なぜ秋になると焼き芋が恋しくなるのでしょう。
ホクホク黄金色の甘いお芋にバターを合わせると、甘さと塩気の無限ループに入ってしまいます。
今回の「さぬき市秋のスイーツ巡り」では、有塩バターをのっけた焼き芋のように後引く美味しさ
「孝子堂」の『さつまいもおはぎ』をご紹介!
昨年から登場したばかりの新しいおはぎですが
「今年はいつ出るの?」とリクエストも多かったそう。
おかわりしたくなる『さつまいもおはぎ』の秘密をご紹介します!
さぬき市長尾、長尾街道より一本北側を走る長尾寺の門前通り沿いに立つ「孝子堂」さんにやってきました。
戦前から続く老舗の和菓子店で、ふんわりと風に揺れる優しい暖簾が目印です。
店内には地元にちなんだ銘菓や季節の和菓子や生菓子が並びます。
昔ながらのレシピを守りつつも、3代目の谷口誠司さんが遊び心満載のお菓子を作られていて、たまにお店を覗いては新商品を見つける楽しみがあります。
今年は9月の彼岸明けから秋限定のおはぎが登場すると聞いて伺ってみました。
おおっ、店頭に見慣れぬ商品名が!!
これがその新作おはぎ?!
店内のショーケースを覗いてみると、レギュラーのおはぎコーナーの隣にありました〜〜!!
これが秋限定の『さつまいもおはぎ』!!
「孝子堂」さんといえば『おはぎ』のファンが多いことでも知られていますが、「季節限定のおはぎがあっても面白いよね」というところから考えられたのがこの商品。
試作を重ねて完成し、昨年秋から販売スタート。
最初は「え〜? お芋?」と反応が芳しくない時もありますが、一度食べた方から「あのおはぎがまた食べたい」というリクエストが入るようになったのだそう!
『さつまいもおはぎ』はもっちりとしたもち米をさつまいもの餡で包んだおはぎ。
黄金色の芋餡にはこんがりと焼き目がついていて、ホクホク・焼きたて感が〜!
今すぐパクッと食べたい〜〜!
芋餡にはシルクスイートという品種のさつまいもを使っています。
べたっとした蜜芋は芋餡には向かないため、ホクホク系のこちらを選択。
よくよく見るとさつまいもの皮も中に練りこまれています。
一度剥いた皮を細かく刻み、香りを出すために少しだけ一緒に入れて炊き上げるのだとか。
ほかにも芋餡には白あん、砂糖、卵、バターを少しだけ加えているそう。
材料だけ見るとスイートポテトとほぼ同じですが、洋風の味わいにならないようにバランスを整えています。
では、お楽しみの実食タイム!
いただきます〜〜〜!!!
う〜ん、お芋餡が白あんのようにしっとりやわらかい〜!
芋餡の中にはお芋のごろっとした食感が残っていることも食べて初めて発見!
あえてさつまいもを潰しきっていないことがわかります。
中のもち米も柔らかすぎず、お米のつぶつぶがしっかり残っていて噛むたび美味しさが広がります。
もち米には塩気もしっかり。
それが芋餡の甘さとのいい駆け引きになって、後引く味わいに〜!
これはもう一個食べたい!!おかわりー!!
焼き芋でもなく、スイートポテトでもない、ここだけのお味に仕上がっている『さつまいもおはぎ』。
秋限定ということですが、さつまいものある11月中旬ごろまでは店頭に並びます。
ぜひおはぎ好きの方やさつまいも好きの方にもプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
今後も『さつまいもおはぎ』に続く、季節限定のおはぎが登場するかも?
お楽しみにです〜!
次の新作はまさかのキャラもの?!
「今、こんなものも作ってるんです」
と、取材時にちらっと面白いものを見せていただきました!
カラフルなこのお菓子たち、実は上用饅頭。
「孝子堂」さんではオーダーを受けて、オリジナルのお饅頭を作ることもあるそうです。
これは近くの石田高校からオーダーを受けて、秋の文化祭で販売するお饅頭の試作ということですが…
石田高校のキャラ「稲穂くん」の再現率、凄い!!!
(写真:石田高校ののぼりに描かれている稲穂くん)
毎年「真清水市場」ののぼりで見る「稲穂くん」ですが、あの難しいキャラクターをここまでお菓子で表現できるなんてと感動しました!!
実物を見てみたい!という方は、今年の「石高祭」に足を運んでみてくださいね!
石田高校で育てている牛さん、豚さんも上用饅頭になりました。
「石高祭」で3頭(?)セットで販売される予定です〜!
「孝子堂」さんの最新情報はお店のInstagramでチェック! → https://www.instagram.com/koushi_dou/
和菓子 孝子堂
香川県さぬき市長尾東933 【地図】
営業時間/9:00〜19:00
定休日/月曜日(祝日の場合は火曜日)
TEL:0879-52-2157
Instagram → https://www.instagram.com/koushi_dou/
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