さぬき市大串半島にある、香川唯一のワイナリー「さぬきワイナリー」。
1988年に四国唯一のワイン工場として設立されましたが、
現在も香川県産のぶどうのみを使用してワインを製造しています。
中には香川でのみ栽培されているぶどうを使った、他県に誇れるオンリーワン・ワインも!
また、スパークリングからノンアルコールまで多彩なラインナップがあります。
年々進化する「さぬきワイン」を知って
あなたの好みの味を見つけてみませんか?
「さぬきワイナリー」は1988年に四国で初めてのワイナリーとしてさぬき市に設立。
工場の反対側はパノラマの瀬戸内海。
国内にあるワイナリーの中でもこのような立地は非常に珍しいのだとか。
工場内にはタンクが立ち並ぶ部屋や瓶詰め専用の部屋があり、団体や個人での工場見学も可能。
隣には直売所の「さぬき市物産センター」もあり、大串半島のドライブがてら立ち寄るのもオススメです。
さぬきワイナリーで作られるワインの特徴
「さぬきワイナリー」の特徴は、香川県内で作られたぶどうのみを使用してワインを製造しているということ。
県外海外からの品種を輸入してのワイン造りは行っておらず、その土地ならではの味わいを作り出しています。
毎年お盆ごろに香川県産デラウェアを使った白ワインの仕込みがあり、これがシーズンのスタート。
その後、ナイアガラ、甲州、ランブルスコ、マスカット・ベリーAなどの仕込みが9月末ごろまで続きます。
もう一つの特徴は、香川県でのみ栽培されている「香大農R-1」というワイン用ぶどうで作るオンリーワンワインがあること。
このぶどうはポリフェノール量が通常のワイン用ぶどうカベルネ・ソーヴィニヨンの2〜3倍含むもので、健康効果にも期待できます。
また、このぶどうならではの色合いの濃さ、渋みがなく飲みやすいという個性が国産ワイン好きの方からも注目を集めています。
香川県でのみ栽培される「香大農R-1」とは?
このぶどうは1999年、香川大学・香川県・さぬきワイナリーとの産官学連携で開発がスタートした品種。
香川大学農学部の望岡教授が「マスカット・オブ・アレキサンドリア」と野生ぶどう「リュウキュウガネブ」を掛け合わせて作ったものです。
瀬戸内海性気候にも対応できる新品種を作ろうと、野生ぶどうの「リュウキュウガネブ」を掛け合わせたところ、粒が小さく種が大きいものが完成。
そこで生食用ではなくワイン用ぶどうとして、広く香川県下でも栽培されるようになったのです。
「香大農R-1」開発について詳しくはこちら!
「香大農R-1」の圃場の様子はこちら!
「香大農R-1」の産みの親である香川大学農学部の望岡教授も毎年仕込み時と新酒瓶詰め時には学生さんを連れて見学に来られています。
現在も香川大学農学部の圃場では、多種多様なぶどうの研究と並行して「香大農R-1」の栽培が行われています。
さぬき市内では「さぬきワイナリー」の圃場のほか、普段から生食用ぶどうを作っている農家さんも「香大農R-1」を栽培されています。
「さぬきワイナリー」が製造するワインは多種多様!
お土産物店や県下の酒販店で見かける定番ワインや新酒ワインのほかに、「さぬきワイナリー」では様々なワインを製造しています。
すべてのラインナップが見たいかたは、ワイナリー隣の直売所「さぬき市物産センター」へ!!
定番ラインナップはこちら。
さぬきワイナリーが創業以来作り続ける香川県産デラウェアの白ワイン「瀬戸の百景」
マスカット・ベリーAで作る甘口のロゼワイン「瀬戸の曙」
同じくマスカット・ベリーAで作る赤ワイン「瀬戸の月光」。
毎年秋に登場する「さぬきワイン」の新酒は3種類。
毎年10月に、香川県産のマスカット・ベリーAで作られる「新酒赤ワイン」と
香川県産のデラウェアから作られる「新酒白ワイン」が解禁!
2021年の新酒赤・白ワインはこちら!
香川県オンリーワン品種「香大農R-1」から作られる新酒赤ワイン「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」は11月下旬に解禁!
「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」についてはこちら!
「さぬきワイナリー」の赤ワインのラインナップ、かなり多いです!
