こんにちは!学生ライターのあやです^^
今回はさぬき市志度で行われた「源内ランタンを使った撮影会」の風景をお届けします〜〜!
日暮れが早くなり、寂しい季節になってきましたが、まちに灯るランタンが心を温めてくれます。
大学生から地域の大人まで、十人十色が動き考えたランタンのある風景。
心がほっとするような写真をご紹介します!
今回は「源内ランタンを使った撮影会」に参加してきました!
「源内ランタン」とは、志度出身の平賀源内が秋田を訪問した時に遊んだという「紙風船(ランタン)」をモチーフにした灯りのことです。
さぬき市でも2017年には秋田の「紙風船」と同様の仕組みで「ランタン」を作り、空に揚げるイベントにチャレンジ。
その後、形はそのままに火をつかわず持ち運びができるミニサイズに改良!
2019年には志度・源内通りで行われた「さぬきワイン新酒まつり」でまちなかにランタンを飾る試みが行われました。
そして今年、12月4日と5日の2日間で「源内ランタン」を使った撮影会が志度のまちで行われると聞き、私も参加してきました!
今回の企画は先日ブログでもご紹介した「さぬき市地域づくり懇談会」での試み。
メンバーそれぞれが自作したランタンを「志度を楽しむ裏マップ」上の好きな場所で撮影していきます。
詳しくはこちらから→志度のまちを照らす「源内ランタン」を作ってみました!@志度
この日は「さぬき市地域づくり懇談会」のメンバー12名が2班に分かれて撮影する予定。
15時にさぬき市役所付属棟に集合し、まずは事前に作成したランタンを組み立てます。
ゴム板の上にライトを乗せ、その上から組み立てたランタンを乗せれば完成です。
ランタンの模様は、浮世絵柄の昔の広告チラシである「引札」から、各自が思い思いに描いた絵まで、どれも個性が光っています。
前日の活動班は風でランタンが飛びやすかったそうで、この日はゴム板に穴を空けて固定できるようにしておくなど、準備も万端。
車に搬入して、班のメンバーの記念撮影。
いってきま〜す!
さぬき市役所を出発し、まず向かった先は平賀源内旧邸より少し西にある「用心堀と石灯籠」!
マップには、スタートしてすぐの位置にあります。
かつて、このあたりには高松藩松平家の年貢米を収納する米蔵があり、用心のために建てられたものです。
実はこの史跡、平賀家と関わりのあるもの。
源内さんの曾祖父の時代から、代々ここのお蔵番をしていたそうです。
ここでは、15時半ごろに撮影をし始めたので、まだまだ明るい(笑)
ランタンの光は残念ながら全く伝わってきませんが、明るい時間だと絵柄がはっきりと見ることができます。
これはこれでランタンの模様が活かされています。
最初は用心堀を囲むように、並べていましたが、一通り撮影し終えると、石段を活かした立体感を出した並べ方でも撮影してみました。
皆さん思い思いの撮り方をされていましたが、中には撮影している様子を撮っている方も。
いろんな撮影の仕方で楽しまれていました。
ここでの私のお気に入りの一枚はこちら。
こちらは下からのアングルで撮ることで、灯籠を強調してみました!
用心堀と石灯籠を後にし、源内通りを歩いていきます。
続いては平賀家旧邸の東隣にある「源内像」!
こちらでも段差を活かした置き方をしたり、高さを出すために大きめの箱や椅子を使用したり、立体感を演出しました。
石灯籠同様、源内像の高さがあるため、画角に収めるようとすると、やはり下からのアングルになってしまいます。
私の感性はどれも似たような感じになっちゃってます(笑)
また、源内像までの道を活かした並べ方にも挑戦。
こちらではこんな撮り方はもちろんのこと。
1つにフォーカスを当てて、ポートレートで撮ってみたりしました。
お次に向かったのは、「元屋醤油」!
趣がある建物はどこを切り取っても、情緒ある風景になります。
ランタンの位置を調整しながら、それぞれベストスポットを探します。
ちなみにここでは、お気に入りを2枚紹介します。
1枚目はこちら。
たまたま通りかかった方々の後ろ姿が、何気ない日常をランタンがそっと照らしているような風景で、ほっとするような一枚に。
こだわりポイントは、自転車の躍動感。
元気な少年のたち漕ぎ姿が、写真に動きを出していて、
「日が沈んできたから、急いで帰ってるのかな」「友達と遊んだ帰り道かな」といったように想像も膨らみませんか?(笑)
2枚目はこちら。
撮影風景を撮影した一枚。ここでは人とランタンの組み合わせで撮影している写真が多く、表情のある作品が出来上がりました。
私は、2つの視点が垣間見えるこの写真がなんとなくお気に入りで、あっちから撮った写真はどんな感じかな〜、と気になります。
最後に向かったのは、さぬき市役所の北側にある志度湾の堤防沿い。
ここでは、2班が合流し、夕暮れ前から、完全に日が暮れるまで撮影していたので、いろんな色の写真を撮ることができました。
シンプルにランタンと海。
ドローンを使って上空から撮影してみたり、
ランタンとさぬき市役所の建物を撮ってみたり、
皆さん、それぞれの視点から撮影を楽しんでいました。
また、プロのカメラマンの方のアドバイスもいただきながら、試行錯誤を繰り返す姿も印象的でした。
私もアドバイスを参考にさせていただきながら、明るさを調整したり、写真の中心をどこに持っていくか意識して撮ってみました。
調整前。
調整後。(暗くして、ランタンの灯りをメインに)
少しテクニックを知るだけで写真の印象も全く違います。
改めて写真って奥が深い〜〜
完全に暗くなると、寒さでそろそろ足先が限界を迎えていましたが、ランタンを見ると、どこかほっとする灯りで心に染みてきます。
別の班がランタンを持って撮影した写真も、温かい写真に仕上がっています。
色が与える印象は絶大ですね。
海岸で撮影した写真は、角度や明るさによっても見せる顔が異なってくるので、お気に入りを見つけるのも迷います...
その中でも、ランタンとレンズ付きフィルムカメラ「写ルンです」をスマホで撮る姿を撮影したこちら。
2つの視点を楽しめつつ、写ルンですのエモさが醸し出される一枚に。
もう1枚はこちら。
ランタンの遠近感と、日が沈み切る手前の空の絶妙なグラデーションが私好み。
程よい暗さで、ランタンの淡い灯りから切なさが演出されているなと。
一通り撮影を終えて、最後は片付け。
ランタンの灯りがなくなると、心なしか場が寒々としてきたような…
今回の撮影会で、何気ない日常も切り取り方次第で印象が全く変わるということや、
ランタンの灯りは人の心も穏やかにしてくれるなと感じました。
皆さんも自分だけの視点で、ランタンと一緒に日々の風景を切り取ってみませんか?
志度を楽しむ裏マップ
配布箇所/さぬき市観光協会、JR志度駅、平賀源内記念館、焙煎元和樂、金川食料品店、志度寺、日本ドルフィンセンター、まち宿AETE、R-Villa讃岐津田、カフェゆるりと。ほか
ダウンロードサイトはこちら(志度まちぶら探検隊のホームページに飛びます)
志度まちぶら探検隊
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