まだ見ぬ紅葉に会いたい!
「愉快な前山・多和紅葉ドライブ登山」シリーズ第3弾!
誰もが気になる「昼寝城」に登ってみました〜!!
さぬき市前山にかつて築かれていたという「昼寝城」。
『昼寝のさくら』というお菓子や緞帳が地元に残されていることから、ここからの眺めは最高だったよう。
では紅葉の眺めも最高ではないか!?
そんな期待を胸に登ってみました〜!が、
攻めにくい城は登りにくい。
そんな教訓をしっかり教えてくれた「昼寝城」の様子をご紹介!
(写真:さぬき市地域おこし協力隊 折原さん)
(写真:「アロマテラピー丸理」の広瀬さん)
愉快な前山・多和紅葉ドライブ登山シリーズもこれで3回目となりました。
さぬき市の穴場の紅葉スポットをみつけよう!と11月中旬に行った「前山・多和 紅葉ドライブ」。
動画でさぬき市をPRする「さぬき市地域おこし協力隊」の折原拓人さん、
里山大好き、さぬき市神前「アロマテラピー丸理」の広瀬麻倫子さんとという愉快なメンバーとともにいろんな発見をしてまいりました!
前山・多和の山の地理がわからない我々が指標にしたのはこちら!
「道の駅ながお」向かいにある「おへんろ交流サロン」で配布している「前山地区散策マップ」。
地元の人がオススメする見どころやお買い物スポットが掲載されていて、これさえあれば前山・多和・女体山ドライブは完璧!
今回目指すのは、昼寝しちゃうほど魅力的な場所?!
さぬき市前山の「昼寝城」!!!
まずは車で「おへんろ交流サロン」から「大窪寺」に向かう県道3号を道なりに。
しばらく進んでいくと左手に「昼寝城入り口」「観光案内板」が発見できます。
ムムッ、「昼寝城入り口」ですとーーー!
この側道へ入り、昼寝城入り口に向かいます!!
道路はちゃんと舗装されていて、車でも走りやすいですよ〜。
民家もありますが、猿もいますのでお気をつけて〜!

途中で大イチョウの紅葉が美しい「多和神社」を通り過ぎ、
大きな看板が立つ箇所に到着!!
ここがもしやもしやの…
「昼寝城」への登山道入り口!!
案内看板には昼寝城の歴史が書かれています。
さぬき市の大元である「寒川郡」をまとめていた寒川氏が、この昼寝城を本城にしていたとのこと。
鎌倉時代、室町時代にさぬき市でも合戦が繰り広げられた様子がわかる城跡であり、お城は戦国期の終わり頃までこの場所にあったそう。
陶磁器や金属製品、玉石なども出土しており、城としてはシンプルですが防御の構造に合理性のあるよくできたお城だったとか。
攻めにくいからこそ、昼寝ができるほど安心な城ということかと納得。
ん? まてよ。
攻めにくいということは登りにくいのかしら?と登山道を覗いてみると…
うん、上級者向けの道です。泣
里山登山もさほどしたことがない自分にとって、道幅が見分けられず整備されていない山道は上級者向けと判断。
実は10月にも一度のこの場所に訪れましたが、軽装備のため断念していました。
さぬき市地域おこし協力隊の折原さんはクロックスで登り、序盤で滑り落ちそうになったとか。
ここは軽い気持ちで登るのは禁物です。
2回目の今回は「本題は矢筈山だけど、昼寝城も様子見で行けるところまで行ってみよう!」とレッツ登山!
広瀬さんは登山用のトレッキングシューズ。
私はランニングシューズで登り始めます。
木漏れ日が降り注ぎ、その向こうには紅葉した山々がちらちらと見えます。
足元は枯葉が積み重なり、小さな石や枯れ枝も多く、滑りやすかったです。
雨上がりだとかなり危険かも。
むむむっ!!
道がなーーーい!!!
ロープや舗装された階段なども一切ありません。
ふと横を見るとツルや枯葉ばかりの斜面。
落ちても体が引っかかりそうにもないつるんつるん状態。
これは落ちたくない…
あっ! 何か書いてある〜〜!
まもなく頂上?!と思ったら「昼寝城入り口」とのこと。
まだ入り口まで来てないんか〜い!と心の中でツッコミつつ、歩みを進めます。
「地図ではお城まで結構近そうに見えたんだけど〜」
と奥へ奥へと進んでいきますが、できれば戻りたい気持ちMAXの足元です。
と、山の斜面が石が露出した大地に変わってきました。
これは城跡っぽい!!
足元も踏ん張れるほどの強度に変わってきて少し安心。
相変わらず紅葉の景色は並木の向こう。
てっぺんまでいけばとっても綺麗な山並みが見えるのだろうなあ…
と思ったところで、さすがにこの装備では歩くのが危ないし戻るのも危険と判断し、昼寝城登頂を諦めて引き返すことに。
もう少し、様子見するくらい、と思いながら歩みを進めましたが、お城までは思った以上の距離がありました。
登山された方のブログなどを読むと15分くらいで到着するそうですが、我々は装備が軽いこともあり30分以上かかりました。
帰り道の方がもちろん滑りやすく、里山歩きに慣れている広瀬さんが足元の枯葉を散らしながら道を作ってくれたので無事帰還。
途中滑りそうなところは無理せず体育座りで進むのもアリですよ〜!
「昼寝城」登山にチャレンジする方はしっかりとした登山装備(トレッキングシューズに動きやすく軽い服装)で登るのがおすすめです。
危険と感じたら引き返しましょう。
これにて今回の「昼寝城」登山は終了!
またお天気が良い時に完全装備でリベンジします!
昼寝城を後にして車を走らせた先で、昼寝城から見たかった景色を見られました。
山並みが染まる美しい紅葉。
昼寝城のてっぺんで昼寝しながら見たかったなあ〜。
登頂を諦めたのは、この後矢筈山の登山も控えているから。
さあ、最高の紅葉の景色を求めて矢筈山へレッツゴ〜〜!!
(まだ続きます)
