2021年09月27日

香川のオンリーワン品種「香大農R-1」のワイン仕込みが今年もスタート!@大串

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9月27日(月)「さぬきワイナリー」にて

11月発売の新酒赤ワイン「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」の仕込みが行われました。

使用するブドウは香川県のみで栽培されているオリジナルのワイン用品種『香大農R-1』

野生ブドウとマスカットの良さを兼ね備えたこのブドウから今年はどんな新酒ができあがるのか?

「さぬきワイナリー」の竹中工場長や『香大農R-1』の産みの親である香川大学農学部の望岡教授に詳しくお聞きしてきました!




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9月27日(月)。

さぬき市の北端、目の前に小豆島を望む海際のワイナリー「さぬきワイナリー」へやってきました。

この日は気持ちの良い青空。



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風も涼しく、いつもより早めの秋が訪れたことを肌で感じられます。

ワイナリー前の桜の木も紅葉しかかっていました。

秋ですねえ…



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さて「さぬきワイナリー」では香川県で収穫されたぶどうを使用したワインを製造しており、毎年秋に3つの新酒が登場します。

この日は、新酒の1つである11月発売の赤ワイン「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」の仕込みが行われると聞いて、さっそく工場へ。

入り口前には黄色いコンテナがあふれています。


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コンテナの中には原料となるワイン用ブドウ『香大農R-1』がぎゅぎゅっと!!

大きめのデラウェアくらいの粒。

ですが皮の色はどっしり黒く、かなりの数が1房に実っています。



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『香大農R-1』は香川大学農学部が開発し、平成18年に種苗登録された県外持ち出し禁止のワイン用のブドウ!


生食用に甘いブドウを作ろうと「マスカットオブ・アレキサンドリア」と

沖縄の野生ぶどう「リュウキュウガネブ」を交配してみたところ、

とても甘いけれど小粒で種の割合が多いものができてしまった


…という経緯がありますが、

ポリフェノールが高い赤ワインができると、ワイン用として栽培することに。

年々香川での栽培量も増えています。



今年は「さぬきワイナリー」の圃場のほか、香川大学農学部附属農場、さぬき市内や高松市の農家さんから、合計7500kgもの『香大農R-1』が届きました。

まだまだ収穫しきれていないものも合わせると、今年の収量は10000kgになるそう!


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竹中工場長曰く、今年のブドウの出来は糖度も20度ほどまで上がって例年通りとのこと。

また、『香大農R-1』の生みの親である香川大学農学部の望岡教授は…


(香川大学農学部 望岡教授)

「今年は雨が多くて日当たりが悪くなったことが心配だったけれど、『香大農R-1』は大丈夫でしたね。

 もともと和製ブドウは日本の森の端に生えているもの。

 木漏れ日が差し込むような場所で生きているので、それほど日照時間には影響されないのかもしれません。」


なるほど!

これはまた1つ『香大農R-1』の良い特徴を発見〜!!


さらに、昨年から「さぬきワイナリー」の圃場では、徳島文理大学の梶山先生が行なっているLED照射実験も実施中。

今年は『香大農R-1』にも光を当ててみたところ、糖度が上がったそう!

より美味しいワインづくりへの未来へ一歩前進しました。



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さあ、『香大農R-1』の赤ワイン仕込みの始まりです。

まずは収穫したブドウをコンテナから徐梗破砕機に入れ、


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枝から粒を取り除きます。

機械でこれだけ綺麗に粒を取り除けることに、毎回感動…!


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枝から離されたブドウの粒は、皮と種ごと赤ワイン用の醸造タンクに送り込まれます。

ここで酵母を投入し、アルコール発酵が行われます。


そのあとの工程として、昨年から「さぬきワイナリー」では乳酸菌による『マロラクティック発酵』を行っており、ぐっと香り高い新酒が出来上がるようになりました。


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(さぬきワイナリー 竹中工場長)

「今年も昨年同様、『マロラクティック発酵』を行います。

 酸がやわらかくなり、口当たりがまろやかな「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」が出来上がると思います。

 1年寝かせるともっとまろやかになるんじゃないでしょうか?」


「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」は新酒だけど、1年置いて飲むとより美味しくなる、と昨年竹中工場長がおっしゃっていたのを思い出します。

これは今年も2本買わなくては〜〜!



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そのほかにも「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」の特徴といえばやはり…

・グラスに残るほどの濃い色合い

・ポリフェノールが通常のワイン用ぶどうの2〜3倍含まれている

・色が濃いのに、渋くなく飲みやすい!


『赤ワインは渋くて苦手!』という方や、美味しいけど健康に良いものを取りたいと思っている方にこそ飲んでもらいたい1本です。


今年の新酒赤ワイン「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」の発売は11月20日(土)!

720ml、2100円(税抜)、限定7000本の発売予定です。

お買い求めは、さぬきワイナリー物産センター、香川大学の学生生協、県内の主要酒店でどうぞ〜!



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ちなみに現在「さぬきワイナリー」隣の物産センターでは、

2018年、2019年、2020年ものの「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」が販売されています。

経年変化や年代別テイスティングを楽しみたい方は、ぜひこちらもゲットを〜!!





さぬきワイナリー さぬき市物産センター
住所/香川県さぬき市小田2671-13 【地図
見学時間/9:00〜17:00
定休日/火曜日(祝日の場合は営業)
駐車場/あり
HP/http://www.sanuki-wine.jp/
電話番号/087-895-1133
posted by sanuki-asobinin at 09:26| 香川 ☁| Comment(0) | グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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