桜が終わっても季節の花を楽しみた〜い!シリーズ第2弾!!
第1弾として「みろく自然公園」のハンカチノキをご紹介しましたが
今回は四国霊場八十八番札所「大窪寺」の『御衣黄桜』をご紹介します。
4月19日現在、満開の状態でした♪
なかなか見ることのできない、珍しい黄色い桜の花。
境内の新緑モミジといっしょに楽しんでみませんか?
ドライブが気持ちいい季節がやってきました。
さぬき市のおすすめドライブルートとしては大串半島もありますが、新緑の山々が綺麗なこの時期は南部山間の多和地区を走るのもおすすめ。
いつもは長尾・前山エリアから道の駅ながお経由で向かいますが、この日はルートを変えて高松市塩江経由で多和へ。
塩江から徳島に入る〜と思いきや三木町に入り、その後一瞬徳島県に!
大窪寺に行く道へ曲がった途端、すぐさま三木町に入り、やっとこささぬき市…といった面白い越境体験ができます。笑
さぬき市に入った途端、懐かしめの観光看板と牡丹桜がお出迎えしてくれました。
山際の藤の花や遅めの枝垂れ桜も満開でなかなか楽しいドライブルートでした。
このまま377号を走り、旧多和小学校(天体望遠鏡博物館・産直結願の里)経由で大窪寺へ向かいます。
そして大窪寺に到着〜〜!
平日でしたが、春はお遍路の季節。
結願のお遍路さんをちらほら見かけました。
コロナ禍前は大型バスが何台も連なるのがこの時期の恒例。
まだその風景が戻っていないのが寂しいところ…
しかし「大窪寺」は毎年変わらぬ美しさで迎えてくれます。
桜の季節が終わると途端に新緑が色濃くなり、山門前のモミジの存在感が出てきます。
緑のモミジが美しいと思ったのは大窪寺が初めてでした。
見上げながら境内へと石段を登っていくと、この時期のもう一つの見どころが!
本堂横に1本だけある『御衣黄(ぎょいこう)』という桜です!
ソメイヨシノやしだれ桜が終わった後の4月中旬ごろに開花する桜で、ちょうど4月19日ごろ訪れると満開でした。
面白いのは花の色。
開花したばかりは緑色。
徐々に黄色に変化し、最終的には花びらの中心が赤く染まります。
名前の「御衣」は貴族の着物のことを意味しますが、緑色の花びらが平安時代の貴族の衣服の萌黄色に近いことからその名が付けられたそう。
初めて見ると「これが桜?」と驚きますが、葉の形は桜と似ていて、花びらの形もしだれ桜などによく似ています。
そしてもう一つ、本堂前の境内に登る石段横にも似たような桜が。
こちらはおそらく「鬱金桜(うこんざくら)」という種類。
数百種ある桜のうちで唯一黄色い花を咲かせるものですが、盛りを過ぎると赤みを帯びます。
淡い上品な色合いが太陽の光に当たると暖かいピンク色に。
すでに終わりかけなのか、ほとんどが赤みを帯びた花でした。
大窪寺の境内で珍しい2種類の桜を眺められるのは今だけ。
ぜひお早めに足を運んでみてくださいね。
なお、近くの「産直 結願の里」の裏にもこの2種類の桜が1本にまとまった珍しい木がありますので、そちらも覗いてみてはいかがでしょうか?
詳しくはこちら→ 1本の木に2種類の桜?!@多和
2本の桜を見下ろす大イチョウも新緑の季節。
小さいイチョウの葉もとても可愛いのでお見逃しなく!
(昨年の様子)
大師堂前の藤や牡丹もまもなく見頃になりますよ〜!
参拝が終わったら門前の「八十八庵」さんで冷たいソフトクリームを。
抹茶ミックスやバニラチョコなどいろんな種類がありますが、個人的にはバニラが濃厚で美味しくってお気に入り。
「八十八庵」さんではうどんやおやつを食べつつ、山門前の新緑を眺められておすすめですよ♪
まもなく「八十八庵」さんの裏山のシャクナゲも満開になります。
※お花を見にシャクナゲ園に入る場合はお店で無料の入園券をもらって入りましょう。
4月下旬〜ゴールデンウィークにかけては大窪寺周辺で季節の花がいろいろ楽しめます。
ぜひお休みの日は多和へ、レッツゴ〜!!