香川県内各地で赤い彼岸花が見られるようになってきました。
8月下旬に咲き始めた「みろく自然公園」の彼岸花も
白・ピンク系・赤の3色が満開になりました。
「みろく自然公園」最新の彼岸花の様子をご紹介します。
※さぬき市では新型コロナウイルス感染拡大防止のため、9月30日まで「みろく自然公園」は利用自粛をお願いしています。
さぬき市大川町にある「みろく自然公園」は、みろく池を中心に遊具、イベント広場、アスレチック、キャンプ場、競技場が点在する広大な公園。
1年を通してさまざまな花や木を散歩しながら楽しめます。
・ひがんばなの丘
・こぶしともくれんの谷
9月19日頃の様子をご紹介します。

9月中旬に彼岸花を見るなら「ひがんばなの丘」へ。
1〜2月には白・紅梅が見頃を迎える場所で、丘を登りきったところにはアスレチックがあります。
藤棚の横から丘へと入っていくと…
丘いっぱいに満開の彼岸花!!
白・濃いピンク色入り混じって、なかなか圧巻です。
白い彼岸花はすべてが真っ白だと思って近づいてみると、実は少しずつ違うことがわかります。
うす黄色がかった花びらのもの、薄ピンク色の筋が入ったもの、オレンジ色の濃い筋が入ったもの。
いろんな種類があることを教えてくれます。
こちらは単体で見ると一気に鮮やかさを増す濃いピンク色の彼岸花。
白と並ぶとふんわりとした雰囲気に変わるのも面白いところです。
様々な色の彼岸花に囲まれる「ひがんばなの丘」の遊歩道は絵本のよう。
子どもの頃に出会いたかった景色です。
丘は南北に長く続いていて、運動不足解消のお散歩にもぴったり。
遊歩道のすぐ上にも下にも彼岸花が咲いているので、つい立ち止まって眺めてしまいます。
丘に登る階段の反対側斜面には赤い彼岸花を発見!
公園内では赤の彼岸花は比較的少なく、見つけると逆に貴重なものを発見したような気持ちに。
また、赤い彼岸花が見られるのは9月中旬ごろからで、黄色の彼岸花が見頃の頃には全くお目にかかれないもの。
ここで彼岸花を見るなら、時期をずらして2度訪れないともったいないなと毎年思います。

8月下旬に黄色い彼岸花が満開だった「こぶしともくれんの谷」。
こちらでは満開の白とピンク、そして少しだけ黄色い彼岸花を発見!
「ヒガンバナの丘」よりは少なめの数ですが、日陰が多い場所なので涼しく、
差し込む光に照らされた美しい姿の彼岸花を眺められる場所です。
8月末に満開だった品種とは違うのか、この時期に満開を迎える黄色い花も。
花びらが反り返らずラッパ状に花びらが咲くものを「ラッパ咲き」というそうですが、そのタイプなのかもしれません。
彼岸に咲き、人によっては悲しみにつながるイメージを持たれている彼岸花。
別名の「曼珠沙華」はサンスクリット語で「天界に咲く花」という意味で、『おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる』という仏教の経典から来ているそう。
美しい彼岸花たちを見つけたら、我慢と不安の多い生活もそろそろと終わり、良いことがやってくる!と祈りながら眺めてみたいものです。