ひとつ前の記事で「大窪寺」門前の「八十八庵」さんのシャクナゲ園の様子をご紹介しましたが…
「大窪寺」の藤棚や牡丹の花も満開になりつつあります!
こちらでは紫の藤と白の藤、2色の大きな藤棚を同時に見ることができます。
「八十八庵」さんのシャクナゲ園とハシゴして、多和の春の花を楽しみませんか?
さぬき市多和、四国霊場八十八ヶ所の結願寺となる「大窪寺」にやってきました。
春はお遍路シーズンということもあり、
結願を迎えるお遍路さんがたくさんやってきます。
が、昨年始まった新型コロナウイルスの影響で
今年もその姿を拝むことがなかなかできない状況。
そんな中でも新緑は変わらず美しく、不安になる心を癒してくれます。
境内にある名物の大イチョウ。
秋に黄金色になる葉も、この時期は美しい緑色をしています。
本堂前ではモクレンと御衣黄桜が咲いていました。
御衣黄桜(ぎょいこうざくら)はソメイヨシノが散ったあとに咲く桜で、なかなか見かけることのできないもの。
多和だと「大窪寺」の本堂前と「結願の里」の産直裏にあり、
この時期に花びらが緑色からピンク色に変わって行くのを楽しめます。
すでに花びらの中心がピンク色に染まり落下も激しいので、そろそろ見頃も終わり。
見たい方は早めに足を運んでみてくださいね。
さて、この時期の「大窪寺」の見どころといえば…藤棚!!!
本堂から少し離れ、大師堂にある2つの藤棚を見に行ってみましょう!
大師堂の前には紫の藤と白の藤の2つの長い藤棚があり、
結願を迎えたお遍路さんが大師堂に挨拶する様子を眺めています。
私はここで初めて白い藤の花を見ましたが、
紫と違う清楚な美しさがあり、毎度見惚れてしまいます。
青空と白藤のコンビネーションも美しい。
白藤・紫藤の藤棚は大師堂前の通路と下にある通路を覆うように長く伸びていて圧巻。
甘い匂いに誘われて、熊蜂も元気に飛んでいました。
そんな藤棚をつなぐように咲き誇るのが牡丹の花。
こちらも藤と同じ時期に見頃を迎えます。
藤とは対照的な豪華絢爛なる一輪。
様々な色の牡丹を一度に楽しめる貴重な場所です。
「大窪寺」に行くと、本堂のみお参りして帰る方が多いのですが
本堂の手前から脇道を通ってたどり着く大師堂でこの景色を楽しんでほしいもの。
この日結願を迎えたお遍路さんも
「たくさんの花に迎えられるいい時期に結願できて良かった」
と嬉しそうでした♪
「大窪寺」の藤棚・牡丹の花も今月中〜ゴールデンウィークが見頃と思われます。
ぜひ早めに足を運んでみてくださいね。