカンナよりも
随分身長が高いような気がしました。
すらっと長い茎、バナナの葉に形が似た大きく広い葉は綺麗な緑色。
花も南国を思わせる鮮やかな色で
赤、オレンジ、黄色、黄色にオレンジの模様が滲んだものまで色々。
花びらはサマードレスのようにふわりと広がり、
ハナショウブのように柔らかそうで涼しげ。
さらに奥に進んで行ける道も作られていました。
足元には使い古した畳が敷かれていて、ちょうど良いクッションに。
カンナの迷路に迷い込んだようです。
なんだかジブリ映画の世界みたい。
夏の風景の一部になっているカンナを、
こんなに間近に、
しかもずらりと並ぶ姿を見られるのは貴重だなと思いつつ、
お散歩できました。
カンナが咲くこの場所は、
高松にある「槙野製畳所」さんの野球用グラウンド。
みんなで草野球を楽しんでいた20年前ごろから
雑草よけのため、グラウンドの端にカンナを植えはじめたのだそう。
4000株ものカンナは地道に手植えされ、
グラウンドが太陽光パネルで埋め尽くされた今でも
「槙野製畳所」の槙野清さん(現在は引退されています)によって毎日手入れされています。
少しずつ肥料を足したり、
はみ出てきた草を刈り取ったりと
暑い中のお手入れは大変なはず。
(槙野清さん)
「よくここまで広がったなあと思います。
今では遠くからもたくさんの人が見にきて喜んでもらえているので、
自分が元気なうちはこのカンナを育てて行きたいです。」
カンナは見頃も長く、8月いっぱいは楽しめるそう。
まっすぐ太陽に向かって伸び、
柔らかい花弁を開く可憐なカンナを見て
夏の元気をチャージしに行きましょう!