地元香川県で収穫されたぶどうを使った「さぬきワイナリー」の今年の新酒が完成!
10月8日(木)には「新酒赤ワイン」の瓶詰めが行われました。
瓶詰めの部屋からは甘い果実の香りが…!!
「新酒白ワイン」「新酒赤ワイン」は10月17日(土)発売ですが、
その前に仕上がりや今シーズンならではの工夫をお聞きしてきました。
10月8日(木)、大串自然公園にある「さぬきワイナリー」にやってきました。
晴天だと気持ちの良い瀬戸内海の風景が眺められる場所ですが、
残念ながら台風接近のため雨の中の取材に。
(写真:瓶詰め室の中は果実のいい香りでいっぱい)
ワイナリーの中に足を運ぶと、入ってすぐのガラス張りのお部屋「瓶詰め室」で赤ワインの瓶詰めが行われていました。
これが10月17日に発売される、今年の「新酒赤ワイン」!!
お部屋に入らせてもらうと、甘いブドウジュースの香りがふわ〜っと!
うーん、いますぐ飲みたい!!
1時間に1000本の瓶詰めが可能というこのお部屋。
流れてくる洗浄済みの緑色の瓶に、タンクから運ばれたワインが次々と注がれています。
綺麗に720ml計量され、コルクをきゅっと締めたら、隣の部屋にコンベヤで運ばれていきます。
瓶がワインで濡れている場合があるので、一度ここで瓶ごと洗浄した後、ラベルを貼る作業へ。
このラベルは2018年の「さぬきワイナリー」30周年時にリニューアルされたもの。
大串半島にあるシャトーの外観を線画で描いています。
ラベルを貼った新酒たちはもう一人前の表情。
発売日までコンテナで待機します。
そして出来上がりがこちら!
「さぬきワイナリー」2020年の新酒
「新酒赤ワイン(720ml・1760円)」限定1000本
「新酒白ワイン(720ml・1430円)」限定1000本
酒税が変わったのに合わせて例年より少しお高くなりましたが、
年々上がる圃場用資材や発送料への対応もあり、
平成18年からお値段据え置きで発売していた新酒も泣く泣く値上げしたとのことです。
(写真:「さぬきワイナリー」竹中工場長)
さて、気になる新酒の味わいも「さぬきワイナリー」の竹中工場長にお聞きしてみました!
「新酒赤ワイン」は香川県内で収穫されたマスカット・ベリーAを9月7日に仕込んだもの。
チェリーのような新酒らしい爽やかな香りと味わい、
そして例年以上に濃い色合いに仕上がっています。
ベリーAで作る新酒はロゼのような色合いに仕上がることもあったのですが、
今年はより色合いが濃く出る酵母で仕込みを行い、
醸し温度が上がりすぎないようにじっくりと発酵。
おかげで香りの余韻も長い、良いものに仕上がったそう!
変わってこちらは「新酒白ワイン」。
お盆の熱い時期に香川県産のデラウェアで仕込みが行われて出来上がりました。
新酒の仕込みの様子はこちら!→秋の新酒に向けてワインの仕込みがスタート!@大串
「新酒白ワイン」といえば、もぎ取ったばかりのぶどうのようなフルーティな香りが一番の特徴ですが、
今年はマイナスまで温度が下がるクールタンクで醸しを行ったため、
香りも味わいもしっかり出て、例年以上のものに仕上がったそう。
『「さぬきワイナリー」といえば甘口のワイン』と、初期のワイナリーを知る方からよくお聞きしますが、
現在の味わいはほとんどが辛口〜中口仕上げ。
辛口ですが重たくない「新酒赤ワイン」も、中辛口の「新酒白ワイン」も
これからシーズンを迎える牡蠣やオリーブハマチとの相性がバッチリ!
「さぬきワイン」はワインそのものを楽しむのもいいけれど、
普段の食事と一緒に楽しんでほしいワインだと竹中工場長がおっしゃっていました。
この秋はさぬき食材と「さぬきワイナリー」の新酒のマリアージュを楽しんでみませんか?
(写真:さぬきワイナリー隣の物産センター。ワインの試飲もできます♪)
「さぬきワイナリー」の今年の新酒「新酒白ワイン」「新酒赤ワイン」は
10月17日(土)に「さぬきワイナリー」お隣の物産センター、道の駅津田の松原、県下酒販店で発売!
限定1000本ずつのリリースで、昨年は11月末には完売していました!
今年もお早めに手に取ってみてくださいね!
そして「さぬきワイナリー」が発売する新酒はもう1種あります!
香川大学が開発したワイン用ぶどう「香大農R-1」を使用した
「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」が11月22日に発売されます!
赤ワインが苦手という方にこそ飲んでいただきたい、
香川オンリーワンのワイン!
こちらも発売をお楽しみに〜〜〜!
さぬきワイナリー さぬき市物産センター
住所/香川県さぬき市小田2671-13 【地図】
見学時間/9:00〜17:00