雪が残るさぬき市の南部・多和地区に行ってきました。
大窪寺門前のうどん店「八十八庵」さんでは
ひな祭りの頃まで恒例のお雛飾りを楽しむことができます。
昭和30年代・50年代からここで飾り続けられている立派なひな壇や吊るし雛を拝見してきました。
大窪寺の雪景色もチラリとお見せします♪
寒波到来が続く中、香川県でも山間部では雪景色を見ることが出来ました。
さぬき市南部の多和地区でも毎年2月になると雪が降りますが、今年2月17日にはかなりの雪が積もりました。
その翌日に大窪寺を訪れてみると、門前にもうっすらと雪が。
山門や境内はいつもと違う表情に。
手水の竜もこの通り。
しん、とした冷たい空気が参拝する者の心をより一層引き締めてくれます。
門前にあるうどん店「八十八庵」さんの駐車場もこの通り。
だれも足を踏み入れていない場所は雪遊びができるほどに積もっていました。
この頃から「八十八庵」さんでは春を迎える準備がスタート。
毎年恒例の雛飾りの展示が始まっています。
「八十八庵」では10年ほど前から3月3日桃の節句にあわせてお雛様や吊るし雛を展示していて、訪れた方が自由に見て楽しむことができます。
昭和30年代と50年代のお雛様があり、いずれも長く受け継がれてきたもの。
奥の座敷へと進んでいくと…
立派なひな壇がありました!
むかって左手に昭和50年代のお雛様、
右手に昭和30年代のお雛様と人形などが飾られています。
まずは昭和30年代のお雛様を拝見。
平屋式の御殿で過ごす内裏雛が。
髪型や飾りが現代のものと違っているのがよくわかります。
結婚式を表現しているといわれるお雛様。
こういったお祝いの席の道具もしっかりと作り込まれていて、じっくり見ているとあっという間に時間が経ってしまいます。
さまざまな内裏雛が楽しめるのもこちらの面白いところ。
展示しているお座敷に上がって近くで眺めることができますので、細部まで楽しんでみましょう♪
作品には触れないようにご注意ください。
そして立派な段が組まれているのが昭和50年代のお雛様。
結婚式を盛り上げる五人囃子や身の回りを世話する官女たち。
お道具も豪華絢爛。
祝福の様子や豊かな将来を祈る気持ちがわかります。
とても小さな人形たちですが表情や着物の柄まで1つずつ違っていることに感動します。
こちらもお道具は細部まで再現されていて驚きます。
お茶の道具だけでもこの細かさ!
また「吊るし雛」もいろんなものが飾られていました。
吊るし雛は江戸時代に始まったもので、裕福ではない家庭でもお雛様を飾りたいという気持ちから、近所のみんなで雛飾りを手作りして吊るしたのが始まり。
犬・猪・羽子板・鶏などの人形の1つ1つに「健やかに育ちますように」「食べ物に困りませんように」と言った意味や、贈ったひとの思いが込められています。
雛飾りは「子どもたちが健康で幸せに生きていけますように」という家族や周囲の人たちの強い思いの表れ。
こちらで雛人形をゆっくりと眺めつつ、これから巣立つ家族や離れて暮らす家族を思ってみてはいかがでしょうか?
「八十八庵」の雛飾りはひな祭り頃まで展示されています。
そして雛人形を見に「八十八庵」さんに足を運んだら、体の芯まで温まる名物の「打ち込みうどん」をどうぞ〜!
詳しくはこちら→ とろ〜り濃厚な「豆乳打ち込みうどん」新登場!@多和
味噌で根菜や豚肉を煮込んだスタンダードなパターンが一番人気ですが、お子さんも大好きなカレー味、栄養たっぷり&黒胡椒でちょっぴり洋風な豆乳バージョンもあります。
一年で一番寒い時期に心から温まる時間をお過ごしてください♪
八十八庵
香川県さぬき市多和兼割93-1 【地図】
営業時間/8:00〜16:30(ラストオーダー16:00)※新型コロナウイルス感染対策のため営業時間短縮中
定休日/無休
駐車場/あり
HP/http://www.yasobaan.jp/(外部サイトへ移動します)
TEL:0879-56-2160