「香大農R-1」で仕込んだ新酒と熟成したものをブレンドした赤ワイン「さぬきREDワイン」
イタリア原産のランブルスコをフレンチオーク樽で熟成させた本格派赤ワイン「シャトー志度」はワイン好きに好評。
近年の新商品としては、
香川県産ナイアガラを使ったオレンジワイン「クシュデュ・ソレイユ」
フランス製ワイン樽でじっくり熟成させた香川県産マスカット・ベリーAの辛口の赤ワイン「樽熟赤」も。
また白ワインで牡蠣などのさぬき市の魚介類にもあわせたいのが「甲州」。
「さぬきワイナリー」の甲州は樽熟成やシュール・リー(澱の上で寝かす)といった方法をあえて行わずに仕込んでいるので、素直な味に仕上がっています。
スパークリングワインもいろいろあります!
「デラウェアスパークリングワイン」「マスカット・ベリーAスパークリングワイン」は乾杯シーンにぴったり!
詳しくはこちら!
ぶどう以外のワインもあるよ♪
香川県産のいちご「さぬきひめ」を使ったスパークリングワイン「美珀スパークリングワイン」
おなじく「さぬきひめ」を使ったノン・スパークリングの「さぬき姫の苺酒」は甘いお酒がお好みの方や乾杯ワインとして大人気!
詳しくはこちら!
香川県の観光地である「栗林公園」の梅を使って仕込む「プレミアム梅ワイン」もここで仕込んでいます。
さぬき市生まれの江戸時代の奇才 平賀源内のラベルですよ♪
詳しくはこちら
お酒が苦手な方にも「香大農R-1」を。ノンアルコールも充実!
香川オンリーワンの品種「香大農R-1」を使ったノンアルコール「さぬきREDノンアルコールワイン」。
アルコール度数「0」を大きくアピールするエチケット。
ノンアルコールでもワインらしい渋みを作ろうと、小豆島のオリーブの葉とさぬき市産桑の葉を使用。
ワインらしい味わいと「香大農R-1」らしい野生的な風合いを同時に楽しめます。
開発にも地元の大学やソムリエさんが関わり、かなり苦労されたようです。
詳しくはこちら!
こちらは「香大農R-1」をそのまま楽しめる「さぬきRED R-1ぶどう100%ジュース」。
特別な品種の味わいをストレートでいただけます。
これらのラインナップは、ワイナリー隣の「さぬき市物産センター」で販売中!
一部試飲もできますので、車を運転しない方はぜひ足を運んでお気に入りを見つけてみてくださいね。
あそたつスタッフも一押し、「物産センター」のアレ!
1年間で何度も「さぬきワイナリー」に足を運ぶ我々がここに来たら外せないものが2つ。
まずは「ワインソフト」!
ワイナリーのワインとぶどうジュースを使ったソフトクリーム!
上品な赤ワインの香りをしっかり楽しめますが、アルコール度数は0.1%未満。
なのでお酒が飲めないかたでも食べられます。
もう一つは「さぬき市物産センター」の奥にあるこちら!
大串半島にある「さぬき市野外音楽広場テアトロン」でSPITZがライブを行った際のバックステージボードが展示されています!
こちらもぜひ間近でチェックを!
「さぬきワイナリー」と一緒に楽しみたい大串半島のオススメスポット
「さぬきワイナリー」のある大串半島は瀬戸内海沿岸に広がる瀬戸内海国立公園の一つ。
春はドライブ・サイクリング・キャンプ、そしてピクニックにオススメのスポット!
中でも一番多くの人が訪れるのが、最高の景色を眺められる芝生広場。
半島の一番高台にあり、 空が360度広がって気持ちがいい場所。
お手洗いや自動販売機もあるので長時間過ごすのにも最適です。
また、芝生広場の下にはギリシャ建築をモチーフにした「さぬき市野外音楽広場テアトロン」が。
スターダスト レビュー、小田和正、ももいろクローバーZなど、多くのアーティストがコンサートを行い、楽屋通路にはサインも残してくれています。
徒歩ならば自由に中に入って見学・散策することができます!
テアトロンの夕景は最高ですよ♪
大串自然公園の見どころはこちら!
お祝いの時や誰かへの贈り物、乾杯シーンはもちろん、日常の食卓にも合わせやすい味わいの「さぬきワイン」。
ドライブがてら「さぬきワイナリー」へ立ち寄って、お好みのワインを見つけてみてくださいね♪