2021年07月14日

貴重な文化財に出会える年に一度の「志度寺御本尊御開帳」へ@志度


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さぬき市は四国霊場八十八箇所の最後の3か寺がそろう遍路のまち。

今週7月16日(金)、17日(土)には

四国霊場八十六番札所の「志度寺」にて

年に一度の「志度寺御本尊御開帳」が開催されます。


御本尊「十一面観音菩薩立像」はもちろん、

志度寺の境内にある重要文化財にも会えるチャンス!

この機会にじっくりと志度寺を堪能してみませんか?




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さぬき市志度、JR志度駅・琴電志度駅から歩いて15分ほどのところにある「志度寺」にやって来ました。

四国霊場八十八ヶ所の八十六番目の札所として多くのお遍路さんが年間を通じて訪れます。



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志度寺の門前通りは江戸時代の奇才・平賀源内が生まれた家もあって

まちあるきガイドさんとともに巡るツアーもある歴史と文化の残る街並み。


かわってお寺の北側は五剣山や小豆島を望むことができる志度湾。

かつては小豆島から参拝のための船が出ていて、志度寺の北側に着岸していたそう。



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そんな志度寺にとって毎年7月16日は大切な日。

志度寺の重要文化財「志度寺縁起絵」で描かれる「海女の玉取伝説」の海女の命日なのです。

また、7月17日は志度寺の御本尊である「観音様の日」。


ということで志度寺では

毎年7月の16日、17日を年に一度の御本尊ご開帳の日とされ、

多くの方が御本尊「十一面観音菩薩立像」の御姿を拝見しようと訪れます。


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今年の御開帳では本堂と閻魔堂が公開されます。


本堂横の元納経所へ進み、拝観料を500円渡すと靴を脱いで本堂へ上がることができます。

中は撮影禁止となりますのでご注意ください。



ここで、予習として本堂で見ていただきたいものをご紹介しましょう!


・檜の一木造りで国の重要文化財「十一面観音菩薩立像」。

本堂の真ん中奥にお目見えしている志度寺御本尊。

顔の上にあるたくさんのお顔で四方八方を見渡していると言われています。

つまりどこにいても我々のことを見守ってくださる仏様。


・芸能、財福の神様「弁財天像」


・縁結び、家庭円満を司る五大明王の一尊「愛染明王像」


・商売繁盛、夫婦和合の神様「歓喜天像(聖天さんとも言われる)」


観音菩薩は私たちの前に現れる時に三十三の姿を選ぶと言われていますが、その三十三の姿そのままを表した三十三体の仏様「普門示現三十三尊」




また、本堂には龍と天女が舞う天井画や、志度に残る言い伝えの「肉付面」も。

興味のある方は本堂にいるお寺の方に詳細を聞いてみてくださいね。

面白いお話しが聞けますよ〜!



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そしてご開帳の日に特別に見られる「閻魔堂」にも足を運びましょう。

中には靴を脱いで入る事もでき、丁寧に説明をしてくださいます。


志度寺の閻魔様は十一面観音様の生まれ変わりと言われています。

なのでお顔が少し穏やか。

ぜひお顔をじっくりと眺めてみてください。


なぜ志度寺に閻魔堂なるものがあるのか?

それはこちらをチェック!





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そのほかにも境内には文化財がたくさんあります。

「志度寺」の歴史は非常に古く、開創は625年。

その頃に作られたと言われている文化財が多く、境内には9つの文化財が存在します。



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西に向かって建つ仁王門とそこに鎮座する木造金剛力士立像重要文化財の一つ。

普段から見どころが多く、文化財を楽しみに訪れるのにもおすすめのお寺です。



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「御開帳」の日は貴重なものを見られるだけでなく、普段は気づかなかった地元のお寺の良さを楽しむこともできる我が町再発見のチャンス!

ぜひ7月16日(金)、17日(土)は「志度寺御本尊御開帳」へ足を運んでみてくださいね。





志度寺御本尊御開帳
香川県さぬき市志度1102 【地図
実施期間/2021年7月16日(金)10:00〜15:00、17日(土)11:00〜13:00
拝観料/500円
お問い合わせ先/志度寺(TEL:087-894-0086)

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posted by sanuki-asobinin at 10:00| 香川 ☁| Comment(0) | 歴史・文化財 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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