今日は四国・香川で唯一の役者を目指して日々邁進されている
さぬき市出身の長町夏希さんをご紹介!
とある地域の活動に参加したことをきっかけに、地元の活性化にも興味を持たれ
今後はさぬき市のことを大切に発信していきたいとのこと。
そんな彼女しか表現できない芝居での世界や、今後の展望をお聞きしました!
長町夏希さんはさぬき市長尾出身の役者・モデルさん。
現在も香川県さぬき市に住みながら活動しています。
取材させていただくのに「思い入れのある場所にしましょう!」とお願いしたら、亀鶴公園で待ち合わせをすることに。
長尾生まれの長町さんにとって、ここは昔から馴染みがある場所。
冬の桜並木を歩きながらお話をお聞きしました。
長町さんが役者への扉を開いたのは小学校の頃。
学習発表会で劇を作って地元の人の前で発表する機会があり、その頃から誰かに観てもらうことがとても好きだったのだそう。
中学校以降は人見知りだったので、向かいの知人は今の長町さんを知ると驚くくらいなのだとか。
しかしお芝居を本格的に始めたのはつい最近。
ずっと好きだった役者をやってみよう!と決心し、2016年に仕事を辞めて、ほぼ芝居未経験の状態で活動をスタート。
芝居のワークショップに参加しながら、次第に出演の機会を得られるように。
「さぬき映画祭」の地元作品や地元劇団の作品にゲストアクターとして出演するほか、現在では各地でのイベントの司会を担当することも増えてきました。
また2019年からは写真展のモデルとして参加したことをきっかけに、モデルとしても活動を始められています。
さて、お芝居といえば劇団によって雰囲気や演技スタイルの特徴がありますが、フリーの役者として演じる長町さんのスタイルは「メソッド演技法」と呼ばれるもの。
その特徴は、演じる人物の気持ち・境遇・出来事を突き詰めて同じ道を辿るように演じること。
なりきる、とは違うものだと長町さんは仰っていました。
(長町夏希さん)
「昨年は劇団マグダレーナさんの菊池寛シアターで『屋上の狂人』に出演させていただきました。
知的障害の役を演じましたが、作品のイメージを活かすことができたと思います。
終わった後に『感動しました!』と言ってくださる方もいて嬉しかったですね。
これからも観てくれる人の記憶に残る役者になりたいと思います。」
舞台の上では表情がガラッと変わる、と長町さん。
次回はぜひ劇場で違う表情を拝見したいと思いました。

そんな長町さんが地元のことに興味を持ち始めたのは2、3年前。
東かがわ市の地域活性チーム「東かがわ市わくわく課」に参加しはじめたことがきっかけでした。
地元イベントの司会を数々担当することも。
そこで感じたのが「自分の地元さぬき市を応援しなくては」という使命感。
(長町夏希さん)
「香川出身ですし、自分はこの場所が好きで地元で活動をしています。
地元のさぬき市にが美味しいものや人に伝えたい自然の風景があって、不満なく過ごしていて…
そんな地元のことを自分は全然知らないんだなって、東かがわでの活動を通じて気づいたんです。
今後はSNSを通じてさぬき市のことをどんどん発信していく予定ですし、地元を大切に活動して行けたらと思っています。
さぬき市の企業さんともコラボなどができたらいいなと思っていますので、気軽にお声がけください!」

もうひとつ、長町さんが目指しているのは「大人の発達障害の方の救いの場を作ること」。
長町さんはSNSや活動を通しても、ご自身が発達障害であることを公表されています。
(長町夏希さん)
「私自身が発達障害であると気付いたのは、つい最近。大人になってからなんです。
それまでずっと『何で私は他の人と同じようにできないのだろう?』と悩んでいました。
仕事ではミスをしない日はないし、そのおかげで社内の印象も良くなくて、自分自身悪いループに入っていました。
そんな時、母の助言を受けて仕事を辞めて役者として活動することにしたんです。
役者活動を通して発達障害であることを公表することで、大人の発達障害があることを知って欲しいですし、同じ環境の方の味方になりたいと思っています。」
長町さんだから作れるもの・長町さんにしか出来ないことがたくさんあるのではないかと感じたインタビュー。
今後も彼女の活動を応援していきたいと思いました。
皆さんも今後の活動・活躍にご期待ください!
長町夏希さんの活動についてはこちらをチェック!
↓
Twitter https://twitter.com/h_na2ki