9月に入ると収穫が始まる秋の味覚「栗」。
大窪寺門前の「八十八庵」さんでも栗の収穫がスタート!
秋恒例の「栗飯」が登場しています!
ほっくり甘い大きな栗と、もっちり柔らかいもち米の食感がたまらないお赤飯タイプの「栗飯」。
休日は旬の味を目指して多和ドライブにお出かけしませんか?
今年の栗園の様子も一緒にご紹介します!
さぬき市多和、四国霊場八十八番札所の「大窪寺」門前にやってきました。
まだ山には夏の色が残っていますが、風はすっかり秋めいてきました。
晴れた日中でも涼しくて気持ちの良い場所です。
そんな大窪寺門前にお店を構えるうどん・お土産店「八十八庵」さんでは、秋恒例の「栗飯」がはじまりました!
毎年、予約しないと食べられない日もあるほどの人気のメニュー!!
今年もお店からほど近い山の中にある栗園で収穫した栗を使っていますが、久しぶりに栗園にもお邪魔させてもらいました!
激しい山道を上りきったところにある栗園。
谷をぐるりと丸く囲むように500本の栗の木が植わっています。
500本の中には早生、中手、晩生の3品種があって、9月〜10月の間にそれぞれの収穫時期が訪れます。
今年は8月26日から収穫がスタートしましたが、ちょうど今は早生品種が収穫ピークなのだとか。
栗の木に守られるように、柚子の木もたくさんありました。
まだ青く小さいですが、12月ごろになると黄色いものがたくさん収穫できて店頭でも販売されます。
多和の山には秋冬の実りがいっぱい。
今年の夏は雨が多かったので栗の出来も心配でしたが、雨が降らないと実が小さくなってしまうそう。
そのため、今年は例年通りの大粒栗が収穫できているそう。
スタッフさんの朝は早く、毎朝5時ごろ日の出とともに栗ひろいがスタート。
自然たっぷりの多和の山。
イノシシ、サルはもちろん、鹿やリスにも遭遇することがあるそう!
特にサルは早生のやわらかい栗を狙ってくるので、今の時期は見張りも兼ねて午前中いっぱい栗園での作業を行います。
残暑厳しい日だと日中もかなり暑くなるので作業も大変!
途中「ガサッ」という音があちこちで聞こえ、ドキドキしながらふりむくと…
栗が落ちていました!!
1個が大きいーー!!
採れごろになるとこんな風に自然に落ちてくるそうで、ピークの時期にはあちこちで落ちる音が聞こえてくるのだとか!
ちなみにこれは「利平栗」という品種。
甘みも強くとても美味しくて、栗の王様とも言われています。
栗飯になったら最高に美味しいだろうなあと妄想が膨らみます〜!
収穫した栗はお店に持ち帰り、「皮剥き」を手作業で行ったのち、やっとのことで栗飯になります。
「八十八庵」さんの栗飯はお赤飯タイプ。
もち米を前日から水に浸して、栗と小豆を加えて蒸しあげます。
仕上げに小豆の漬け水を混ぜ込んで、ほんのりピンク色。
出来立てはほっかほかのもっちもち!!
「八十八庵」名物の打ち込みうどんと栗飯を一緒にいただくと格別の美味しさ。
温かい味噌仕立ての打ち込みうどんが秋の体にぐっと染み込みます。
栗飯はお持ち帰りもでき、今年は自宅用に嬉しい簡易パックタイプも登場。
折詰は820円、簡易パックは520円と嬉しいお値段。
なかなか外に出られない方へのお土産にも喜ばれます。
栗飯は店内で食べる場合も持ち帰りの場合も、前日から電話で予約しておくのがおすすめ。
週末だとお昼頃には売り切れる場合もありますのでご注意を!
「八十八庵」さんでは店内飲食の方むけの対策もバッチリ。
常に店内を換気し、入り口での手指消毒協力も徹底されています。
開放された窓からは山の空気が入ってきて、栗飯をいただきながら吸い込むと日々の疲れも一気に癒されます。
旬のものをいただくことで体も元気になりますよ〜〜!!
栗飯は10月末ごろまでですが、その後11月からは大窪寺の紅葉が始まります。
11月上旬には境内のイチョウの色づきやもみじのグラデーションが、11月中旬からはお寺全体の紅葉が楽しめます。
自粛続きでリフレッシュしたい今日この頃。
旬の美味しいものを目指して多和ドライブにお出かけしてみてはいかがでしょうか?
帰りは「大窪寺」で疫病退散祈願も忘れずに!
八十八庵
香川県さぬき市多和兼割93-1 【地図】
営業時間/8:00〜16:30(ラストオーダー)※新型コロナウイルス感染対策のため営業時間短縮中
定休日/無休
駐車場/あり
HP/http://www.yasobaan.jp/(外部サイトへ移動します)
TEL:0879-56-2160