2020年12月04日

南川の「自然薯」、大人気販売中!@大川

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今年も「南川自然の家」で自然薯の販売がスタートしています!

スラッと長くて白く輝く、さぬき市冬の特産品「自然薯」。

11月28日の販売開始日には大勢の方が買いに来られたそうで、

今年の販売数は早くも残り半分!

現在はのんびりペースでの販売していますので、ゆっくりと贈答&自分用の自然薯を吟味できますよ〜!


気になる今年の出来栄えを「南川自然薯研究会」の方にお聞きしてきました!




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さぬき市の冬の味覚「自然薯」は、大川町南川の特産品。

この時期になると、県道10号線 爛川沿いの道には「じねんじょ」ののぼりが登場!

のぼりに沿って南に車を走らせると、自然薯の販売所「南川自然の家」に到着します。



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途中に見える山の紅葉もなかなか美しい時期ですが、独特な形の背の高いアーチが気になるところ。

実はこれが「自然薯」の畑。

この下の土の中で自然薯がすくすくと育っていたのです。



なぜ南川で集中的に自然薯を育てているのか、という疑問も浮かんできますが、

その答えは寒暖の差の激しい気候と水はけの良い土地があるから。


土の中に種芋(自然薯の子ども)を入れたパイプを入れて待つこと2年。

すくすくとまっすぐに育った色白な自然薯が誕生するのです!



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(写真:自然薯を収穫する様子)

収穫時には土の中に埋まったプラスチックのパイプを掘り出しますが、

どんな自然薯ができているのか、この瞬間まで全くわかりません。

中には蛇のようにとぐろを巻くような形になる芋も。


自然薯の品質はスラリとまっすぐ伸びていることや美しい表面をしているかで決まります。

気候や土などいろんな条件が相まってこその産物なのです。


では今年の南川の自然薯はどんな出来栄えなのか?

「南川自然の家」でお聞きしてきました!



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南川で作られる自然薯は11月28日(土)から「さぬき市南川自然の家」で販売がスタートしています。

販売初日から3日間ほどはオープン時間の8:30にものすごい人だかりができたそう!


しばらく日を置いた12月3日(木)の9:00でこの様子。

比較的お客さんの足も落ち着いたようです。



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例年は1箇所のみの入り口ですが、今年は新型コロナウイルス感染対策の換気のため、別の扉も開けられていました。

南川の冬は寒いので、中の人たちは寒い中頑張って販売されている様子!



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入り口にも手指消毒液が置いてありました!

中に入ってみると…



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程よい人数で、ゆったりと自然薯を見られる雰囲気でした。

販売所にいらっしゃる「南川自然薯研究会」のお母さんたちに話を聞いてみると、


(「南川自然薯研究会」のお母さん)

「今年は新型コロナウイルスの影響で買いに来る人も少なくなるだろうなと思っていました。

 でも販売が始まってすぐは例年同様の人出で、先週末は11:00ごろまで行列が絶えず、

 1日で100箱以上もの自然薯がここから全国に発送されましたよ。

 ここの自然薯を送るととても喜んでくれるからと、今年もたくさんの方が贈答にしてくれました。」


しかも今年は例年以上にたくさんの本数を贈りものにする方が多かったそう。

故郷になかなか帰れなかった今年。

その分の気持ちが入っているのかもしれませんね。



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というわけで、販売初日には良品がこんもりと箱が盛られている入り口には贈答箱が少しだけ。

なんと販売スタートから3日ほどで今年の販売数のほぼ半数が売れてしまったのだとか!

おかげで数が少なく見えますが、販売終了まではまだまだいいモノも出てきますよ〜〜!



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こちらは一番良い等級の「秀」品(箱入りで1kg3200円〜)。


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まっすぐ伸びた美しい自然薯が箱の中から出てきました!

スラッとした自然薯は見た目に良いだけでなく、調理もしやすくて喜ばれます。


ちなみに今年の自然薯の出来はとても良いそう!

ここ10年ほどうまく育たなかった農家さんも良いものができたほどの当たり年で、

その理由には、春のうちに雨が降り、すくすくと成長する時期に適度に晴れて適度に雨が降ったからなのだとか。

たくさんの雨や晴れっぱなしは自然薯には辛いみたいです。


イノシシの被害もさほど出なかったそうで、地元の人の対策が成果を発揮した様子。

毎年の努力が実ってきています!



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贈答用は毎日少しずつ出ていますが、箱に入っていないものはまだまだたくさんありました。



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こちらは2級品(2200円)。

まっすぐ伸びている立派な自然薯ですが、下の方が根別れしていたり、ぐるっと巻き込んでいたり、粒がついていたりといったもの。



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さらにお買い得なものが等外品(1500円)。

太いけれど短いものや、細く長いものがぎゅうぎゅうに詰め込まれています。


細いと食べづらそう、と思いますが、地元のお母さんのように皮ごと擦ってしまえば簡単に調理できます。

色は少し茶色くなりますが、皮ごと食べることで栄養もしっかり摂れるそう!


「形は変わっていても、味はどれも同じ。家庭で自然薯を味わうならこれで十分。」

というのが南川のお母さんたちのお言葉!


高級なイメージがあって手に取ったことがない、自然薯を食べたことがないという方は、

ここで販売している2級品や等外品から買って味わってみるのもおすすめですよ〜!



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ちなみに「むかご」は今年は数が少ないため、初日に少しあったものの販売は今後はないそうです。

残念…。




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自然薯を買ったらチャレンジして欲しいのが「南川自然薯研究会」のお母さんたちのおすすめレシピ。

すりおろして丸くまとめて三杯酢をかけた「酢の物」や「鍋の団子」は美味しくつるっとたくさん食べられますよ!


自然薯には滋養強壮の栄養素がたくさん含まれています。

たくさん食べて感染症を乗り越える元気な体を作りましょう!






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南川で自然薯を育てている農家さんの集まり「南川自然薯研究会」のみなさんの写真も販売所に貼ってありました。

高齢化に伴い、年々件数は減っていますが、若手農家さんも加わってまだまだ元気に頑張っています。


自然薯農家さんの1年で1度の晴れ舞台がこの「自然薯販売」。

2年かけて育ててきた美味しい自然薯をぜひ味わってみてくださいね!


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南川での自然薯販売は農家さんの在庫が無くなれば終了。

今年も12月15日頃まではあるかな??とのこと。(予想です)


どうしても欲しいものがある場合は毎朝8:30からの販売に間に合うよう足を運ぶか、お電話で取置きをお願いするのがベター。

その場で全国発送してくれますので、送り先のご住所なども忘れずに!


毎年恒例の「南川じねんじょ収穫祭」を待って自然薯を買っていたという方は、

今年は新型コロナウイルス感染防止のためお祭りがありませんのでご注意ください。





【自然薯販売】
販売期間/2020年11月28日(土)〜無くなれば終了(大体12月中旬頃まで)
時間/8:30〜17:00
場所/南川自然の家【地図
お問合せ/0879−43−3064


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posted by sanuki-asobinin at 07:00| 香川 ☀| Comment(0) | グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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